3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 22:56:16.91 ID:8+qFsKwX0
第4話「点火」
━2098年・地球・NASU宇宙開拓センター・選考試験エントリー会場ホール━
5万人収容できる特設大ホールは人でうめつくされ、出口からは数キロも続く行列ができていた
(;^ω^)「凄い人だお・・・・」
(;'A`)「20万人・・・こんなにいんのか・・・・」
(;^ω^)「どこに行けばいいかわかんないお」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 22:56:38.18 ID:8+qFsKwX0
アナウンス『ピンポンパンポーン』
(;^ω^)「お」
アナウンス『ご案内申し上げます。船外活動員志望の方は前方より向かって右側の青のゲート、機関士
志望の方は中央の緑色のゲート、オペレーター及びその他特殊作業員志望の方は左の赤のゲートを通
ってエントリー会場に入場してください』
アナウンス『また、エントリーの祭履歴書及び推薦書等の書類をお忘れにならないようお気をつけくださ
い』
アナウンス『なおホール内は完全禁煙ですのでご協力をお願いいたします』
アナウンス『ピンポンパンポーン』
( ^ω^)「把握した」
('A`)「右のゲートだな。行くぞ」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 22:57:02.08 ID:8+qFsKwX0
━その頃赤のゲート━
ぎゅうぎゅうの行列内にはツンの姿が
ξ;゚听)ξ「す、すごい人だわ・・・・」
《゚ー゚;》「あ!ツン!」
ξ;゚听)ξ「あら、リィーじゃない」
《゚ー゚;》「ひさしぶりねぇ〜こんな所で会うなんて!」
ξ;゚听)ξ「久しぶりの再会にはあんまり良い状況じゃないわね・・・」
《゚ー゚;》「まぁ、確かに」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 22:57:24.24 ID:8+qFsKwX0
ξ;゚听)ξ「リィーもオペレーター志望なの?」
《゚ー゚;》「え、ええそうよ、ツンも?」
ξ;゚听)ξ「そうよっ・・ってあ!ゲート見えた!」
《゚ー゚;》「あ、やっとここまできたのね・・・・」
このリィーはツンが管制課にいた時の同僚であった。現在では一流航空会社であるAMEZO航空に引き
抜かれ、管制員として働いている。
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 22:57:47.50 ID:8+qFsKwX0
━緑のゲート付近━
(´・ω・`)「ちょっとそこのお嬢さん」
从*‘ー‘从「はい?私ですか?」
(´・ω・`)「機関士志望ですか?」
从;‘ー‘从「い、いえ・・・・違います・・・」
(´・ω・`)「よかった。機関士って野郎ばっかりで・・・・」
从;‘ー‘从「あの・・・だから違います・・・・」
(´・ω・`)「ささ、私がゲートまで案内しましょう」
从;‘ー‘从「な、なんなんですかあなた・・・・」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:06:10.79 ID:Ar6yv3pD0
(´・ω・`)「はは、遠慮せずに遠慮せずに」
从;‘ー‘从「すいません・・・失礼します・・・・・」
(´・ω・`)「あっ・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(´;ω;`)ブワッ
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:06:29.89 ID:Ar6yv3pD0
━3時間後・エントリー会場内━
( ^ω^)「ふぅ、やっと中に入れたお」
('A`)「ずいぶんかかっちまった」
( ^ω^)「受付はあそこだお」
('A`)「よし、持ち物チェックだ」
( ^ω^)「おk」
荷物の中をチェックする二人
('A`)「書類不備なし、サイフも携帯もある。まぁ書類だけあれば十分なんだがな」
(;^ω^)「・・・・・・」
('A`)「どした?」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:06:50.55 ID:Ar6yv3pD0
(;'A`)「おま、まさか・・・・・・・」
(;^ω^)「ファイルが無いお。どっかで落としたお!」
(;^ω^)「探してくるお!」
(;'A`)「ちょ、この人の山の中でどうやって・・・・」
「これ、すぐ後ろに落ちてたわ」
内藤の目の前にファイルが差し出される
(;^ω^)「お?」
ξ゚听)ξ「ほら、感謝しなさい」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:07:14.52 ID:Ar6yv3pD0
