8 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/26(水) 18:50:49.20 ID:KnGYn8PTO
新婚旅行から数日経ったある日。
彼らに最初の任務が舞い込んだ。

( ^ω^)「…Cランク任務…麻薬取引を取り押さえることがかお!?」
リト゚ ー゚ノリ「そりゃCランクっつっても普通の警察には務まらないくらいのレベルでしょ。」
( ^ω^)「死ぬかもしれないのかお…?」
リト゚ ー゚ノリ「そりゃあミスればねぇ。」
川;゚ ー゚ル「…三人一組なんだ…」
リト゚ ー゚ノリ「ちょうどいいじゃない。」
( ^ω^)「さんにんあつ〜まれば〜」
川 ゚ ー゚ル「ま〜ず〜は〜き〜ほ〜んよ〜!」
リト゚ ー゚ノリ「?」
Σ(;^ω^)Σ川;゚ ー゚ル「ノリ悪っ!!!」

 
9 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/26(水) 19:14:19.69 ID:KnGYn8PTO
さらに数日後。
彼ら3人はとある埠頭の倉庫に隠れていた。

( ^ω^)「本当にここでいいのかお…?」
川 ゚ ー゚ル「情報だとここのはずよ。」
リト゚ ー゚ノリ「いつ来るかわからないんだから静かに!気を抜かないで!」
( ^ω^)「いぇっさー…」

数時間後。

倉庫のシャッターが開き、トラックが2台入ってきた。

川 ゚ ー゚ル「…あれね…!!」
リト゚ ー゚ノリ「いくわよ!」
( ^ω^)「うはwwwおkwww」

3人は荷物の陰から飛び出した。

(⌒ω⌒)「さて、取引の相手が来るまで一服…」

男は懐からタバコを取り出した。

リト゚ ー゚ノリ「…火…つけて差し上げましょうか?」

レナは男に銃を向けた。

 
12 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/26(水) 19:29:36.25 ID:KnGYn8PTO
(⌒ω⌒)「な…!?」

男は拳銃を取り出す。だが遅い。

レナの銃が火を吹いた。
その弾丸は男の銃を弾き飛ばす。

(⌒ω⌒)「てめぇ……」
リト゚ ー^ノリ「おやすみ♪」

レナが男の首筋をしばく。

(⌒ω⌒)「うぐぁ…」

男はそのまま気絶した。
レナは男の手足に手錠をかけ、荷物の裏に隠した。

一方…

(;´Д`)「何だてめぇら!」
( ^ω^)「弱きを助け悪しきをくじく!」
川 ゚ ー゚ル「正義の味方!」

二人は男の腹を殴り気絶させ、手錠をかけた。

( ^ω^)「さて、残りは取引相手だお。」

 
13 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/26(水) 19:37:17.10 ID:KnGYn8PTO
数十分後。

取引相手が到着した。

リト゚ ー゚ノリ「ふははは!かかったな!」

レナはノリノリで片っ端からのしていく。
ブーンは両手を広げ突撃する。

⊂二二二( ^ω^)二⊃「VIPPERなめんなお!」

しばらくした後、倉庫には大量の男が横たわっていた。

( ^ω^)「任務完了しましたお!」
リト゚ ー゚ノリ「なるほど…Cランクね。」

彼らの最初の任務は見事達成された。

 
15 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/26(水) 19:51:15.60 ID:KnGYn8PTO
そ し て 数 年 後 。

彼ら3人は、Sランク任務すらもこなす程になっていた。
実質エースである。

今日もまた、彼らのもとへSランク任務の依頼があった。

( ^ω^)「ここのところ忙しいお…」
リト゚ ー゚ノリ「しゃーないわよ。」
( ^ω^)「まぁ…自分で選んだ道だし後悔はしてないけど…」
リト゚ ー゚ノリ「ツンちゃんとセックスできないから困るって?」
(;^ω^)「そ、そんなこと言ってないお!」
川 ゚ ー゚ル「ってゆーかあたしなんでこんな…」
リト゚ ー゚ノリ「嫌なら嫁に来れば?」
川;゚听ル「"行けば?"の間違いでしょ?」
リト*゚ ー゚ノリ「間違いじゃないわ…」
((川;゚听ル))「あわわわ…」

 
19 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/26(水) 20:33:28.27 ID:KnGYn8PTO
今回の任務の内容。
それは、地下で新兵器を開発しているらしい組織の壊滅。
そして、兵器及び兵器の設計図、データを全て破壊することだった。

リト゚ ー゚ノリ「…今までで一番大変そうな任務ね…」
( ^ω^)「今回も!三人全員無事に任務を達成するお!」
川 ゚ ー゚ルリト゚ ー゚ノリ「おー!」

彼らは、その組織の本部へと向かった。

 
21 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/26(水) 21:05:03.52 ID:KnGYn8PTO
リト゚ ー゚ノリ「いくわよ…」
川 ゚ ー゚ル「3…2…1…」
( ^ω^)「ゴー…シューート!!!」

