━墓地公園━
黒い喪服を着て参列する人々
何も入っていない棺桶が、穴の中に置かれる
内藤達も喪服に着替え、参列する
すすり泣く声があちこちから聞こえる
(神父´・_・`)「宇宙開発に献身的に活動し、活躍した彼女の働きを、私達は永遠に忘れず、称え続けるでしょう」
( ´・_・`)「さようなら、リィー。安らかに眠りたまえ。アーメン。」
川 ;ー;》「う、う、…」
( ;ω;)「…………」
('A`)「…………」
ξ゚听)ξ「……………」
( ;ω;)oO(リィーちゃん……)
('A`)oO(……あの人はリィーちゃんの母ちゃんか・・)
('A`)oO(…?…あいつらは確か……)
参列者達の一番後ろの方で、隠れるように泣いている人陰
从;∀;ノ!リ「うう、ひっく…ううえええ…」
∬ ;_ゝ;)「………」
(´<_` ;)(;^Д^)「………」
・
・
( ´・_・`)「えーでは、お母様から、お話どうぞ・・」
川;´ー`》「あ、はい……」
川;´ー`》「今日はあの子のためにこんなに大勢の方に集まっていただき」
川;´ー`》「あ、ありがとうございます」
('A`)「………」
川;´ー`》「あの子もき、きっと天国で喜んで……」
( ;ω;)「………」
川;´ー`》「まさかあの子がこ、こんな大事故にま、巻き……」
川 ;ー;》「ま、まき…こまれ……」
ξ゚听)ξ「じこ…………」
崩れ落ちる母親
川 ;ー;》「ううう……」
・
・
・
・
とぼとぼとホテルへの帰路につく3人
('A`)「………」
( ´ω`)「………」
ξ゚听)ξ「……………」
三人が歩く道路から見える景色は一面の海
優しい夕日の光があたりを包んでいる
('A`)「………」
('A`)「よし、」
ξ゚听)ξ( ´ω`)「?」
('A`)9m「あそこまで競争な」
遠くの岩場を指差す
( ´ω`)「お?」
('A`)「よーい……」
ξ゚听)ξ「え?」
('A`)「ドン!!」
いきなり走り始めるドクオ
(;^ω^)「ちょwwwwww」
⊂二二二(;^ω^)二⊃「待ておwwwwww」
負けず嫌いな内藤は訳も分からず走り出す
ξ゚听)ξ「え?ちょっと!」
ツンも遅れて走り出す
(;'A`)「はぁ、はぁ、」
⊂二二二(;^ω^)二⊃ ブーン
ξ;゚听)ξ「ちょっと、はぁ、いきなり、なんなの」
あっさりとドクオを抜き去る内藤
⊂二二二(;^ω^)二⊃「ゴール!!一位!」
(;'A`)「はぁ、はぁ、ったく、短距離走は、苦手だぜ」
ξ;゚听)ξ「まったく、低重力障害が、はぁ、あるのに、」
三人の前に暖かい光を放つ夕日が見える
(;'A`)「よ、よし、休憩!」
(;^ω^)「はぁ、ドクオいったいどうし・・」
(;'A`)「飲みもん買ってくるぜ!」
ξ;゚听)ξ「?」
ξ;゚听)ξ「自動販売機なんてここまでずっと見てないじゃない」
(;'A`)「……じゃ!」
内藤とツンを残し、走り去るドクオ
(;^ω^)「ドクオのやつ一体なんだお?」
ξ;゚听)ξ「………」
(;^ω^)「………」
(;^ω^)「お………」
ξ゚听)ξ「………………」
夕日が落ち、満天の星々が輝きははじめる
( ^ω^)
綺麗だお………
( ^ω^)『ツン』『内藤』ξ゚听)ξ
ξ゚听)ξ( ^ω^)「あ」
( ^ω^)「かぶったおwwww」
ξ゚听)ξ「…………」
( ^ω^)「………」
( ^ω^)「……星が綺麗だお」
( ;ω;)「…………」
('A`)「…………」
ξ゚听)ξ「……………」
( ;ω;)oO(リィーちゃん……)
('A`)oO(……あの人はリィーちゃんの母ちゃんか・・)
('A`)oO(…?…あいつらは確か……)
参列者達の一番後ろの方で、隠れるように泣いている人陰
星を指指していく内藤
( ^ω^)「あれはサソリ座で・・・お、ヘルクレス座だお!」
( ^ω^)「ここは星がよく見えるおー・・・」
( ^ω^)「こんな綺麗な星に囲まれたら、嫌なことなんて忘れちゃいそうだお!」
( ^ω^)「だからツン、………」
ツンの顔を覗く内藤
( ^ω^)「………」
ξ;凵G)ξ
ξ;凵G)ξ「………」
ξ;凵G)ξ「内藤………」
ξ;凵G)ξ「私ね。小さい頃にお母さんを亡くして、パパ一人に育ててもらったの。だから」
( ^ω^)
ξ;凵G)ξ「リィーの気持ちが凄く分かった………。私だったらって思ってね」
ξ;凵G)ξ「で、でも助けてあげられなかった………」
ξ;凵G)ξ「私だけ・・助かった……でもあの子は最後に、私が親友だって……」
( ^ω^)
ξ;凵G)ξ「私、リィーが死んじゃっても、悲しく無かったの…」
ξ;凵G)ξ「涙は出るのに、悲しくも、辛くも無かったの……」
ξ;凵G)ξ「なのにあの子は……」
( ^ω^)「ツン」
ツンを抱きしめた内藤
( ^ω^)「大丈夫だお」
ξ;凵G)ξ「う、う、……」
( ^ω^)「ツンは今、悲しみが大きすぎて混乱してるだけだお」
ξ;凵G)ξ
クシャクシャとツンの頭を撫でる
( ^ω^)「だから大丈夫だお、ツンも・・・リィーちゃんも強い子だお」
ξ;凵G)ξ「う、う、・・・うえええ〜」
内藤の胸に頭をうずくませるツン
( ^ω^)「……大丈夫だお」
・
・
・
・
・
リーン…リーン…
鈴虫が鳴く中
近くにあったベンチに座りこむ二人
( ^ω^)ξ´凵M)ξ
( ^ω^)「ツン、落ち着いたお?」
ξ´凵M)ξ「うん……」
二人を照らす満月は、煌々と輝きを放っている
ξ゚听)ξ「綺麗……」
( ^ω^)「………」
( ^ω^)「ツン」
ξ゚听)ξ
( ^ω^)「漏れも、ビードロのために生きていくお」
( ^ω^)「だからツンも、」
( ^ω^)『リィーちゃん』『リィーの』ξ゚听)ξ
ξ゚听)ξ「為に……」
ξ゚听)ξ「生きていく………」
( ^ω^)
親友なんだから、出来るはず
ξ゚ー゚)ξ
自動販売機の明かりの下、一人煙草をふかすドクオ
('A`)y-~~
ベンチで二人座る内藤とツンを眺める
('A`)y-~~「…………」
愛…なのかァやっぱ………
('A`)y-~~「そろそろ登場しちゃうか……」
歩き出すドクオ
彼らを包む満天の星空は、今日はやけに優しく見えた