第4話:「乳首をとりもどせ!!」
3人は、肛門、否、校門の前でスクラムを組んでいた。
( ^ω^)「チーム・ニップレス・・・」
( ゚ω゚)ノ「ファイアーーーーーーーーー!!」
(´・ω・`)ノ('A`)ノ「ファイアーーーーーーーーーー!!」
3人は、掛け声も勇ましく、校舎の中へと走り出した。
3人のクラスである3年9組は、校舎の4階の東の端にある。
まず3人は、1階の東端にある階段を目指し、全力疾走した。
( ゚ω゚)「ぬおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ブーンは、足が速い。
その速さは、50Mを5秒台の速さで走れるほどだ。
ブーンが先頭で、ショボン、ドクオと続く。
廊下の風景が、どんどん後ろに流れていく。
そのときだった。
ブーンたちの後ろから、強烈な「気」の持ち主の気配がした。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 廊下を走るなゴルァああああああああ!!
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 ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄
___ | \ \
/ / )))) |
/ /_ ⊂ノ | ヽヽ .|\
/ / / i 、、. | ヽヽ .|\ | \
/ / \ \ Λ_Λ ド ド |ヽ |\ | |
/ / \ \( ,,゚Д゚)
/ / ヽ ⌒\
/ ノ /> >
/ / 6三ノ
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― / ん、 \ \
―― (__ ( > )
⌒ヽ ' ・`し' / /
人, ' ', ( ̄ /
Y⌒ヽ)⌒ヽ、 ) |
\_つ「」
体育教師、ギコ。
校則を遵守することに命を賭け、校則を違反する者を容赦なく粛清する男。
違反者を粛清する際、蠅叩きを武器として使用することから
「蠅叩きのギコ」として、生徒から恐れられている。
そいつが、猛スピードで追いかけてくる。
( ゚ω゚)「あんたこそ、廊下を走るなおおおおおおおおおおおお!!」
( ,,゚Д゚)「教師はいいんだよ!!
パトカーだって、カーチェイスのときはスピード違反するだろうがあああああああああ!!」
(´・ω・`)「大人って、ずるいよね。」
チーム・ニップレスと蠅叩きのギコとの、壮絶な追いかけっこが続く。
(´・ω・`)「あの角を曲がれば、階段だ!」
( ゚ω゚)「把握した!!」
ブーンは、速度を落とさずに、華麗にその角を曲がった。
ショボンもそれに続く。
しかし、ドクオが勢いあまって、角を曲がりきれずにこけてしまった。
(;゚ω゚)(;´・ω・`)「ドクオおおおおおおおおおおおお!!」
ブーンとショボンは、階段の上で立ち止まり、ドクオを見下ろした。
そこに、角を曲がってきたギコの姿が現れた。
( ,,゚Д゚)「貴様ら、覚悟しろよゴルァ!!」
絶体絶命。
(#'A`)「うおおおおおおおおおおおお!!」
そのとき、ドクオが立ち上がり、ギコにタックルした。
ドクオとギコは、くんずほぐれつになって、階段の前に転がった。
(#'A`)「ここは俺に任せろ!!
お前たちは、先に進め!!」
( ;ω;)(´;ω;`)「ドクオ!!」
(#'A`)「早く行け!!
俺の犠牲を、無駄にするな!!
俺たちの乳首を・・・・愛をとりもどせ!!」
( ;ω;)(´;ω;`)「YOUはSHOCK!!!!!!!!!!!!!」
( ゚ω゚)(´・ω・`)「ドボルザーーーーク!!」
気合の雄たけびとともに、
ブーンとショボンは、階段を駆け上がる。
途中、階段に足をとられ、こけそうにもなった。
この長い階段に、足が止まりそうにもなった。
しかし、そんな時は、死んでしまったドクオの顔を思い出し、
ブーンとショボンは、4階までの階段を、一気に駆け上がった。
そして、ついに2人は、3年9組の教室の前までたどり着いた。
2人は、その扉を開けた。
|┃≡
|┃≡
ガラッ.|┃ω^)おっおっおっ。
.______|┃´・ω・) どーもー、チーム・ニップレスで〜す。
| と l,)
______.|┃ノーJ_
(;゚ω゚)(;´・ω・`)「!!」
2人は、その教室にいた人物の姿に愕然とした。
_
( ゚∀゚) どうも〜。
し J おっぱいの申し子
| | ジョルジュ長岡でーす。
し ⌒J
(;゚ω゚)「ジョルジュ・・・・・・。」
(;´・ω・`)「まさか、君が・・・・・・」
ジョルジュ長岡。
3年9組のクラスメイトで、チーム・ニップレスの3人とも仲がいい。
彼と、たそがれに染まる川辺で、
暗くなるまでおっぱいについて語り合ったことを
ブーンは、忘れてはいなかった。
( ゚∀゚)「どうしたのよ?
