56 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 19:38:19.58 ID:7241vNbqO
( ゚д・∀・д゚ )「キモい……だと?」
( ^ω^)「鏡見てみるおwww」
( ゚д・∀・д゚ )「鏡などいらないよ。僕はキモくない。」
( ^ω^)「きめぇおwwwそれよりなんでこんなことするんだお!!!」
( ゚д・∀・д゚ )「復讐だよ。君は僕から大事なものを奪った。」
( ^ω^)「何!?」
( ゚д・∀・д゚ )「"一位の座"だよ。」
( ^ω^)「!!!」
( ゚д・∀・д゚ )「君は僕から"一位の座"を奪った。だから今度は僕が君の大事なものを奪ってあげるんだ。」
(#^ω^)「そんな……そんなくだらないことのために……」
( ゚д・∀・д゚ )「くだらないなんて言わせないよ。さぁ、おしゃべりはここまでだ。行くよ。」
(#^ω^)「こいお!!!!」

 
58 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 19:46:09.72 ID:7241vNbqO
ウィルスはモララーと融合したことで、さらなるパワーアップを遂げていた。

( ☆д・∀・д☆ )カッ!!!!
( ^ω^)「!!!」

光線の威力も例に漏れず強化されていた。
その光線は地面を抉るどころか、どこまで続いているのかもわからなくなる程長い穴を空けた。

( ^ω^)「危なかったお…奴の目…まずはあれを潰さなきゃならないお!!!」
( ゚д・∀・д゚ )「ふ…そんなこと」

( *д・∀・д* )「ぐああああああ!!!!」
( ^ω^)「油断しすぎだおwww」
( *д・∀・д* )「だがまだこっちの方が有利だ。」

 
62 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 20:02:14.40 ID:7241vNbqO
( ^ω^)「なんだと!?」
( *д・∀・д* )「君が今何をしたのかは知らないが…」

( ゚д・∀・д゚ )「…この通り…再生することができるんだ。」
(;^ω^)「!?」
( ゚д・∀・д゚ )「さぁ…恐怖のショーを始めようか。」
(;^ω^)「く……」

モララーは格闘と光線を巧みに使い分け、ブーンを追いつめていく。

( ^ω^)「く…マズいお……逃げ場がないお!!!」
( ゚д・∀・д゚ )「さぁ…トドメだ。」
(;^ω^)「……!!」

( ☆д・∀・д☆ )カッ!!!!

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
≡( ^ω^)≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡「ぐああああああ!!!!!」

……ワクチンは消滅した。

 
65 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 20:26:02.93 ID:7241vNbqO
ξ;゚听)ξ「ブーン……ブーン!!!!!」
( ^ω^)「何だお?」
ξ;゚听)ξ「え!?」

ワクチンが攻撃を受ける寸前、ブーンは融合を解除して生き長らえた。

( ^ω^)「とにかく…早く電脳世界へ戻らないと!!」
ξ;゚听)ξ「でも…今戻ってもまたやられるだけよ!!」
( ^ω^)「わかってるお…だからツン!!頼みたいことがあるお!!」
ξ;゚听)ξ「何?」
( ^ω^)「ワクチンの強化プログラムを組んで欲しいお!!」
ξ;゚听)ξ「で、できるわけないじゃない!!」
( ^ω^)「このマニュアル通りにやれば大丈夫だお!!」
ξ;゚听)ξ「あんたがやりなさいよ!!」
( ^ω^)「僕には他にやることがあるお!!!」
ξ;゚听)ξ「…わかったわよ!!」

 
69 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 20:42:02.14 ID:7241vNbqO
ξ;゚听)ξ「……まったく…」

ツンはブツブツ言いながらキーボードを打っていった。
パソコンの知識はある方だが、こんなプログラムを組むのは初めてだった。

( ^ω^)「こっちの作業は終わったお!!ツン!僕はまた電脳世界へ行くから後は頼むお!!」
ξ;゚听)ξ「うん!!」

------------------

( ゚д・∀・д゚ )「こうしてみるといい女じゃないか……」

モララーはそう言いながら彼女の腰を撫でる。

川;゚听ル「…く……」

( ゚д・∀・д゚ )「メインプログラムは破壊させてもらうよ。」
川;゚听ル「そん……なこと…」
( ゚д・∀・д゚ )「…あまり僕を怒らせない方がいいよ。」
川;゚听ル「あたしは…ブーンを変えるため……だけに…」
( ゚д・∀・д゚ )「………決めたよ。君を破壊する。そしてその後君の体は僕の下僕として使わせてもらうよ。」
川;゚听ル「…ぅ…」

モララーは彼女の頬に手を添えながら喋り続ける。
彼女には抵抗する力もキモすぎるモララーの顔を見て笑う余裕も残っていない。

( ゚д・∀・д゚ )「そうだ!!!破壊する前に…犯してあげるよ。」

 
72 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 20:53:39.78 ID:7241vNbqO
川;゚听ル「!!!!」
( ゚д・∀・д゚ )「ガイノイドの体にも興味があるしね……」
川;゚听ル「…ぃゃ……ぃゃぁぁ…」

