3 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:08:18.55 ID:n0uANfZH0

(前回までのあらすじ)

作者「なあ、実は……」
('A`)「なんだ?」
作者「ずっと黙ってたけど……」
('A`)「どうした?」

作者「俺、年上好きなんだ。つかロリとかマジやばくね?」

('∀`;)「」
作者「僕がやりたかったのは……こんなバンドじゃない! レイプとかしちゃいけないんだ!」
 

11 名前: ◆sf6RhhIV4Q [sage] 投稿日: 2006/07/01(土) 23:32:49.02 ID:n0uANfZH0

少しだけ投下する。
 

12 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:33:09.21 ID:n0uANfZH0

 俺は上司をだまくらかして、休暇をとりつけた。
 今日も、しぃの看病をしなければならない…

(*゚ー゚;)「うーっ」

 諦めたのやら何やら、彼女は「だっこ♪」を言わなくなっていた。
 かわりに、ひどく不満そうな声をもらす。

(,,゚Д゚)「そんな噛み付きそうな顔するなよ」
(*゚ー゚;)「うーっ」
(,,゚Д゚)「喉かわいたろう? 水飲む?」
(*゚ー゚;)「うー……ゴクゴクゴクゴク」

 やれやれ。
 彼女の髪をかきあげる。
 汗でベットリ額に貼りついたそれは、普段の軽さと違って、とても暑苦しそうだった。
 濡れタオルで頭を拭いてやる。

(*゚ー゚;)「うーっ!」
(,,゚Д゚)「そんなに嫌がるなよ……ちょっと傷つくぞゴルァ」

 さて。食事は何を食わせよう?
 毎食おかゆじゃ飽きるだろうなぁ。
 そんなことを考えたときだった。

ガチャリ!

( ^ω^)「おっはよー! 暇すぐるからお見舞いに来たおー!」
(,,゚Д゚)「」
 

13 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:33:35.18 ID:n0uANfZH0

 ざんねん オレの じんせいは ここで おわってしまった


 なんてことは決して無く。
 部長は黙ってビニール袋を差し出した。

( ^ω^)「果物だお。それで病人は?」
(;゚Д゚)「え……あ……」

 ごく自然に上がりこんでくる。

( ^ω^)「はじめまして。君、名前は?」
(*゚ー゚;)「……」
(;゚Д゚)「……」
( ^ω^)「そんなに怖がらないで。僕はブーンだお。わかる? ブーン!」
(*゚ー゚;)「……」

 しぃは驚いて動こうとしない。
 すっかりテンパった俺は、上司の肩をつかんで振り向かせた。

(,,゚Д゚)「ちょっと、ちょっと部長!」
( ^ω^)「ん?」
(,,゚Д゚)「なんで怒らないんですか? いや、驚かないんですか?」
( ^ω^)「ん? けっこう驚いてるお?」
(,;゚Д゚)(絶対、冷静だろゴルァ!!)

 喉元まで出かかったツッコミを飲み込む。

( ^ω^)「何も無い田舎町ですぐ帰るってことは、なにか可愛い生き物の世話。でも犬や猫を拾ったなら、そう言うだろうから……残りの可能性は人間じゃない?」
 

14 名前: ◆sf6RhhIV4Q [sage] 投稿日: 2006/07/01(土) 23:33:59.01 ID:n0uANfZH0

(;゚Д゚)「そうなんですか? でも、その発想に行けます? 普通?」
( ^ω^)「常識に囚われてたら、事件は解決できないお♪」

 ちょwwwwねーよwwwwwwwww

(;゚Д゚)「でもホラ……俺が誘拐犯だとか、そういう風には思わないんですか?」

 すると部長は、あっけらかんと言った。

( ^ω^)「だってギコ君が悪いことするハズないじゃない」
(;゚Д゚)「……」

 言葉が出ない。
 だって俺は、あんなことを、彼女と散々してきたのに。

( ^ω^)「ね。この子どこで見つけたお?」
(,,゚Д゚)「……」
( ^ω^)「教えてくれるおね?」

 観念した。
 俺は全てを部長に話した。

(;^ω^)「やれやれ。思い切ったことをしたもんだお。しかも、なついちゃってるし」
(,;゚Д゚)「すみません……」
( ^ω^)「じゃあ拾ったのは今日ってことにしよ。風邪が治ったら調書つくるから、お大事にね」

 手をヒラヒラさせて、部長は玄関に向かった。

(,,゚Д゚)「へ? 帰るんですか?」
( ^ω^)「帰るお」
 

15 名前: ◆sf6RhhIV4Q [sage] 投稿日: 2006/07/01(土) 23:34:15.78 ID:n0uANfZH0

(,,゚Д゚)「あの、俺の責任問題とかは?」

 すると部長は、笑顔のまま言い切った。

(#^ω^)「そしたら管理責任で、僕がクビになっちゃうお」
(;゚Д゚)「すみません」
( ^ω^)「いいの、いいの。それよりさ……」

 部長は笑顔を保ったまま、声だけ変えて言い切った。

(#^ω^)「まかり間違ってもセクロスだけはするなお? 妄想は二次元だけにしておけお?」
(;゚Д゚)「えwwwwちょwwwwwwwwww」
( ^ω^)「ふふ、なーんてね。そんなことギコ君がするはず無いお。バイバーイ♪」

 ようやく部長は帰っていった。
 精魂使い果たした俺は、玄関に鍵をかけると、その場に崩れ落ちた。

(,,゚Д゚)「たすかった……のか?」orz
(*゚ー゚;)「……」

 話が分かったのか、分からないのか。しぃは黙ってこっちを見ていた。

(,,゚Д゚)「おっと、悪い。いまメシにするからな」
(*゚ー゚;)「うーっ」

 どうせ食欲無さそうだし、部長のくれた果物でいいや。
 ビニール袋をひっくり返すと、バナナやミカンに混じって、コンビニの握り飯が出てきた。

( ^ω^)『君もちゃんと食事するお』
(,;゚Д゚)(部長、一生ついていきます。むしろ怖くて逆らえねえぞゴルァ!!)
 

