翌日。
俺は交番の机で、ぐてーっと座っていた。
べつに怠けているわけじゃない。
昨日に続き……ドクオの……パトロールの間……書類……
J( 'ー`)し「ああ、ギコさん。おはようございます」
Σ(,,゚Д゚)「おはよーございまーす!」
あぶねぇ、寝るとこだった!
ハッとしてオバチャンに挨拶を返す。
このオバチャンは近所の有閑マダムだ。
交番の前を通るたび、わざわざ挨拶してくれる、すごくイイ人である。
J( 'ー`)し「今日も精が出るねぇ」
(;´゚Д゚)*∵.「」
J( 'ー`)し「あらあら、どうしたのスゴイ顔して」
ごめんなさい。精なら出ました。ええ、朝っぱらから出してきました。
しぃに寝込みを襲われて、朝立ちを食べられて、ついカッとなってヤりました。
いまは反省しています。
(,;゚Д゚)(でも、そんなこと言えねーだろゴルァ!!)
J( 'ー`)し「? なんだか知らないけどオバチャンはキミを応援しちゃう。はいコレ」
彼女が差し出したのは、薔薇の形をしたピン留めだった。
(,,゚Д゚)「なんですか?」
J( 'ー`)し「そこで拾ったの。あげる」
あげるって……オバチャン、ネコババは犯罪ですよ?
J(
'ー`)し「あら。拾った時点で動産の所有権は拾得者に転移するから無問題よ。貴重品や金銭なら財産権の侵害になるんでしょうけど、こんなオモチャに不当利得を申請する人間なんていやしないし、ま、持ち主が出てきたときだけ謝ればいいんじゃない?」
(;゚Д゚)「 ! ? 」
J( 'ー`)し「あら、ごめんなさいね。とにかく誰かにあげるか、捨てちゃって下さいな」
(,,゚Д゚)「はあ…わかりました」
結局、オモチャのピン留めをもらってしまった。
しかし誰かにあげろって……
(*゚ー゚)『あは♪』
(,,゚Д゚)(やっぱりアイツだよな)
そういえば、しぃに物をあげたことって、まだ無かった気がする。
服に至っては俺のお下がりで、マトモに買ってあげていない。
外出させられないとは言え、悪かった。
(,,゚Д゚)(とりあえずコレをあげてみるか…)
あんまり喜びそうにないが、オバチャンの厚意?がこもっている。
捨てちゃあ悪いだろう。
やがて昼になり、ドクオがパトロールから帰ってきた。
(,,゚Д゚)「おかえりんこ」
('∀`)「ただいまー。ほれ、のり弁当と缶コーヒーの小っちゃいやつ」
(,,゚Д゚)「サンキュ」
頼んでおいた弁当を、コンビニで買ってくれたようだ。
('A`)「なあ」
(,,゚Д゚)「ん?」
('A`)「最近、和食の弁当ばっか食ってるな」
(,,゚Д゚)「そうだっけ?」
('A`)「そうだよ。昔はカルボナーラとか、サンドイッチが好きだっただろ」
そうだよ。いまだって好きさ。だから夕食に食べてるよ。
('A`)「なにかあったのか? ここ二週間、やけに付き合い悪いぞ」
(,,゚Д゚)「べつに」
ドクオは、じっと俺の顔を見た。
そして諦めたように、なにかあったら言ってくれ、約束だ、と言った。
(,,゚Д゚)「あ。秘密ならあったわ」
('A`)「なんだ!?」
(,,゚Д゚)「ずっと黙ってたけど……」
('A`)「どうした!?」
(,,゚Д゚)「エヴァンゲリオン、あまり詳しくないんだ」
('A`;)「……そうなの?」
(,,゚Д゚)「うん。あの作風が苦手なんだ。名言だけはネットで覚えたけど」
('A`;)「……こんなとき、どういう顔をしたらいいか、わからないの」
(,,゚Д゚)「笑えばいい、と思うよ?」
('∀`;)「」
(#`A')「裏切ったな! 僕の気持ちを裏切ったんだ!」
(,#゚Д゚)「知らねーよゴルァ!! ジョジョ詳しいから、それで充分だろ!?」
(#`A')「お前はチャーハンばかり出して、ラーメンを出さないラーメン屋が許せるのか!?」
(,#゚Д゚)「ああ許す! 許せるね! 店主がラーメン嫌いならな!」
(#`A')「くぁせふじこムッキー!!」
午後からのパトロールは、自転車に乗らず、押し歩きですることにした。
(,@Д@)「(タンコブで)前が見えねぇ」
この町は田舎だけに夜が暗い。
その分、綺麗に星々が輝く。
そいつらを見上げながら、
(,,゚Д゚)「はー。今日も帰りが遅くなったなぁ…」
思わず、ぼやきが口をついた。
しぃのヤツ、ちゃんと待ってるだろうか?