(;^ω^)「あ、ありがとうだお・・・・・」
(;^ω^)「ツン!?」
(;^ω^)「なんでここに!?」
(;'A`)「なんだ?」
ξ゚听)ξ「なんでって・・・・・・」
ξ゚听)ξ「私がここにいるってことは」
(;^ω^)「エントリーしに来たお!?」
ξ゚听)ξ「そうよ。私も試験受けるわ」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:07:30.99 ID:Ar6yv3pD0
('A`)「・・・・・・・・」
(;^ω^)「・・・そうだったのかお!」
(;^ω^)「なんで漏れに教えてくれなかったお?」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「お互い様でしょ」
(;^ω^)「?」
(;^ω^)「お?」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:07:54.70 ID:Ar6yv3pD0
(;^ω^)「漏れ、ツンに試験受ける事教えてなかったお?」
ξ#///)ξ「・・・・・・」
ξ#///)ξ「もう!拾ってあげるんじゃなかったわ!」
('A`)「分かったから、エントリーしに行くぞ」
ξ゚听)ξ「あ、私はもうエントリー済んでるから。」
('A`)「把握した。」
('A`)「内藤、行くぞ」
( ^ω^)「おk」
《゚ー゚*》「ツーン!帰りましょー!」
ξ゚听)ξ「私、友達が待ってるから。先に帰らせてもらうわ」
( ^ω^)「把握した」
ξ゚听)ξ「3日後、ここで会いましょう」
( ^ω^)「更に把握した」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:08:23.45 ID:Ar6yv3pD0
━ホール内休憩所━
カチッカチッ・・
ボッ
('A`)y-~~~~
('A`)「ふぅ」
('A`)「・・・・なんとかエントリーは無事済んだな」
( ^ω^)「ホっとしたお」
('A`)「ああ。」
('A`)「・・・・にしても」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:08:42.98 ID:Ar6yv3pD0
('A`)「まさかツンちゃんがエントリーしてるとはな」
( ^ω^)「・・・・・」
( ^ω^)「多分ツンはオペレーターにエントリーしたと思うお」
('A`)「え? なんでそう思う?」
( ^ω^)「あいつは、オペレーティングの天才だったお」
( ^ω^)「あいつならきっと選ばれるお」
('A`)y-~~~~
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:09:14.56 ID:Ar6yv3pD0
('A`)「へぇ、あのツンちゃんがなぁ」
('A`)「なんでお前そんな事知ってんの?」
( ^ω^)「・・・・・・・」
( ^ω^)「漏れは、あいつが管制課にいた時から知ってたお」
(・A・)「あの・・・・・・」
('A`)「ちっ、やっぱお前ツンちゃんのこと・・・・・・」
(・A・)「あの、このホールは完全禁煙なんですが」
('A`)「へ?」
(;'A`)「ああ、すいません・・・・・」
(・A・)「気をつけてくださいね」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:09:32.65 ID:Ar6yv3pD0
(;'A`)「ちっ」
('A`)「内藤、もう出ようぜ」
( ^ω^)「おk」
('A`)「書類審査の結果発表は3日後、場所はここだな」
('A`)「今日貰った座席券、無くすなよ」
( ^ω^)「同じ失敗を二度犯さないのが漏れだお」
('A`)「だといいけどな」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:10:06.15 ID:Ar6yv3pD0
━NASU・有人土星往還計画実行委員会本部━
受話器を片手に、モニターを見ながら会話をする男
( ・∀・)『で、どうだい?』
( ゚∀゚)『はは、博士、そう焦らずに。今見てる最中ですよ』
( ゚∀゚)『・・・・・・』
( ゚∀゚)『でもまあ、・・・・今まで見た限りじゃ』
( ・∀・)『うん』
( ゚∀゚)『絞って5万人ぐらいでしょうね。書類選考通せるやつは』
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:11:11.53 ID:Ar6yv3pD0
( ・∀・)『・・・・・そんなに減らしちゃっていいのかな?』
( ゚∀゚)『あ、でも待ってください・・・』
ジョルジュは一枚の書類に目が留まる
( ゚∀゚)『・・・・・・』
( ・∀・)『?』
( ・∀・)『どうかした?良いの見つかった?』
( ゚∀゚)『あー・・・・』
( ゚∀゚)『いや、なんでもないです。話を続けましょう』
( ・∀・)『ならいいけど』
