558 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 20:48:10.72 ID:/6thABtJO
数年後。

ブーンの成績は止まることを知らずに上がり続け、彼は見事一流の大学に合格した。

(`・ω・´)「ブーン…お前すげぇな!昔のお前からは考えなんねぇよ!」
( ^ω^)「僕は確かに変わったお。でもそれは、まわりの人たちの支えがあったからこそだお!」
< `∀´>「ブーンに負けるなんて悔しい…」
(`・ω・´)「何言ってんだ!お前は友達の出世を素直に喜べないのか!」
(;^ω^)「出世て…」

彼らは卒業を目前に控えていた。
桜が散る中、それまでの思い出を振り返る。

 
562 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 21:22:43.52 ID:/6thABtJO
しかし、ブーンにはまだやり残したことがあった。

( ^ω^)(高校生活も明日で最後……卒業前になんとしてもツンに告白するお!)

彼はこの数年で何本ものフラグを立ててきたがその半分は叩き折ってきた。
勉強やスポーツができるようになっても、女心だけはなかなか理解できるようにはなれなかった。

家に帰り、彼は考えた。どんなシチュエーション、どんな言葉、どんな顔で告白すればいいかを。

川 ゚ ー゚ル「ウジウジ悩んでないで…自分が思ってることを素直に伝えればいいのよ!」
( ^ω^)「でも…もしふられたら…」
川 ゚ ー゚ル「失敗した時のことは……考えない!」

 
563 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 21:26:29.69 ID:/6thABtJO
( ^ω^)「でも…何て言えば…」
川 ゚ ー゚ル「好きです!つきあって下さい!」
(*^ω^)「そ…そんないきなり告白されても困るお!」
川;゚听ル「コクったワケじゃない!!」

彼はまだ彼女に頼ることが多かった。
彼女の存在は、彼にとってはとても大きなものだった。
彼女が僕の人生を変えてくれた。だから今度は、僕が彼女に恩返しがしたい。
彼はそう思い続けていた。

 
564 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 21:41:16.17 ID:/6thABtJO
翌日。

ξ;;)ξ( ;ω;)(`;ω;´)< ;∀;>「この広い〜…この広い〜…大〜〜〜空に〜〜〜〜〜」

満開の桜と雲一つない青空の下で彼らは卒業した。
教室で涙を流す学友たち。巣立ちゆく生徒に激励の言葉を贈るセントジョーンズ先生。

('e')「バギマ〜!」

 
566 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 21:46:00.05 ID:/6thABtJO
そして…放課後がやってきた。

( ^ω^)「ツン…」
ξ゚听)ξ「何?」
( ^ω^)「つきあって下さいお!」
ξ;゚听)ξ「ええぇ!?いきなり!?」

( ^ω^)「返事は…いいのかYESなのかはっきりして欲しいお!」
ξ;゚听)ξ「選択肢一つしかNEEEEEE!!!!」

 
571 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 21:57:04.39 ID:/6thABtJO
( ^ω^)「君の正直な気持ちを聞きたいお!」
ξ゚听)ξ「あ…あたしは…」

ξ////)ξ「あんたが好きなんて恥ずかしくて言えるわけないじゃない!!!!11」
( ^ω^)「うほwwww間違えたうはwwww」
ξ*゚听)ξ「そ…そんなに言うならつきあってあげるわよ!そのかわり浮気とかは絶対ダメ!!隠し事もダメだからね!!」
( ^ω^)「おkwwwww」

こうして、彼らは無事交際することとなった。

 
572 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 22:01:41.32 ID:/6thABtJO
( ^ω^)「ただいまだおー!!」
川 ゚ ー゚ル「おかえりー!どうだった?」
( ^ω^)「ツンの方から告白してきたおwww」

ξ;゚听)ξ「してNEEEEEE!!!!」
ξ;゚д゚)ξ「ちょっとツンどうしたの!?」

川 ゚ ー゚ル「それはよかったわね。」
( ^ω^)「うんお!」
川 ゚ ー゚ル「フラれないように気をつけなさいよ。」
( ^ω^)「浮気とか隠し事しなければ大丈夫だお!!」
川;゚ ー゚ル「………」
(;^ω^)「………」
川;゚ ー゚ル「………」
(;^ω^)「……やっべwww」