16 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:34:46.36 ID:n0uANfZH0

 食事が終わって、俺がウトウトしていると、また誰かがやってきた。

(#`A')「よよよ幼女キタ!? 幼女どこ!? その辺kwsk!」(ガチャリ!)
(*゚ー゚;)「ひっ!?」

 しぃがおびえた顔で玄関を見やる。
 そこには鬼のような形相のドクオが立っていた。

(;゚Д゚)「ちょっと待て! 俺さっき鍵かけたよね!?」
(#`A')「俺と幼女の間を阻めるものなど無い!」
(;゚Д゚)「さらっと犯罪発言するな親友!」
(#`A')「そしてそれはギコ! お前も例外では無いのだ!」
(,,゚Д゚)「なッ、なにィーッ!?」

 いきなりドクオはブリッジする。そして体勢のままで、シャカシャカと俺の股下を潜り抜けた。

(;゚Д゚)「って、どこのザッパだエクソシストだー!?」
(*'∀`)「あばばばばばばばばば!」

 昨日まで親友だと思っていた男は、もはや別人っつーか手遅れだった。
 そして、しぃを見るなり嬉しそうに飛びついたのである。

(((*'∀`)))「幼女! 幼女ktkr! ひゃっほーい!」
(*゚ー゚;)「ひいいいいっ!?」
(,,゚Д゚)「うっせーバカ!」
 

17 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:36:11.23 ID:n0uANfZH0

               ヽ l //
           ――― ★
              // | \
             / /. |  \
               /   |
 

18 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:36:55.67 ID:n0uANfZH0

                 
          -   ̄ ̄ ―
       /
      /                ヽ
           /⌒ヽ_
     |     (  ,#゚Д゚)  ̄"⌒ヽ    
     |i    / ) ヽ' /    、 `、_
        γ  --‐ '    λ. ;  !
        f   、   ヾ    /   )
        !  ノヽ、._, '`"/  _,. ‐'"
        |  j   ヽ 〈_,,,ノ" ヽ    
         !  ヽ   冫 y'   .ノ
         `、  \ | /   /
            \、ヾ | |  イ-、__
              l.__|   }_  l
 
19 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:37:30.81 ID:n0uANfZH0
 ついカッとなった俺は、親友だった何かを掴み、力任せに投げ捨てた。

(*゚ー゚;)「……」

 しぃは、じっと俺を見ていた。よほど怖かったんだろう。

(,,゚Д゚)「もう大丈夫。悪は滅んだぞゴルァ!!」
(*゚ー゚;)「……」

 俺は安心させるように、何度もしぃの髪をなでつけた。
 

20 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:37:48.42 ID:n0uANfZH0

(*゚ー゚;).。oO(……ちょっと面白かった)
 

21 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:38:09.19 ID:n0uANfZH0

 夕方。しぃに水を飲ませていて、ふと気づいた。

(,,゚Д゚)(あ……いつもなら勤務が終わる時間だ……)

 なのに俺はここに居て、しぃの看病をしている。
 その瞬間、なぜだか『こんな事してていいのか』って妙な焦燥感をおぼえた。
 だが焦りの正体をつかまえる前に、しぃが水を飲み終わった。

(*゚ー゚;)「……ぷはっ」
(,,゚Д゚)「お、飲み終わったか」
(*゚ー゚;)「うー…」

 まあ、いいさ。
 もちろん、俺はこんな事してていいんだ。いいに決まっている。
 でも何か忘れているような……

(・∀ ・)「交代だ交代! 夜勤の時間だぞー!」(ガチャリ!)
(,;゚Д゚)「これかーッ!!」
22 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:38:30.44 ID:n0uANfZH0
         ∧ ∧
        (・∀ ・) < よっしゃー、幼女を見に来てやったぜー!
         ノ(  )ヽ
         <  >


         ∧ ∧
       ヽ(・∀ ・)ノ < あ・それ、ょぅι゛ょ! うpよろ!
       (( ノ(  )ヽ ))
         <  >




               ヽ l //
           ――― ★
              // | \
             / /. |  \
               /   |

23 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:39:32.70 ID:n0uANfZH0
          -   ̄ ̄ ―
       /
      /                ヽ
           /⌒ヽ_
     |     (.#゚Д゚)  ̄"⌒ヽ    
     |i    / ) ヽ' /    、 `、_
        γ  --‐ '    λ. ;  !
        f   、   ヾ    /   )
        !  ノヽ、._, '`"/  _,. ‐'"
        |  j   ヽ 〈_,,,ノ" ヽ    
         !  ヽ   冫 y'   .ノ
         `、  \ | /   /
            \、ヾ | |  イ-、__
              l.__|   }_  l
24 名前: ◆sf6RhhIV4Q 投稿日: 2006/07/01(土) 23:39:49.37 ID:n0uANfZH0
(,,゚Д゚)「まったく……ドクオのおしゃべりめ。なに考えてんだか」

 昼間で慣れていた俺は、難なくMTNKを撃退した。










(*゚ー゚;).。oO(……ちょっと面白かった)

[AA修正しますたd(^ω^ )by管理人]

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