( ・∀・)『じゃあ、次の話をするけど・・・・・・』
ジョルジュが眺めるその書類には、内藤の名前が━━
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:11:44.01 ID:Ar6yv3pD0
━書類審査結果発表日━
('A`)「おーい!内藤!」
( ^ω^)「お、ドクオ発見」
('A`)「よし、席行こうぜ」
('A`)「座席券はあるな?」
(;^ω^)「・・・・・・」
(;'A`)「・・・・・お前まさか・・・・・」
( ^ω^)「嘘だおwwwあるおwwww」
('A`)「てめwww」
( ^ω^)「ほらほら!さっさと行くお!」
('A`)「ちょwww待てwww」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:12:19.27 ID:Ar6yv3pD0
━同会場内━
ξ゚听)ξ「あ、リィー!」
《゚ー゚*》「ごめん。待った?」
ξ゚听)ξ「ううん。今北所よ。さ、席行きましょ。」
《゚ー゚*》「うん。」
《゚ー゚*》「えっと・・・私がDの18番で、ツンがDの19番よね」
ξ゚听)ξ「そうよ。えっと〜」
ξ゚听)ξ「ここはB、あっちがCだから〜・・」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:13:05.56 ID:Ar6yv3pD0
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・」
( ^ω^)「うひひwww」
('A`*)「wwwwwwww」
ξ゚听)ξ「内藤!!」
( ^ω^)「お?」
('A`*)「あ、ツンちゃん」
ξ;゚听)ξ「まさか内藤達と隣とは・・・・」
《゚ー゚*》「ツン、この前一緒にいた人?」
ξ゚听)ξ「そうよ。紹介するわ。」
( ^ω^)「漏れは内藤だお。よろしくだお」
('A`)「俺はドクオ。よろしくな」
《゚ー゚*》「リィーです。よろしく」
席に着く二人
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:13:33.57 ID:Ar6yv3pD0
しばし4人で談笑する
( ^ω^)「で、その時カレーが・・・・wwwww」
('A`*)「バカスwwwwwwwwww」
《゚∀゚*》「あははwwww」
ξ///)ξ「も、もう・・・・」
( ^ω^)「そんでもってオッサンと漏れは・・・・www」
('A`*)「うはwwwwwwwwwwwwwww」
ξ///)ξ「も、もう!知らないんだから!wwwww」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:15:07.49 ID:Ar6yv3pD0
アナウンス『ビ━━━ッ』
( ^ω^)「wwww」
( ^ω^)「・・・・・?」
('A`)「? なんだ?」
ξ゚听)ξ「なにかしら?」
ホール内の明かりが消えていく
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:15:42.16 ID:Ar6yv3pD0
なんだ?
暗くなってきたぞ
もう始まるのか?
おいおい、まだあいつ来てねーぞ
なにかしら・・・・
ホール内がザワつく
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:16:01.01 ID:Ar6yv3pD0
《゚ー゚*》「まだガラガラなのに・・・おかしいね」
( ^ω^)「お?出口が閉まっていくお」
ξ゚听)ξ「あ、ほんと!どうなってるの?」
アナウンス『本日はお集まりいただきありがとうございます。
只今より選考委員会からの試験オリエンテーションを開始しいたします』
パっとステージの上にライトが灯る
そこにる一人の男がマイクの前で口を開ける
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:16:26.85 ID:Ar6yv3pD0
( ・∀・)『えー』
( ・∀・)『テステス・・』
( ・∀・)『よし』
(;^ω^)<・・・・誰だお?>
('A`)<司会者じゃねーの?>
ξ;゚听)ξ<あんたたち・・・・>
ξ;゚听)ξ<あの男はエルメス2号の生みの親、モララー博士よ>
(;^ω^)<!>
(;'A`)<!>
《゚ー゚;》<いきなりのご登場ね・・・>
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:16:58.08 ID:Ar6yv3pD0
( ・∀・)『あー』
( ・∀・)『諸君、書類審査突破おめでとう。私はエルメス2号建造主任のモララーです』
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:17:19.29 ID:Ar6yv3pD0
!?
なんの話しだ?