家の中にいて、心身に悪影響が出ないだろうか?
(,,゚Д゚)(でも、俺が言ってもなぁ……アイツを監禁してる張本人だし)
こめかみを押さえ、もみほぐす。
わかっちゃいるんだ。
しぃの思考と嗜好は、変な方向にかたよっている。
特に、抱かないと泣くという反応がおかしい。
なにかセックスに対して強迫観念のようなものを持っている。
本来は医師なり教師なりの指示を受けるべきだ。
(,,゚Д゚)(それができりゃあ楽なんだがな…)
しぃの場合、それができない。
さらに問題なのは、俺のほうが彼女になじみかけている事実だった。
俺は――認めたくないが――いまの彼女との関係を、当然のように受け入れかけている。
(*゚ー゚)『ねえ』
(,,゚Д゚)「!」
ほら。また、しぃの顔がフラッシュバックした。
(,,゚Д゚)(正気に戻れ、俺! 相手は子供なんだぞ!)
ある種の麻薬というか、拷問だ。
あんな子を抱いて(あんな子に抱きつかれて)あんな子を犯して(あんな子にすがられて)正気でいろというほうに無理がある。
暗い気持ちを拭えないまま、俺は自宅の玄関をくぐった。
(,,゚Д゚)「ただいまー」
返事が無い。
また昨日のように、隠れてオナニーをしているんだろうか?
(*゚ー゚)『あー! あっ、ああ、あああああーっ!』
雪のような、妖精のような、白い肢体が思い出される。
違うだろ、俺!
必死に幻想を振り払い、現実を見つめた。
(,,゚Д゚)「しぃ、帰ったぞー!」
しつこく呼びかける。やっぱり返事が無い。
俺は電気をつけ、あたりを見回した。
(*゚ー゚)「はぁ……はぁ……」
(,,゚Д゚)「しぃ?」
彼女はグッタリと、ソファーにもたれていた。
なんだか様子が変だ。
(,,゚Д゚)「どうした、しぃ……うおっあちっ!」
彼女の額は、燃えるように熱かった。
(,,゚Д゚)「ひどい熱だ。待ってろ、すぐ医者に……!」
そして、彼女は医者に行けないのを、思い出した。
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あれは二週間前のこと。
俺が一人で交番にいると、農家のオッチャンがひょっこり来たのだ。
∠ノ ´m`)「うちの近くを見慣れない男が歩いとるんじゃ」
(,,゚Д゚)「はあ。旅行者じゃねえのかゴルァ??」
∠ノ#´m`)「バカ言うでない。あれはワシの命を狙うNINJAに決まっておる」
(,,゚Д゚)「んなこたーない」
∠ノ#´m`)「ちょwwwいいから来いwwwwおまわりwwwwwwブーメラン投げるぞwwwwwww」
オッチャンが俺を連れてきたのは、野原のボロ小屋だった。
どっかの農家が使わなくなった物置だろう。
∠ノ ´m`)「この中じゃ。調べてきてくれ」
(,,゚Д゚)「なに、この棒?」
∠ノ ´m`)「2フィートあるから、これで突っつけ」
言われるまま、俺は小屋を調べた。
そして不審者の正体を直感したのだ。
(,,゚Д゚)「産業廃棄物…」
中には注射器や薬剤のゴミが散乱していた。
中には注射器や薬剤のゴミが散乱していた。
たぶん悪質な処理業者が捨てていったのだろう。
(,,゚Д゚)「というわけでNINJAじゃねーぞゴルァ!!」
∠ノ ´m`)「おじいちゃんショック…」
(,,゚Д゚)「かわいぶってんじゃねーぞゴルァ!!」
上司には報告する旨を伝え、俺はジジイを叩き返した。
現場保存のテープを張る。
そして一人、小屋の前で待機していたのだ。
(,,゚Д゚)「はぁ。応援くるまで暇だなー」
「あ…う…」
(,,゚Д゚)「?」
なんか声が聞こえた。
気のせいかと思ったが、たしかに、何度も聞こえてくる。
好奇心にかられた俺は、もう一度小屋に戻ってみた。
ジジイがいた時より丁寧に調べていく。
そして見つけたものは……
(;゚Д゚)「子供?」
(*゚ー゚)「……」
ゴミに埋もれるように座っていた幼女だった。
彼女を見つけたときの衝撃は、うまく言い表せない。
ゴミの中にいながら、彼女の肌は白く、美しかった。
掃き溜めに鶴っていうが、そんなもんじゃない。天使が舞い降りたって感じだった。
そして彼女は、たどたどしい日本語で、俺に向かってこう言ったのだ。
(*゚ー゚)「ねえ、だっこ♪」
それからの記憶が一瞬、途切れている。
気が付くと――信じがたいことに――俺は彼女を自宅に連れこんでいた。
彼女はまったく逆らわなかった。
そこから俺は現場へとって返し、何食わぬ顔で応援を待った。
( ^ω^)「おまたせだお」
(,,゚Д゚)「ハ! ご苦労様です!」
ブーン部長が到着したのは、幸運にも俺が戻ってからだった。
俺と彼は検証を済ませ、その場を後にした。
家に帰る途中、俺は何度も首をひねった。
なぜ、あの場にあんな幼女がいたのか。
どうして俺は、あの子を連れ帰ったのか。
自分で自分の行動が理解できなかった。
(,,゚Д゚)(夢じゃないのか?)