 
576 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 22:06:51.86 ID:/6thABtJO
川;゚ ー゚ル「…どうするの?言うの?あたしのこと……」
(;^ω^)「どうしよお……」
川;゚听ル「あたしがパイズリしたこととかフェラしたこととかも?」
(;;^ω^)「………」
川;゚ ー゚ル「……あ…あたしは悪くないわよ?」
(;^ω^)「ちょwww」
川 ゚ ー゚ル「まぁ別にあたしのことは言ってもいいけど……」
(;^ω^)「ロボットだってこともかお?」
川#゚听ル「アンドロイド!」
(;^ω^)「それも言っちゃっていいのかお?」
川 ゚ ー゚ル「そっちの方が変な誤解与えなくてすむでしょ?」
( ^ω^)「よくわかったお」

 
590 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 22:43:41.87 ID:/6thABtJO
保守がてらオマケ

川 ゚ ー゚ル「へいへいふぉー!」
( ^ω^)「ちょwww」

 
592 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 22:51:10.33 ID:/6thABtJO
オマケ

川 ゚ ー゚ル「"ぱんすぱぁ〜ん、ぱんすぱぁ〜ん"が消えてる!好きだったのにいいいいい!」
( ^ω^)「うはwwwやっくんモエスwww」

 
594 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 23:00:39.78 ID:/6thABtJO
川 ゚ ー゚ル「ゴルゴンゾーラ・チィィィィィズ!!!!」
Σ(;^ω^)「!!?」

 
595 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 23:01:10.03 ID:/6thABtJO
>>594
オマケって書くの忘れたwww

 
596 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 23:15:57.98 ID:/6thABtJO
( ^ω^)「でも…」
川 ゚ ー゚ル「別に気にしないでしょあの娘は。」
(;^ω^)「そうかお…?」
川 ゚ ー゚ル「うん。それにあたしあなたに恋愛感情一切ないし。」
(;^ω^)「ヒドスwwwやっぱりそれはアンドロイドだからかお?」
川 ゚ ー゚ル「ううん。あなたがあたしの好みじゃないだけ。あたしの思考回路は人間の感情が再現された超AIだから恋もするし性欲もあるわよ。涙腺みたいなのもあるから涙も出るし。」
( ^ω^)「ハイテクだお……」
川 ゚ ー゚ル「そ!ハイテクなの!」

 
597 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 23:21:55.09 ID:/6thABtJO
( ^ω^)「じゃあツン呼ぶお!」
川 ゚ ー゚ル「早!」

ピリリリリ……ピリリリリ……

ξ゚听)ξ「あ!ブーンから電話だ!<ピッ>もしもし?」
( ^ω^)『もひもひ!うちに来てほしいお!僕が変わることができたきっかけを君にもお見せしたいお!じゃあ!』

ピッ

ξ;゚听)ξ「……やる気だわ…ゴム買ってこ…」

 
598 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 23:28:11.69 ID:/6thABtJO
ξ゚听)ξ「ブーン!来てあげたわよ!」
( ^ω^)「今まで隠しててごめんお!」
ξ゚听)ξ「なにを…?」

ブーンはツンを部屋に入れた。

川 ゚ ー゚ル「はじめまして☆」
ξ#゚听)ξ「誰この女」
( ^ω^)「僕の恩人だお!」
川 ゚ ー゚ル「未来からブーンを立派な人間にするためにやってきたアンドロイドでーす☆」
ξ;゚听)ξ「…電波?」
川 ゚ ー゚ル「…信じないのね…」

そういうと彼女は自分の腕にナイフを突き立てた。
そのナイフを一週させると今度は肘から手首に向けて切れ目を入れた。
そして…腕についていた肉を一気に剥がした。
中から現れたのは銀色の骨格。彼女は手を握ったり開いたりしながらこう言った。

川 ゚听ル「俺は…サイボーグだ。」
(;^ω^)「ちょwww」

 
603 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/15(土) 23:36:51.88 ID:/6thABtJO
ξ;゚听)ξ「…?……!?」