え?
モララー博士だ!
発表は?
会場内がまたザワつく
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:18:37.87 ID:Ar6yv3pD0
(;^ω^)「発表は今日じゃなかったのかお!?」
( ・∀・)『・・・・・』
( ・∀・)『みなさん、お静かにお願いします』
( ・∀・)『みなさんが大変驚かれるのもわかります』
( ・∀・)『えー、』
( ・∀・)『落選者には昨日の夜のうちに結果を報告してあるのです』
( ^ω^)'A`)゚听)*゚ー゚》「!!」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:19:51.55 ID:Ar6yv3pD0
( ・∀・)『つまりこの会場にいる━━』
( ・∀・)『あなたたち5万人だけが通過者ということです』
ξ;゚听)ξ「な、なんですって・・・・」
('A`)「ちょ、ちょっと待て!!」
ガタンと立ち上がるドクオ
( ・∀・)『どうしました?』
(;'A`)oO(あ・・・・・)
(;'A`)oO(やべぇ、勢いで立っちまった・・・・)
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:20:29.93 ID:Ar6yv3pD0
(;'A`)「・・・・そ、その」
(;'A`)「もう・・・・15万人も落としたんですか・・・・?」
( ・∀・)『? そうですが』
(;'A`)「・・・・書類審査だけでですか?」
( ・∀・)『えー』
( ・∀・)『あなたがた以外の15万人は我々の船に必要ない』
( ・∀・)『我々選考委員会がそう判断しました』
(;'A`)「は、はぁ・・・」
( ・∀・)『あなた方にとっては嬉しい報告だと思いますが?』
(;'A`)「・・・・・」
( ・∀・)『質問は以上ですね。話を続けさせていただきます』
イスに腰を下ろすドクオ
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:21:11.80 ID:Ar6yv3pD0
(;'A`)「ふぅ・・・」
( ^ω^)<ドクオ、お前やる時はやるおね>
ξ゚听)ξ<ちょっと感心したわ。立ち上がった時だけ。>
《*゚ー゚》<ドクオさん、けっこうやりますね>
(*'A`)<え?え?wwwそ、そう?wwww>
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:21:39.50 ID:Ar6yv3pD0
( ・∀・)『このオリエンテーションの目的は試験内容の説明ですが』
( ・∀・)『その前に諸君に紹介すべき方々がいます』
( ^ω^)'A`)゚听)*゚ー゚》「?」
ステージの裏から5人の人影が現れ、席に着く
( ^ω^)('A`)「!」
中には内藤とドクオにも覚えがある顔が。
( ・∀・)『彼らはもうすでに決定しているこの船の正規クルーです』
会場内がざわつく
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:22:36.97 ID:Ar6yv3pD0
( ・∀・)『向かって左から紹介させていただきます』
( ・∀・)『福船長兼、船外活動員隊長として乗っていただく、ジョルジュ長岡少佐』
ジョルジュは一礼する
( ・∀・)『メディカルチームの主任を勤めていただく、しぃ医師』
しぃも一礼する
( ・∀・)『航法主任を勤めていただくギコ航法員』
ギコは会場内を睨みつけている
( ・∀・)『機関長として乗っていただくショボン機関士』
ショボンはなぜか涙目だ
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:23:16.23 ID:Ar6yv3pD0
( ・∀・)『そして本船の船長として乗っていただく荒巻船長』
荒巻は大きく咳払いをした後、一礼する
会場からオオーという声が上げる
( ・∀・)『では、一人ずつ挨拶をお願いします』
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:23:38.89 ID:Ar6yv3pD0
まずジョルジュが立ち上がる
( ゚∀゚)『只今紹介にあずかったジョルジュ長岡です。』
( ゚∀゚)『・・・・』
( ゚∀゚)『俺から言う事は特にありませんが・・・』
( ゚∀゚)『最終選考に残ったメンバーは世界最高の精鋭集団であろうことは確信しています』
( ゚∀゚)『期待してます。以上です』
会場中が拍手する
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:26:03.86 ID:Ar6yv3pD0
まずジョルジュが立ち上がる
( ゚∀゚)『只今紹介にあずかったジョルジュ長岡です。』
( ゚∀゚)『・・・・』
( ゚∀゚)『俺から言う事は特にありませんが・・・』