Ω「何者だ!!」
( ^ω^)「名乗る程のものじゃないお!!」

敵が銃を出すより早く首筋を蹴る。
門番らしき男は一発で倒れた。

( ^ω^)「怪しまれないようにコイツの服とグラサン奪うお。」
川 ゚ ー゚ル「グラサンは視界が悪くなるからやめなさい。」
( ^ω^)「それもそうだお。」

ブーンは男の服を奪い、手錠をかけて2人と共に奥へ進んだ。

 
28 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/26(水) 21:47:45.27 ID:KnGYn8PTO
リト゚ ー゚ノリ「すごい…どんどん奥に入ってく…」
川;゚ ー゚ル「ちょっと黙って」

彼らは暗い通路を進んでいった。

( ^ω^)「暗いお…」
川 ゚ ー゚ル「ソレハ人間ノ目デ見タ明ルサデス。赤外線ノ照明ガタクサンツイテイマス。赤外線ノ目デ見ルトトテモ明ルイノデス」
( ^ω^)「そうなのかお…」
川 ゚ ー゚ル「いやごめんウソ」
Σ( ^ω^)「!?」
リト゚ ー゚ノリ「しー!静かに!」
( ^ω^)川 ゚ ー゚ル「ごめんなさい…」

しばらく進むと、広い場所に出た。

 
3 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/27(木) 19:23:45.67 ID:DKxOQ1PEO
(;゚;∀;゚;)「秘密を知られ…秘密兵器まで破壊された以上貴様らを生かしておくワケにはいかない……」
( ^ω^)「だからって…味方まで巻き添えにするのかお!」
(;゚;∀;゚;)「味方…?はん!」
( ^ω^)「…?」
(;゚;∀;゚;)「あんなヤツら…ただのコマにすぎねぇんだよ!」
(#^ω^)「お前…人の命を何だと思ってるんだお!」
(;゚;∀;゚;)「人の命…?そんなもん知るか……」
(#^ω^)「人の命の尊さを知らぬ悲しみを解き放ってやるお!」
(;゚;∀;゚;)「やってみなぁ!」

男はブーンに向けてナイフを振り回す。
しかしその刃は空を切る。

(;゚;∀;゚;)「…やるな…」
( ^ω^)「お前には負けないお…」

 
7 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/27(木) 19:44:05.56 ID:DKxOQ1PEO
( ^ω^)「はぉ!!」

ブーンは男のナイフを奪い取り、握りつぶした。

(;゚;∀;゚;)「…な…」
( ^ω^)「悔いるといいお……」
(;゚;∀;゚;)「!!」

ブーンの一撃が男を吹き飛ばした。

(;゚;∀;゚;)「ぐぉ…」

壁に打ちつけられ、男は気絶した。

( ^ω^)「…終わったお…」
リト゚ ー゚ノリ「こっちも終わったよ〜!」
川 ゚ ー゚ル「疲れた…」

しかし彼らには最後の一仕事が残っていた。

川 ゚ ー゚ル「さて、データを破壊しなきゃね♪」

彼女は傍らにあった端末をいじり始めた。
しかし、銃口が自分に向けられていることに彼女は気づいていなかった。

リト゚ ー゚ノリ「!!」
( ^ω^)「危ない!!」


銃声が…響き渡った。

 
8 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/27(木) 19:52:48.37 ID:DKxOQ1PEO
鳴り響いた銃声は2発だった。
一発は男を、そしてもう一発は…

リト;゚听ノリ「うぐ…」

…レナを撃ち抜いていた。
彼女が撃たれる直前、レナが彼女をかばったのだ。

川 ;;ル「レナ…レナぁぁ!!」
(;^ω^)「大丈夫かお!?」
リト;゚听ノリ「大丈夫……じゃ…ないわ…。今ので…メイン動力路が損傷して…」
川;゚听ル「じゃあ…早く直さなきゃ!」
リト;゚ ー゚ノリ「無理よ…未来の科学力でも直せない。死んだ人間を生き返らせることができないように…」
川 ;;ル「何言ってるのよ!!」
リト;゚ ー゚ノリ「……もう…あたしダメなのよ。」

 
9 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/27(木) 20:02:11.11 ID:DKxOQ1PEO
川 ;;ル「ダメとか言わないで!!」
リト;゚ ー゚ノリ「いえ…ダメなものはダメなの。もうすぐあたしの命を繋いでいる非常電源も落ちるわ。」
川 ;;ル「レナ…」
リト;゚ ー゚ノリ「…だから…最後にお願いがあるの。」
川 ;;ル「何…?」
リト;゚ ー゚ノリ「嘘でいいから…嘘でいいからあたしのこと好きって…言ってくれる?」
川 ;;ル「レナ…好きだよ…大好きだよ!!嘘なんかじゃない!!大好き!!」
リト*^ ー^ノリ「……ありがとう…」
川 ;;ル「…レナ…?……レナ!?」

…それが、レナの最後の言葉だった。

第十四話「レナの死」終

 
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