ツンはこんらんしている! ▽

( ^ω^)「見てわかる通り、彼女は正真正銘のアンドロイドだお!」
ξ;゚听)ξ「サイボーグって言ったじゃない!」
川 ゚ ー゚ル「ごめんウソ。今日4月1日でしょ?」
ξ;゚听)ξ「CHIGEEEEEEEEEEE!!!!!!!」
( ^ω^)「ずっと隠しててごめんお…」
川 ゚ ー゚ル「ずぅ〜っと〜♪かぁくぅしぃてぇ〜いたぁ〜♪」
( ^ω^)「君のよ〜わ〜さ〜♪強がる〜ふり〜♪」
ξ;゚听)ξ「何の歌よ!!!」

 
619 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/16(日) 00:18:36.80 ID:TOpXBQdiO
川 ゚ ー゚ル「ど〜んなぁ〜♪つぅらぁい〜日〜々も〜♪」
ξ;゚听)ξ「まだ続くの!?いい加減にしてよ!」
川;゚ ー゚ル「ごめんごめん……」
ξ゚听)ξ「でも何で隠してたのよ…」
川 ゚ ー゚ル「まぁ…あまり多くの人に知られたくないのよ。」
ξ゚听)ξ「何で?」
川 ゚ ー゚ル「未来が変わっちゃうと…タイム・パラドックスで…」
( ^ω^)「なんだおそれ?」
川;゚听ル「な、なんでもないわ!!」
ξ゚听)ξ「…でもあんたいつから?」
( ^ω^)「僕が初めて宿題出した日の前の日からだお。」
ξ゚听)ξ「そんな昔から!?」

 
620 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/16(日) 00:25:25.47 ID:TOpXBQdiO
(;^ω^)「大丈夫だお!キスもセックスもしてないお!」
ξ゚听)ξ「ホントにぃ〜?」
(;^ω^)「ホントだお!」
川 ゚ ー゚ル(パイズリとフェラはしたけどね。)
ξ゚听)ξ「でもこのヒト……いや…」
川 ゚ ー゚ル「別にこのヒトでもこの女でもいいわよ」
ξ゚听)ξ「このヒト淫乱そうじゃない。」
Σ川;゚听ル「!!!!!!???」
ξ゚听)ξ「なんか…100人くらいとやってそう…」
川 ;;ル「!!!!!!!」
ξ゚听)ξ「いや…むしろ1000人?」
((川 ;;ル))「!!!!!!!!!!!!!!!!」
(;^ω^)「言い過ぎだお!!!!」

 
625 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/16(日) 00:29:31.94 ID:TOpXBQdiO
川 ;;ル「あたしはまだ処女よ!!!なんでみんな人のことヤリマン扱いするのよぉぉぉ!!!」
ξ;゚听)ξ「なんていうか…… オ ー ラ で 。 」
川 ´兪ル「……どんなオーラ出してるんだろあたし」
(;^ω^)「…まぁ…そんなに気を落としちゃダメだお!」
Σ川 ゚听ル「…わかった!毎日オナニーしてるのがいけないんだ!!!」
Σξ;゚听)ξΣ(;^ω^)「絶対ソレだ!!!!」

 
681 ◆/MTtOoYAfo :2006/04/16(日) 08:32:40.61 ID:TOpXBQdiO
( ^ω^)「オナ禁するといいお」
川;゚ ー゚ル「できるかな…」
ξ;゚听)ξ「あきれた…」
川;゚听ル「な!ツ、ツンちゃんだってオナニーくらいするでしょ?」
ξ;゚听)ξ「し、しないわよ!!」
川*^ ー^ル「またまたー☆」
ξ;゚听)ξ「…むっかつくなぁ…」
川;゚ ー゚ル「…ごめん…ちょっと言い過ぎたね」
ξ゚听)ξ「ふんだ!」
(;^ω^)「まぁまぁ二人とも仲良くするお!(じゃないと3Pできないお!!)」
ξ゚听)ξ「…わかったわよ」
川 ^ ー^ル「さっきはごめんね。よろしく!ツンちゃん!」

彼女は握手をしようと右手を差し出した。
しかしツンが応えるように手を伸ばした時……

川;゚听ル「うっ……!?」

彼女は突然倒れた。

第六話「告白」終

 
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