( ^ω^)「待つお!!!」
( ゚д・∀・д゚ )「ブーン……君は確かに倒したはず…」
( ^ω^)「お前を倒してお姉さんを救うまで……僕は死なないお!!!」
川;゚听ル「…ブー…ン…」
( ゚д・∀・д゚ )「性懲りもなく……もう君じゃ僕には勝てないよ。」
( ^ω^)「……」
( ゚д・∀・д゚ )「どうやら何か策があるようだね。まぁ、何をしようがムダだよ。」
( ^ω^)「ムダかどうかは…やってみるまでわからないお!!」
( ゚д・∀・д゚ )「わかるさ。攻撃力もスピードもこっちの方が上。さらに僕はいくらでも再生できる。」
( ^ω^)「"再生"っていうのは……間違ってるんじゃないかお?」
( ゚д・∀・д゚ )「何…?どういうことだ?」
( ^ω^)「もう余計なおしゃべりは終わりだお!」
( ゚д・∀・д゚ )「いいのかい?おしゃべりで延命をした方がいいんじゃないのかい?」
( ^ω^)「モララー…君はいつからこんなやつになってしまったんだお……」

 
74 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 21:10:39.17 ID:7241vNbqO
( ゚д・∀・д゚ )「いつから……だと?」
( ^ω^)「昔の君は……そんなヤツじゃなかったはずだお。」
( ゚д・∀・д゚ )「お前が僕を変えたんだ。お前が僕から"一位の座"を奪ったから……!!」
( ^ω^)「そんなの逆恨みにすぎないお!!」
( ☆д・∀・д☆ )「うるさい!!黙れぇぇっ!!!」カッ!!!!
( ^ω^)「くっ……」

モララーは怒りで我を忘れ、ところかまわず光線を乱射した。
そのお陰で彼女を拘束していた触手が焼き切れた。

( ☆д・∀・д☆ )「破壊してやる……破壊してやる!!!!!」
( ^ω^)「……」
( ゚д・∀・д゚ )「うおおおおおお!!!!」

今のモララーは隙だらけであった。
光線の発射による硬直は皆無だが、精神面の隙が表面化していた。

( ^ω^)「いまだお!!」

ブーンはモララーに拳を叩き込んだ。
直撃した箇所が歪み、吹き飛ぶ。
しかし、その体は一瞬で元通りになる。

( ^ω^)「このままなら強化プログラムがなくても……」

ブーンが安心したのも束の間、光線がブーンを焼く。

( ^ω^)「ぐああああああっ!!!!!」

 
77 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 21:28:54.92 ID:7241vNbqO
( ^ω^)「く…かすったお……」
( ゚д・∀・д゚ )「ははは!!!すぐに焼き殺してやるよ!!!」
( ^ω^)「く……」

…その時。

ξ゚听)ξ「ブーン!できたわ!!」

ツンが強化プログラムを起動すると、ブーンの体が黄金の輝きを放ち始めた。

( ゚д・∀・д゚ )「なんだ…?」
( ^ω^)「力が…みなぎってくるお!!」
( ☆д・∀・д☆ )「光ったところで!!」カッ!!!!

ブーンは手をかざし、モララーが放った光線を防ぎきった。

( ゚д・∀・д゚ )「何!?」
( ^ω^)「もう……お前の攻撃は効かないお。」
( ゚д・∀・д゚ )「く……だが!僕にも君の攻撃は効かない!!」
( ^ω^)「……!!」
( ゚д・∀・д゚ )「それに…君に攻撃が効かないなら……」

モララーは、触手が切れると同時に吹き飛ばされ横たわっている彼女の方を向いた。

 
82 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 21:43:46.69 ID:7241vNbqO
( ☆д・∀・д☆ )「死ねぇぇぇ!!!」
(;^ω^)「しまった!!」

モララーが光線を放つ直前。
彼の体が崩壊を始めた。

( ゚д・∀・д゚ )「な……何だ?何が起こっている!!」
( ^ω^)「お前のコンピュータにウィルスを送り込んでマザーウィルスを破壊したお。」
( ゚д・∀・д゚ )「貴様…マザーウィルスの存在に気づいていたのか!!」
( ^ω^)「おかしいと思ったたんだお。何度吹き飛ばしてもすぐに蘇るなんて。こんなに高性能な特製ウィルスの再生作業には時間がかかるはずだお。」
( ゚д・∀・д゚ )「……」
( ^ω^)「そこでよく見てみたんだお。観察するのは得意なんだ…。カラクリはすぐに解けたお。」
( ゚д・∀・д゚ )「…」
( ^ω^)「お前は…ウィルスが破壊される度にマザーウィルスからデータを上書きしていたんだお。」
;:. ゚д・∀・д゚ .:;「…」
( ^ω^)「だから…ウィルスのルートを逆探知してお前のパソコンにウィルスを送り込んだんだお。」
;;;゚д・∀・д゚;;;「……完敗だよ。」
( ^ω^)「もう二度と…こんなことはするなお!!」
;;;;д・∀・д;;;;「いや…僕はもうここで消えることにするよ。」
(;^ω^)「何言ってるお!!」
;;;;;;・∀・;;;;;;「…君に勝てないなら…生きている意味はない。僕は…常ににいることを義務づけられていた…でも…君に負けてから…その座に再び君臨する事はできなかった。もう…疲れたんだ。僕の全てをかけた復讐も失敗に終わった。…もう…」
(#^ω^)「ふざけるなお!!!!!」
;;;;;・∀・;;;;;「!?」

