3811(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 22:36:14.05 ID:vlTq0Y7E0
―とある警察署内
「部長・・・例の通り魔の事件・・・緊急会議が開かれているみたいですね・・・。」
若い青年は30代ぐらいの渋顔の男に言う。
「そうだな・・・死者がでちまったからな。」
「目星とかはついているんですかね?」
「さぁ・・・まぁ山田オルタ教にでも聞けばわかるんじゃないか?」
「山田オルタ教って確か・・・世界平和を目指す・・・宗教ですよね?なぜですか?」
「・・・お前もこの署でやり続けてれば、そのうちわかるさ。」

そして渋顔の男は一呼吸置くと真剣な顔つきで青年に伝える。

「間違っても・・・流されたりするんじゃねぇぞ。」

後、2人は一連の捜査へと向かった。


 
3871(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 22:44:23.68 ID:vlTq0Y7E0
―日本のどこか。
「今回も捜査には我々が手伝いますよ。」
「いやはや・・・ありがたい。」
不適な笑みを浮かべる。口から出ている言葉は全て嘘のようだった。
「ふっ・・・。」
「そういえば・・・あの話は?」
「その為におまえはここにいるんじゃないか。」
「そうですね・・・ふふふ・・・。」
「ははは。」

いったいなんだ?

日本のどこかで。

とにかく人と人の間でこんなやりとりがあった。

しゃべっていたのは、子供かもしれないし、大人かもしれないし。

遊びかもしれないし、どこにでもあるようなやりとりかもしれない。

何かの朗読かもしれない。

それは全て謎。


 
3911(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 22:51:46.89 ID:vlTq0Y7E0
―賑やかな街で。
(´・ω・`)「おいおい、まだ見るのか?」
(*゚ー゚)「もうちょっとー。」
しぃはショボンにもう少し、服を見たいと甘える。
(´・ω・`)「わかった。あと少しな。」
服にはあまり興味がないショボンはただしぃを見つめていた。
(*゚ー゚)「これなんかどぉ?」
しぃはピンクの服をショボンに見せる。
(´・ω・`)「いいじゃないか?」
(*゚ー゚)「あなたによ?」
(´・ω・`)「お、おれに!?」

さすがにピンクは無理だ。

やめてくれ。

そういったはずなのに・・・なぜか買わされた。

(*゚ー゚)「着てみてよー。絶対似合うってww」
(´・ω・`)「いや・・・いまは・・・。」
(*゚ー゚)「・・・私がせっかく・・・えらんだの・・・に・・・。」
(´・ω・`)「わかったきるってww」

着てみたら・・・

以外と似合った。

 
3961(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 22:58:25.47 ID:vlTq0Y7E0
ξ゚听)ξ「そういえば、しぃも結構酔ってなかった?」
(  ^ω^)「ショボンが連れていったお。」
ξ゚听)ξ「!!」
ツンがたじろぐ。
(  ^ω^)「なにもなかったって言ってたお。」
ξ゚听)ξ「何かあったっていうはずないでしょ!!ブーンはあたしと何かあったらショボンにいうの??」

いや・・・突然そんな例えされても・・・。

―ぶっ!

ξ゚听)ξ「ちょっと鼻血!!」
ブーンの鼻から赤い血液が勢いよく飛び出た。
ξ゚听)ξ「何想像してるのよ!」
(  ^ω^)「そ、そんな事いうからだお!」

しばらくして、鼻血は収まった。

(  ^ω^)「そ、そういう事いうのは止めてくれお。」
ξ゚听)ξ「あたしは普通に言っただけなのに・・・。」

気がつけばもうすぐ夜が僕らの日本に尋ねてくる時間だった。


 
3981(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 23:02:52.27 ID:vlTq0Y7E0
(  ^ω^)「そろそろ、家に帰ったらどうだお?」
言いたくはなかったけど、やっぱり男としては言おうと思ったから言った。
ξ゚听)ξ「よかったら夕飯一緒に食べない?外で。」
(  ^ω^)「ほぇ?」
思いもよらない言葉にブーンは驚く。
ξ゚听)ξ「ど、どうせまたチキンラーメンなんでしょ!おいしい所知ってるから一緒に食べない?」

羽が生えた気がした。

(  ^ω^)「もちろんおkだお。じゃあ準備するから外で待っててお。」
ブーンは準備すべきものを短時間でさっさと用意して、外へ出た。
ちょっと寒い感じがしたので薄めのジャケットを羽織って。
その後、ツンのおすすめのレストランへ行くことにした。
(  ^ω^)「ファミレスかお?」
ξ゚听)ξ「そ、そんなわけないじゃない!」

コントのようなやりとりを続ける2人。

いつになったら本音で話せるのでしょう。

以外にこれが本音だったりするのかな。

 
4001(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 23:09:53.08 ID:vlTq0Y7E0
ξ゚听)ξ「そうだ、ちょっと服見たいんだけど・・・よってかない?」
(  ^ω^)「ほぇ・・・?服かお?僕はあんまり、服は見ないお。」
ξ゚听)ξ「あたしが見たいの。」
ちょっとキレ気味だったので、なだめるということもあって服屋に行くことを許可した。
(  ^ω^)「うはwww音楽がうるさいおww」
店内は音楽がかかっていて、ブーンにとっては少しうるさかった。
ξ゚听)ξ「服、みなさいよ。服。」
ツンは、色とりどりに並べられた服を見る。
(  ^ω^)「まぁカラフルで素敵だこと。」
すると後ろに妙な気配を感じた2人は一斉に振りむいた。