( ゚∀゚)『最終選考に残ったメンバーは世界最高の精鋭集団であろうことは確信しています』
( ゚∀゚)『期待してます。以上です』
会場中が拍手する
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:26:28.09 ID:Ar6yv3pD0
ジョルジュが座り、しぃが立つ
(*゚ー゚)『メディカルチームの主任を任せていただくしぃです』
(*゚ー゚)『・・・・この船に乗れることをとても光栄に思います』
(*゚ー゚)『そして・・・みなさんには期待しています。全力を尽くして頑張ってください』
会場中が拍手する
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:26:47.18 ID:Ar6yv3pD0
しぃが座り、ギコが立つ
(,,゚Д゚)『・・・・・・』
(,,゚Д゚)『・・・・この中で選ばれるのはたった6人だ』
(,,゚Д゚)『死ぬ気でやれ、船で待ってる。』
(,,゚Д゚)『以上だ』
会場中が拍手する
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:27:06.93 ID:Ar6yv3pD0
ギコが座り、ショボンは立たない
(;・∀・)『?』
( ^ω^)'A`)゚听)*゚ー゚》「?」
(´;ω;`)『機関士に女子はいねぇのかよ・・・・』
(;^ω^);'A`);゚听);*゚ー゚》ビクッ
(´;ω;`)『・・・・・・』
(´;ω;`)『・・・』
(´・ω・`)『ちっ・・・・・・』
(´・ω・`)『お前らよく聞け』
(´・ω・`)『俺はノンケでも食う。以上だ』
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:28:31.38 ID:Ar6yv3pD0
ショボンは席に座る
(;・∀・)『・・・・』
(;^ω^);'A`);゚听);*゚ー゚》「・・・・・・」
荒巻が立ち上がる
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:28:49.88 ID:Ar6yv3pD0
/ ,' 3『・・・・・・』
/ ,' 3『モララー、幕を下ろしてくれ』
( ・∀・)『・・・わかりました』
パチンッ
モララーは指で合図する
( ^ω^)'A`)゚听)*゚ー゚》「?」
ステージ後ろの幕が降り━━
( ^ω^)'A`)゚听)*゚ー゚》「!!!!!」
会場中から驚きの声が上がる
━━巨大なエンジンが姿を出す
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:29:27.77 ID:Ar6yv3pD0
( ・∀・)『今ご覧いただいているこれが』
( ・∀・)『これが土星に行くエンジン、クオリティニウムエンジン』
( ・∀・)『直径40m、全長70m。エルメス2号のメインエンジンとなるエンジン』
( ・∀・)『重水素とヘリウム3の核融合反応を推進力にし、
比推力は100万秒。木星往還船の60万秒を優に上回ります』
( ^ω^)
('A`)
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:29:52.59 ID:Ar6yv3pD0
/ ,' 3『・・・・』
/ ,' 3『・・・・・今』
/ ,' 3『君らの生きる力が試されようとしている。』
/ ,' 3『しかし、君らの目の前には断崖絶壁が見えるだろう』
/ ,' 3『その崖を崖のままにするか、階段にするか』
/ ,' 3『それは諸君ら次第だ』
/ ,' 3『・・・・宇宙の最前線は我々の背にある。』
/ ,' 3『手を伸ばしてみろ。』
/ ,' 3『以上だ』
会場内から大拍手が起こる
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:30:26.40 ID:Ar6yv3pD0
( ^ω^)・・・・・・
('A`)・・・・・・・
( ・∀・)「では、試験の説明にうつります」
( ^ω^)・・・・・・
('A`)・・・・・・・
ξ゚听)ξ<どしたの?二人とも>
( ^ω^)「・・・・・・・・・・」
( ^ω^)「なんか・・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・・・なんか燃えてきたお」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:31:09.71 ID:Ar6yv3pD0
《*゚ー゚》「?」
('A`)「・・・・・・・・・・・」
('A`)「・・・・俺もなんか・・・・」
( ^ω^)「・・・・・・・・・・」
('A`)「・・・・・・・・・・・」
上等だ
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/06/21(水) 23:31:36.58 ID:Ar6yv3pD0
「点火」完
back
< >