 
88 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/17(月) 21:58:19.84 ID:7241vNbqO
(#^ω^)「そんなくだらないことで命を捨てるなんて間違ってるお!!!」
;;;;・∀・;;;;「…!?」
(#^ω^)「まだ20年も生きていないのに…人生の価値を決めるなお!!!」
;;;・∀・;;;「…」
(#^ω^)「生きて…生きて僕に勝とうとか…そうは思わないのかお!?」
;;・∀・;;「……」
(#^ω^)「生きてさえいれば…可能性はいくらでもあるお!!僕がそうだったように!!君も変われるはずだお!!!」
;( ・∀・);「…不思議なヤツだな君は……。何故僕を説得する?」
( ^ω^)「…消えてもいい命なんてないお!!!」
クル…( )「……バカなヤツだよ君は…」
( ^ω^)「……」
( )「……いつか必ず君に勝つ。今度は…正々堂々と。」

そう言い残し、モララーは去っていった。

( ^ω^)「……終わったお…」

------------------

現実世界に戻ったブーンは修復プログラムを起動した。
修復には多少の時間がかかったが……

川;´兪ル「……ん…」

( ^ω^)「お姉さん!!!」
川;゚听ル「…ブーン…あたし……」
( ^ω^)「もうウィルスは除去したお!!!安心していいお!!!」
川*゚ ー゚ル「……ありがとう…」

…彼女は無事に目覚めた。

 
99 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/18(火) 00:04:39.32 ID:h1SlmT3/O
川;゚听ル「…ごめんね…迷惑かけちゃって…」
( ^ω^)「何言ってるお!」
ξ゚听)ξ「そうよ!」
川;゚听ル「でも…あたしのせいで危険な目にあわせちゃって……」
( ^ω^)「お姉さんが無事ならそれでいいお!」
ξ゚听)ξ「結果オーライよ!」
川 ゚ ー゚ル「ブーン…ツンちゃん…ありがとう。」
( ^ω^)「お礼なんていらないお!」
ξ゚听)ξ「そうそう。私たちは当たり前のことをしただけなんだから。」
川 ゚ ー゚ル「二人とも…本当にありがとう。ちょっと元気が出たわ。」
(*^ω^)「じゃあ元気が出たところで早速3Pだお!!」
川;゚听ル「………」
ξ#゚听)ξ「……………」
Σ(;^ω^)「…ハッ!!」


「ブヒー!!!き、強化プログラムを……ぎゃああああああ!!!!!」


青い空の下にブーンの悲鳴がこだました。

第七話「電脳世界の決戦」終

 
102 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/18(火) 00:07:03.00 ID:h1SlmT3/O
オマケ

ハイライト
( ゚д゚ )
( ゚д゚д゚ )
( ゚д≡д゚ )
( ゚д゚ )( ゚д゚ )
( ゚д≡д゚ )
( ゚д゚д゚ )
( ゚д゚д゚д゚ )
( ゚д・∀・д゚ )

 
106 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/18(火) 00:13:35.77 ID:h1SlmT3/O
( ^ω^)「長かったお……」
川 ゚听ル「長すぎてグダグダになるくらいね」
(;^ω^)「ちょwww」

 
107 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/18(火) 00:16:05.26 ID:h1SlmT3/O
オマケ
( ・∀・)「何かブーンに勝てるところはないかな……」
( ゚д゚ )「オレトユウゴウスレバカテルヨ…」



( ゚д゚ )「…キモサデ」

 
109 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/18(火) 00:20:47.61 ID:h1SlmT3/O
オマケ

( ゚д゚)…

( ゚д゚ )
( ^ω^)「こっち見んなwww」
( ;д; )ブワッ

 
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/18(火) 00:21:37.10 ID:c28W/FIzO
>>109
もう終わり?

 
111 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/18(火) 00:23:49.85 ID:h1SlmT3/O
>>110
本編自体はまだ続きます。
終わる話の時は冒頭に"最終話"と書く予定です。

 
112 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/18(火) 00:26:20.75 ID:h1SlmT3/O
オマケ

川;゚ ー゚ル「あの電撃が忘れられない……」
( ^ω^)「チェリッシュかおwww」

 
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