自宅の玄関を前にしたとき、ふと、そんな考えが浮かんだ。
(,,゚Д゚)(あれは俺の妄想で、このドアを開けても誰もいないんじゃないか?)
なんだか気が楽になる。
妙に軽い気分で玄関を開けた。
(*゚ー゚)「あは♪」
(,,゚Д゚)「……」
そして現実にブチのめされた。
そこには白いワンピースを着た幼女がいた。
彼女は俺を見ると、笑いながら寄ってきた。
俺も座り、彼女の目線に合わせてやる。
(,,゚Д゚)「お嬢ちゃん、こんにちは」
(*゚ー゚)「……」
(;゚Д゚)「あー、お兄ちゃんは警察官だから、心配しないでな。すぐお家に帰すから」
(*゚ー゚)「?」
彼女は綺麗な瞳で、じっと俺を見つめてきた。
ふと嫌な予感がする。
(,,゚Д゚)「ねえ、君、名前は?」
(*゚ー゚)「……」(くぁせふじこ@lp;)
彼女が何かボソボソ呟くのが聞こえた。
間違いない。俺の知らない言語だった。
(;゚Д゚)「まさか日本語わからない?」
(*゚ー゚)「……」
マジかよ。
あの場にあった薬剤のクズが思い出される。
この子、どうしてあの場にいた?
非現実めいた連想が浮かぶ。一気に気分が重くなる。
俺は無性に悲しくて、溜め息をついてしまった。
そのとき。
(*゚ー゚)「ねえ」
(,,゚Д゚)「ん?」
(*゚ー゚)「だっこ♪」
(,,゚Д゚)「え?」
はらり、とワンピースが地面に落ちる。
彼女は下着をつけていなかった。
(,,゚Д゚)「え……ああ……え?」
新品の綿のような肌が、股間の窪みまでもが、外気にさらされる。
かすかに紅潮した頬と、おなじ色に染まった乳首が、やけに印象的だった。
俺は――正直に言おう――彼女が色っぽいと思った。
彼女は体中から、幼さに見合わない艶を、男を捕らえて離さないオーラを発していた。
だから彼女が俺の手を、まっ平らな胸へと導いたときも、さして驚かなかった。
(*゚ー゚)「あは♪」
彼女は俺の手で、自らの体を揉みほぐした。
俺は導かれるがままに、彼女の胸を、腰を、秘所までも、触れてしまった。
彼女に全身の体重を預けられたとき、俺の理性は決壊した。
力任せに抱き寄せ、ズボンを脱ぎ捨てる。
だというのに、彼女は驚かなかった。
それどころか平然と俺を押し倒し、馬乗りになって、跳ね回ってみせた。
(*゚ー゚)「あはっ、はあっ、はあっ…」
(,,゚Д゚)「ああっ、うああああっ!」
(*゚ー゚)「ああっ、あああああーっ!!」
そして最後は自分の手で自分の芽を摘み、果ててみせた。
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こうして、しぃは俺の家に住むようになった。
ゴミが捨ててあった小屋は、科学捜査班も検証に来たそうだが、幼女がいたという話は出なかった。
しぃの存在を知るのは俺一人ってわけだ。
だから、彼女には戸籍も、保険証も無い。
うっかり外に出すこともできない。
誰かにバレて、身元が問題になったら……孤児として施設に入るか、最悪、国籍不明として入管の預かりとなろう。
(,;゚Д゚)「とは言え……熱で苦しんでるのを放っておくワケには、なぁ」
自己中な俺といえど、考えないでもない事態だった。
ただ考えないように、先延ばしにしてきただけだ。
まあ、今回はただの風邪みたいだし。治ってから考えよう。
とりあえず氷枕をしてやる。
それから市販の風邪薬を持ってきた。
(,,゚Д゚)「飲みな。楽になるよ」
(*゚ー゚;)「?」
彼女は錠剤を見て、不思議そうに首をかしげた。
(,,゚Д゚)「飲めって。平気だから」
(*゚ー゚;)「? ?」
(,,゚Д゚)「なんだよ。薬キライなのか?」
言いながら、なんか違うなぁと思う。
錠剤が飲めないんじゃなくて……コイツもしかして……
(,;゚Д゚)「しぃ、薬飲んだことある?」
(*゚ー゚;)「 ? 」
だーっ、ダメだこりゃ!