そんな怖い顔して・・・・・・。」
ブーンとショボンは、ジョルジュをにらみつけた。
ジョルジュは、不適に笑みを浮かべている。
(´・ω・`)「単刀直入に聞くよ。
僕たちの乳首を盗んだのは、ジョルジュ、君なのかい?」
(;゚∀゚)「ししししししし、知りますん。」
(;^ω^)「なんて、わかりやすいんだお。」
(´・ω・`)「ここは、誘導尋問だね。
ジョルジュ、君が僕たちの乳首を盗んでいないというなら、
これから僕がする質問に答えてくれ。」
(;゚∀゚)「わわわわわわ、わかった!!」
(´・ω・`)「まずは、例題。
これは、ブーンに答えてもらおう。」
( ^ω^)「把握した!!」
そう言うと、ショボンはブーンの反対側を向いて、こう言った。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ) < この中に一人、戦隊モノのヒーローがおる。
(⊃ ⊂) \_____________
| | |
(__)_)
クルッ ______________
/
(´・ω・`)彡< おまえやろ!?
ビシッΣm9っ つ \______________
人 Y
し (_)
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 ̄"''
___ ヽヽ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_ __,,-''"
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._,-"::::/ /rっ _/ ヽ::::i
.(:::::{:(i(____. || i| .|i _,,-':/:::}
`''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, |/⌒ヽ .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
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/⌒ \ | _二二二つ (\ .|i /⌒ヽ
⊂二(^ω^ )二ノ / \\_ /⌒ヽ 二( ^ω^)二⊃
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;;;::,,,...;": ."; " ソ ) \\⊂二二二( ^ω^ )二二二⊃ ⊂_) ( ヽノ .;.;".;":
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.;.;"..;.;".. \|\| レ (⌒) | /ノ ̄ レレ ;.;.;"..;.;".
⌒| / '´
5人揃って、違うんじゃイ!!
m9
ノ
(´・ω・`) お前やあああああああああ!!
( ( 9m
< \
(´・ω・`)「では、ジョルジュ、次は君だ。」
ショボンは、ジョルジュに背を向けて、言った。
ショボンの背中には、すさまじいオーラが漂っている。
(;゚∀゚)「・・・・・・・・・・・。」
ジョルジュは、コクコクと、何度もうなずいた。
どうやらジョルジュは、ショボンのそのオーラに、気圧されたようだ。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ) < この中に一人、僕たちの乳首を盗んだやつがおる。
(⊃ ⊂) \_____________
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クルッ ______________
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(´・ω・`)彡< おまえやろ!?
Σm9っ つ \______________
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し (_)
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┃ (´・ω・` ). ┃, ,_
⊂ 9m) ┃∀゚)
.( ) Y 人. ┃⊂ノ
⊂
>>1 フ .(_入_| ┃
人 Y ━━━━━━┛
(_入_|
(;´・ω・`) ・・・・・・・・・
c(,_U_U ガク
(;´・ω・`) 犯人は僕だったのかああああああああああああ!!
c(,_U_U
_,,..-―'"⌒"~⌒"~ ゙゙̄"'''ョ
゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ
T | l,_,,/\ ,,/\「」
( ゚∀゚)「ふふふ!!