(´・ω・`)「あれ・・・?まさか・・・あれは・・・そんなはずは・・・?」
(*゚ー゚)「うえ。」
ξ゚听)ξ「あ。」
(  ^ω^)「ちょwwショボンwwその格好ww」

ピンクの服を着たショボンがそこには立っていた。
ついでにしぃもピンクの服を着て横に並んで。

おそろい。

 
4021(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 23:15:18.53 ID:vlTq0Y7E0
ξ゚听)ξ「ほ、ほらだから言ったじゃない!!やっぱりしぃとショボンは!!」
(´・ω・`)「お、お前たちこそさfdか:d。」
(*゚ー゚)「・・・。」
しぃは唖然としている。そして、切り出したのは以外にもブーンだった。
(  ^ω^)「まぁ、そんな事どうでもいいじゃないかお。僕は、この服ってのに少し興味がわいたお。そのショボンの服みてww」
ブーンはショボンのピンク色の服を見ながら言う。
(´・ω・`)「に、似合ってるだろ?」
(  ^ω^)「ナイスだおw」
(*゚ー゚)「じゃあ、私達はここ出るから、2人ともまたね。」
(´・ω・`)「え?行くの?」
(*゚ー゚)「ほら!」
しぃはショボンの手を強引に引っ張り店の外へ連れ出していった。何かを悟ったのか・・・2人になりたかったのか・・・

ξ゚听)ξ「あんた服興味あるの?」
(  ^ω^)「そ・・・そのキツイ言い方で聞くのはやめてくれお。」
ξ゚听)ξ「・・・。別にいいじゃない。ほら、これなんかどお?」

VIPクオリティ!!

と書かれたTシャツをツンが手に取る。

ブーンはなぜかそのTシャツに心惹かれ、少ないお金を使って即効、購入した。



 
4051(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 23:19:16.14 ID:vlTq0Y7E0
ξ゚听)ξ「じゃあ私はこれが欲しいな。」
(  ^ω^)「僕は金持ってないお。」
ξ゚听)ξ「あ、あんたになんか求めてないわよ!」
そしてツンは服を一着自腹で買った。

いつの日か・・・ブーンが自らツンに買ってあげられる日はくるだろうか。

(  ^ω^)「じゃあ、レストラン行くお。」
ξ゚听)ξ「そうねー。」

2人は並びながら、不器用にお互いの歩調を合わせながら、輝く街へとくりだした。

(  ^ω^)「何屋なんだお?」
ξ゚听)ξ「うーん。和食。」
(  ^ω^)「うはwww」
ξ゚听)ξ「健康的なのがいいかなと思って。」


着いた先は和風な感じの店。

名前は・・・『勝』

(  ^ω^)「ネーミングセンスねぇwwww」
ξ゚听)ξ「味は一流よ。さ、中に入りましょ。」

「いらっしゃいませー。」

 
4071(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 23:20:45.35 ID:vlTq0Y7E0
中に入ると座敷に案内された。まぁ密室といえば密室だけど、ここは店だ。
(  ^ω^)「んっと・・・メニューはこれかお。」
メニューを広げてみていると店員さんがやってくる。
「お冷でございます。」
ξ゚听)ξ「どうも。」

コップに注がれた水が透き通っていた。

これほど水がおいしそうに見えたのは久しぶりだ。
―ゴクゴク
(  ^ω^)「この水おいしいお!!」
ξ゚听)ξ「まぁ、一流だから。」
さてさて、メニューを見るとしますか。
そんな事を心で呟きながら、綺麗に並べられた文字に目をやる。
(  ^ω^)「ちょwww店長ってwwwwじゃあ、店長の・・・おまかせセットでいいおwww」
ξ゚听)ξ「じゃあ私もそれで。」

店長の・・・おまかせセット。


 
4111(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 23:25:10.75 ID:vlTq0Y7E0
「ではもう一度確認させていただきます。店長のおまかせセットが2つでよろしいですね?お飲み物は?」
(  ^ω^)「麦茶で。」
ξ゚听)ξ「あたしも。」
「かしこまりましたー。」
そういい残して店員さんは出て行った。

何を話していいのかはわからないけれど。目の前に自分の求める存在がいてくれるだけでよかった。
だからと言って何も言葉を交わさなかったわけではないけど、どこかぎこちなく・・・どこか美しく。

そのうち、料理が運ばれてきた。

(  ^ω^)「うわお・・・刺身とか・・・こんな豪華な料理久しぶりだお・・・。」
ξ゚听)ξ「そんでもって健康的よ。」

今夜の夕食はおいしい健康食なのさ。

 
4231(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 23:31:02.61 ID:vlTq0Y7E0

海の底に捨てそうになったこの思いは、君の仕草の1つ1つが引き戻してくれるんだ。

全てを捨てて裸になって君の心の奥に眠る裸の君に会いたいな。

どんな小さな事を見逃さずに知っていきたいな。

遠回りして、また君と出逢ったこの喜びは・・・何に変わるのだろう?

感動のクライマックスまで・・・あとどのくらいかな。

ゆっくり・・・ゆっくり・・・行きたいな。

君と僕で手を繋いで。

君と2人、草木と共に優しく揺れながら。

永遠に続くこの道をどこまでも

どこまでも。




 
4241(´・ω・`) ◆XTkLTDNHHY :2006/04/22(土) 23:33:28.47 ID:vlTq0Y7E0
今日はここまでです。読んでくれた方々、ありがとうございました。
これからも、レスがある限り、書き続けようと思います。
みなさん、お疲れ様でした。今後ともよろです。ノシ

なんだか、恋愛系を少し含めてしまっているが、この先それだけにはなる事ないから嫌気がさしてるやつはスマソ。

あと、昨日も書いたけど、感想とかあれば書いてくれ。

 
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