どうする。
小児用のシロップ薬なんて、この時間じゃ手に入らないぞ。
(;゚Д゚)「いっそ……座薬とかのが抵抗無いのかな……」
(*゚ー゚;)「?」
落ち着け、俺。何を考えてる。
よく考えろ、これはただの風邪だ。すぐ治る。
(,,゚Д゚)「薬無しで……俺が看病するか……ゴルァ...」
まずは水。
薬を飲ませる予定だったコップの水を、そのまま手渡した。
飲んでいるのを確認して、枕元にミネラルウォーターの500mlを並べる。
次は食事。
鍋に白飯とネギ、鶏肉、醤油、とき卵を放り込む。
すこし煮れば、偽おかゆの一丁あがりだ。
(,,゚Д゚)「ほれ、メシだぞー」
(*゚ー゚;)「メシ…」
そうです、メシです。よく出来ました。
すこし皿に取り、冷ましながら食べさせる。
食欲は無さそうだったが、食ってくれたので安心した。
(,,゚Д゚)「汗かいたか? よし、着替えて寝よう。俺がいるから安心しろよ?」
(*゚ー゚;)「……」
なかば自分に言い聞かせるように語りかける。
そして彼女の服を脱がせたときだった。
(*゚ー゚;)「ねえ」
(,,゚Д゚)「ん?」
(*゚ー゚;)「だっこ……?」
(,,゚Д゚)「なっ」
しぃは熱に苦しみながらも、俺の首に抱きついてきた。
絶句した。
いくら鈍い俺でも分かっている。
彼女の言う「だっこ」は、セックスのことだ。
(,,゚Д゚)「待てゴルァ!! これは着替えだ。着ー替ーえー!」
(*゚ー゚;)「?」
(,,゚Д゚)「だっこしないの。変えのシャツ着ろゴルァ!!」
(*゚ー゚;)「? ……!」
彼女の顔に困惑の色が浮かぶ。
そして狂ったように泣きついてきた。
(*゚ー゚;)「だっこ! ねえ、だっこ!」
(,,゚Д゚)「ちがう! だっこじゃない、寝るの!」
(*;ー;)「だっこ! だっこ! だっこ!」
(,;゚Д゚)「暴れるな! 熱が上がる!」
仕方ない。俺は彼女をソファーに寝かせた。
起きようとするのを、力で押さえつける。
(*;ー;)「だっこ! ちがう? だっこ!」
(,;゚Д゚)「ちがう! そうじゃない! 俺は……」
ふと、彼女が何を求めているのか、わかった気がした。
(,;゚Д゚)「俺はお前に、元気でいて欲しいんだ!」
(*;ー;)「!?」
(,;゚Д゚)「いいんだよ、だっこしなくても! そんなに寂しきゃ抱っこしてやるから!」
体が欲しいから看病するんじゃない。
病気だから大事にするんじゃない。
一人暮らしのこの部屋で、お前だけが暖かかった。ぬくもりだった。
元気なお前と一緒にいたい。だから俺は看病してるんだ。
(*;ー;)「!? うーっ!」
全体重をかけて彼女を押さえつける。
暴れて、疲れて、眠るまで。俺は、ずっとそうしていた。
翌朝。
(;゚Д゚)「もしもし部長ですか」
( ^ω^)『おっおっ、どうしたお?』
(;゚Д゚)「風邪で死にそうなんで、休ませてくだしあゲフ! グフッ! ドムッ! ゲルググッ!」
( ^ω^)『わかったお、治るまで休むといいお』
俺は上司をだまくらかして、休暇をとりつけた。
今日も、しぃの看病をしなければならない…
(*゚ー゚;)「うーっ」
諦めたのやら何やら、彼女は「だっこ♪」を言わなくなっていた。
かわりに、ひどく不満そうな声をもらす。
(,,゚Д゚)「そんな噛み付きそうな顔するなよ」
(*゚ー゚;)「うーっ」
(,,゚Д゚)「喉かわいたろう? 水飲む?」
(*゚ー゚;)「うー……ゴクゴクゴクゴク」
やれやれ。
彼女の髪をかきあげる。
汗でベットリ額に貼りついたそれは、普段の軽さと違って、とても暑苦しそうだった。
濡れタオルで頭を拭いてやる。
(*゚ー゚;)「うーっ!」
(,,゚Д゚)「そんなに嫌がるなよ……ちょっと傷つくぞゴルァ」
さて。食事は何を食わせよう?
毎食おかゆじゃ飽きるだろうなぁ。
そんなことを考えたときだった。
ガチャリ!
( ^ω^)「おっはよー! 暇すぐるからお見舞いに来たおー!」
(,,゚Д゚)「」