第11話「reckless」
レース最終日
━ez-132船内・キャビン━
カチャカチャ
ξ゚听)ξ「………」
ボーっとモニターを見ながら作業を続けるツン
ξ゚听)ξ「………」
『……ン!』
ξ゚听)ξ「誤差修正はこれでOKね次は………」
カチャカチャカチャカチャ
『ツン!!』
ξ゚听)ξ「!」
(;^ω^)『聞いてるお?』
ξ゚听)ξ『ごめん。聞いてなかったわ。何?』
(;^ω^)『5番ノズルの換装終わったお。帰投するお』
ξ゚听)ξ『了解よ』
ピピピッ
ξ゚听)ξ『?』
カチッ
ξ゚听)ξ『クー?どうかした?』
川 ゚ -゚)『どうもこうもないぞ』
川 ゚ -゚)『3番制御室のロックが外されて無い』
ξ゚听)ξ『あ、あら・・ごめんなさい。今開けるわ』
ピピーッ
プシュー
川 ゚ -゚)『ツン』
ξ゚听)ξ『?』
川 ゚ -゚)『火星出てから・・・・ずっとぼーっと・・・』
ξ゚听)ξ『………』
川 ゚ -゚)『何かあったな?』
ξ゚听)ξ『…』
ξ゚听)ξ『べ、別になにも。失礼するわ』
プツン
川 ゚ -゚)oO(………)
プシュー
川 ゚ -゚)『なんだありゃ?』
ξ゚听)ξ『ん?』
川 ゚ -゚)『メタトロンだ。にしちゃあずいぶん位置が浅い。ちょっと見てくる』
ξ゚听)ξ『気をつけて』
川 ゚ -゚)『・・・オービタルフレーム!?』
ドーン
川 ゚ -゚)『LEVをやられた!バフラムの連中だ!』
ξ゚听)ξ『バフラムって火星の!?ブーン!』
オービタルフレームに乗り込むブーン。
AI『おはようございます。戦闘行動を開始します。』
川 ゚ -゚)『動けえええええ!』
BOON
Zone of the Enders
━月面・宇宙連合軍軍港・特設会場━
特設会場中央の巨大なメインスクリーンに、一機の宇宙船船が映される
『みなんさ!1位の船が見えてまいりました!!』
『たった今確認たところ……』
『1位は……』
『ez-36!ez-36号機です!』
メインスクリーンに船内の様子が映し出される
(^Д^) ('A`) ノソ‘∀‘) |゜ノ ^∀^) (・∀ ・)
会場からどっと歓声が沸き起こる
━ez-36船内━
('A`)「おいおい…」
('A`)「終わってみりゃ俺らぶっちぎり1位じゃねーか」
(^Д^)「カカカッ!ほんとだなぁww」
ノソ‘∀‘)「ほら、皆さん手振ってますよ」
|゜ノ ^∀^)ノシ「きゃー♪」
('A`)「………」
('A`)ノシ
m9(^Д^)プギャーッ
('A`)「な、なんだよ……」
マイクのスイッチを入れるまたんき
(・∀ ・)『えー、どうも。』
(・∀ ・)『キャプテンのまたんきです』
('A`)(^Д^)!?
(;^Д^)「またんき!てめーいつからキャプテnもがもが」
プギャーの口を押さえるまたんき
(・∀ ・)『はは、こいつはどうも落ち着きが無くて……』
('A`)「………」
内藤達、大丈夫かなぁ……
・
・
・
・
・
━月まで2000km・ez-132船内・キャビン━
ミ;゚Д゚彡「…」
(;´_ゝ`)「……」
ξ゚听)ξ「………」
(;^ω^)「……………」
モニターに映るドクオらをじいっと見つめる内藤達
川 ゚ -゚)「…まずいな」
川 ゚ -゚)「もう3隻がゴールした。残りの枠7」
川 ゚ -゚)「私達の現在順位は37位」
ミ;゚Д゚彡「じょっ…」
(;^ω^)「冗談じゃないお!!」
(;´_ゝ`)「……今の状態ですでにフルスロットル」
(;´_ゝ`)「全部同じ性能の船なんだ・・・追い抜ける可能性は…」
ξ゚听)ξ「…」
ビーッ!ビーッ!