秘技、鏡返し!!」
ジョルジュの巧みな返し技の前に、ショボンは倒れた。
(;^ω^)「秘技、鏡返し・・・・・・なんて恐ろしい技!!」
倒れたショボンの傍らに立ったジョルジュは、
ブーンのほうを向いて、後ろに腕を組んで、言った。
( ゚∀゚)「さて、
ここまでたどり着いたお前たちに、
敬意を表して、真実を教えよう。
お前たちの言うとおり、
お前たちの乳首を盗んだ犯人は、俺だ!!」
( ゚ω゚)「サプラーーーーーーーーーーイズ!!」
いまさらながらに、ブーンはびっくりした。
ブーンとジョルジュがにらみ合う。
教室内には、身を焦がすような、すさまじい殺気が漂っている。
そんな中、最初に口を開いたのは、ブーンだった。
( ゚ω゚)「なぜ、僕たちの乳首を盗んだんだお?」
ジョルジュは、相変わらず不敵な笑みのままで、言った。
( ゚∀゚)「それは、お前たちの乳首が、あまりに理想的なものだったからさ。
大きさ、色、形・・・・・・。
すべてが、俺の理想の乳首だ。」
(*^ω^)「・・・・・・・・・。」
ブーンは、
自分の乳首がほめられたことに、つい、ときめいてしまった。
乳首をほめられることは、
その持ち主である自分がほめられたも同然だ。
しかし、すぐに気を取り直し、ジョルジュに問いかけた。
(*^ω^)「そうだからと言って、人の乳首を盗むとはどういう了見だお?」
( ゚∀゚)「・・・・・・・その質問に答える前に、
お客さんを、出迎えなければね。」
そう言うと、ジョルジュは教室のドアのほうを向いた。
つられて、ブーンもドアのほうを向く。
ドアが、開いた。
|┃≡
|┃≡
ガラッ.|┃≡
.______|┃('A`) 失礼しま〜す。
| と l,)
______.|┃ノーJ_
( ゚ω゚)「ドクオ!!
生きていたのかお!?」
('A`)「なんとかな。
蠅叩きで、お尻ペンペンされちまったがな。」
( ;ω;)「そんな拷問の中、よく生きてここまでたどり着いてくれたお!!」
(;A;)「ブーン!!」
( ;ω;)「ドクオ!!」
( ;∀;)「ドクオ!!」
3人は、抱き合った。
( ゚ω゚)(#'A`)「ジョルジュはあっち行け!!」
( ゚∀゚)「いけず〜。」
(;´・ω・`)「う〜ん・・・・・・。」
その傍らで、ショボンがうなり声を上げた。
( ;ω;)(;A;)「ショボン!!」
2人は、ショボンの元に駆け寄った。
2人の肩を借りて、ショボンは起き上がった。
(;´・ω・`)「いやー、危なかった。
もう少しで、カミーユのように精神崩壊を起こすところだったよ。」
ついに、バラバラになったチーム・ニップレスが揃った!!
元気も、勇気も、性欲も100倍だ!!
3人は、あらためてジョルジュと対峙した。
( ゚ω゚)「さあ、なぜ、ぼくたちの乳首を盗んだのか、話すんだお!!」
( ゚∀゚)「いいだろう。
それは、俺の壮大な計画のためだ!!」
(;゚ω゚)(;´・ω・`)(;'A`)「なんですとーーーーーーーー!!」
( ゚∀゚)「さあ、そこの机に座るんだ!!」
( ^ω^)(´・ω・`)('A`)「はーい。」
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|| ( ゚∀゚) それでは、計画の名前を発表します。
||_ (o o_______________________
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||三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
「「「は〜い。」」」
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|\ (, .)\ |\ ( .)\ |\ ( )\
|ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ| |ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ| .|ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ|
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|| ( ゚∀゚) 計画名:「T K B」
||_ (o o_______________________
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||三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
「「「なんだってーーー!!」」」
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|\ (, .)\ |\ ( .)\ |\ ( )\
|ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ| |ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ| .|ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ|
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|| ( ゚∀゚) 正式名:「TIKUBI」
||_ (o o_______________________
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||三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
「「「すげえええええええ!!
こいつ、英語を使いやがったーーーー!!」」」
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|\ (, .)\ |\ ( .)\ |\ ( )\
|ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ| |ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ| .|ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ|
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ジョルジュの英語能力の高さに愕然としながらも、
3人は、何とか正気を保った。
(;'A`)「して、その詳細は・・・・?」
( ゚∀゚)「ふふふ・・・・・・それはだね・・・・・・」
第4話 完