レッドランプが点灯し、警報が鳴る
(;^ω^)ミ;゚Д゚彡(;´_ゝ`)川 ゚ -゚)「!!?」
ミ;゚Д゚彡「な、なんだ?」
ξ゚听)ξ「…」
シートに座り、確認作業を始めるツン
ξ゚听)ξ「フレア(太陽面爆発衝撃波)のアラートよ。太陽観測所からここら中に警報が出てるわ」
川 ゚ -゚)「フレア?」
クーはおもむろに管制塔と連絡を取ろうとする
カチッ
川 ゚ -゚)『こちらez-132、聞こえるか?』
『・・聞こえるぞ…ザー…kちら…制塔だ…ザー…』
川 ゚ -゚)「……」
カチッ
川 ゚ -゚)「この電磁乱、本当のようだ。」
(;^ω^)「このピンチに太陽風かお!」
(;´_ゝ`)「まさに泣きっ面に蜂、だな」
ミ;゚Д゚彡「万事休すってか…」
川 ゚ -゚)「…?」
川 ゚ -゚)「おかしいな…なぜこの船は動いてる?」
ミ;゚Д゚彡「あ?」
(;´_ゝ`)「?」
(;^ω^)「!」
ξ゚听)ξ「普通、このぐらいの規模のフレアだと、太陽観測所のアラートより早く船が機能停止するわ」
川 ゚ -゚)「フサギコ!この船の現在位置は?」
ミ;゚Д゚彡「あ?なんだ?」
川 ゚ -゚)「早く教えろ!」
ミ;゚Д゚彡「け、ケプラー・クレーター近くの月面裏…」
川 ゚ -゚)「月面裏…!なるほど、だからフレアを!」
(;´_ゝ`)「なんだなんだ?」
川 ゚ -゚)「進路変更だ。第三軌道に入って他の船を抜いく」
ミ;゚Д゚彡「おいおい、あっちの軌道は一番混んでるぜ?」
川 ゚ -゚)「いいから早くしろ!」
(;^ω^)「早くするお!!」
ξ゚听)ξ「早く」
ミ;゚Д゚彡(;´_ゝ`)「???」
ミ;゚Д゚彡「わ、わーったよ!」
川 ゚ -゚)「全員持ち場に着け!」
シートに飛び乗り、操縦桿を握るフサギコ。
副操縦席に座るクー
急いで動力炉に駆け込む兄者
オペレータールームに入るツン
シートに飛び乗ってシートベルトを締める内藤
(;^ω^)「………」
ミ,,゚Д゚彡『急速旋回、10番11番、15番ノズル噴射!』
ゆっくりと方向を変えていくez-132
ξ゚听)ξ『適正ルートに障害物…多数の宇宙船確認』
川゚ -゚)「船の間をくぐって行くぞ。」
ミ,,゚Д゚彡「よくわかんねーがまかせとけ!!」
勢い良く宇宙船の群れへと突っ込んで行くez-132号機
川 ゚ -゚)「予想どうりだ、他の船は皆止まってる」
(;´_ゝ`)『なるほど・・フレアで他の船はやられたが、俺らは月の裏側にいたから影響を受けなかった…』
(;´_ゝ`)『こういうアクシデントの後のリスタート(再起動)には時間がかかる、今がチャンスというわけか』
ブオオオンッ
(((((;´_ゝ`))))「おわっ!?
船が大きく、傾く
ミ,,`Д´彡「おらおら!一隻抜き!」
ブオオオンッ
ブオオオンッ
(((((;^ω^))))「ちょwwwww」
上下左右大きく振られる船体
ミ,,`Д´彡「ゴラァ!ニ隻!三隻!よんせきえ!オラオラオアラオララア!!」
(((((;^ω^))))))「テラハヤスwwぬきまくりんぐwwwwwwww」
((((川;゚ -゚))))oO(こ、これなら・・・)
━その頃・月面・宇宙連合軍軍港・カフェテリア━
レース中継を見ながら、コーヒーをすするドクオ
('A`)□~
('○`)ゴクッ
('A`)□~「………」
('A`)□~「もう7位まで決まったか・・・・」
テレビ『えー、たった今!』
テレビ『9位の船が到着しました!』
('A`)□~「お!今度こそ内藤達の……」
テレビに船が映る
テレビ『ez-64です!ドックに入ってきました!』
('A`)□~「おお!?」
('A`)□~「リィーちゃんの船か!」
クルーの顔が映る
从・∀・ノ!リ( ^Д^)∬´_ゝ`)(´<_` )
('A`)□~「?」
('A`)□~「リィーちゃん映ってな……」
テレビ『み、みみみなさん!!!』
('A`)□~「?」
('○`)ゴクッ
『一隻のふふふ、船が、つっ突っ込んできます!!』
映し出され、迫りくるez-132号の船頭、そして内藤達の顔
( ^ω^)川 ゚ -゚)ミ,,゚Д゚彡( ´_ゝ`)ξ゚听)ξ
( '3)・・',';:’, ←ドクオ
ブーッ
━ez-132船内━
ギュンッ
猛スピードで突っ走るez-132
モニターにはどんどん近づいていく月面港が映る
ミ;`Д´彡「逆噴射間に合わNEEEEEEEE!!!!!」
((((;^ω^))))))))「ちょwwwwwwww!」
浮遊するカメラを破壊しながら、後ろ向きでドックに突っ込んでいく
ゴン、ゴン、ゴガン
川 ゚ -゚)「アーム伸ばすぞ!!」
ウィイイイイイイイン…
両側へ伸びていくロボットアーム
ガガガガガッガガガガガガガッ
かろうじてアームフィンガーを壁に食い込ませる
メキメキメキメキメキ…
ドゴンッドゴンッ
2、3度壁面に叩きつけられ、大きく上下する船内
(((((;´_ゝ`))))))「ぎょわわあああああ!?」
ξ゚听)ξ「……」
ξ゚听)ξ「あっ」
(;^ω^)「アーッ!!!!!」
ミ;`Д´彡「げっ!!!」
特設巨大モニターに突っこm
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