3 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:08:13.87
ID:AYauZcup0
- ( ´ω`)「僕は・・・もう何も信じたくないお・・・」
僕は繁華街の路上で、ダンボール生活をしている。
街はいつも賑いを見せる、欲望の溢れるこの世界で、僕はいつも一人。
人との関りを拒んできた。
人をどんなに信じたとしても、裏切られた時の悲しみは
途方もなく深い、だから僕は信じることをやめたんだ。
女子高生A「うわ・・・くせーよ、ホームレスとかマジ死ねよ」
女子高生B「別にどーでもいい存在だけど体臭汚染とうざいよねー」
街を歩く人達には僕なんて見えてない。存在すらも感じないだろう。
ただ存在を否定されるよりも、存在自体がなかった物になったほうが
僕は気楽だった。孤独のほうが気楽だった。
今日も食べる物を探して街を歩く。
空腹感が唯一、僕の生きている証拠。
4 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:09:19.48
ID:AYauZcup0
- DQN1「ちょwwwwwこいつマジ弱ぇwwwww」
DQN2「おい!俺にも殴らせろよwwwwwwww」
ドガッ!!バジィ!!!ドガァアアアア!!!!!
(メ´ω`)「ぐふぅ!」
DQN3「ちょwww今レバー入ったんじゃねwww」
社会的に何の地位もないホームレスの僕を、若い学生達は
ストレス発散代わりに殴る。
街の人々は止めに入るどころか見向きもしない。
5 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:09:59.09
ID:AYauZcup0
- DQN2「お前何、頭ふってんのwwwwwww」
DQN1「一歩のデンプシーロールだよwwww知らねーの?ww」
DQN3「キメェwwww」
僕は孤独だった。
裏切られ続けた。
だから、僕はもう信じない。何も信じない
6 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:10:22.19
ID:AYauZcup0
- DQN1「ほれw褒美に小便をくれてやろうwww」
ジョジョジョジョジョ~~
(メメメ´ω`)「ウッ・・・・・・」
DQN2「うはwwwスカトロwwww」
DQN3「マジキメェwwwww」
哀れな僕に関心を寄せる人などいない。
存在の証明もない。
僕は、いないも同然だった。
それが、気楽だった
7 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:10:53.76
ID:AYauZcup0
- ξ゚听)ξ「大丈夫・・・?」
学生達に甚振られ挙句の果てに小便までかけられた僕に少女が話しをかけてきた。
(メメメ´ω`)(うはwwテラカワイスwwwでも、彼女は偽善でしかないはずだお・・・)
ξ゚听)ξ「か、勘違いしないでね!!あんたがあまりにも哀れだから」
(メメメ´ω`)「別に大丈夫だお・・・」
ξ゚听)ξ「シャワー室くらいなら貸すわよ?」
ξ///)ξ「か、勘違いしないでよね!!シャワー室をかすだけなんだから!!!」
(メメメ´ω`)「別にいいお・・・ほっといてくれお」
ξ゚听)ξ「・・・・・」
ξ゚听)ξ「し、死んでもしらないんだから!!」
この街にきて、初めての優しさだった。
でも、また孤独へと逃げ込んでしまった。
あの優しさと温もりが、まだ信じられなかった。
(メメメ´ω`)(一人のほうが・・・ずっと楽だお・・・)
8 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:11:34.50
ID:AYauZcup0
- 街にはネオンが飛び交い続ける。
明るすぎる街の光に、星の見えない空。
故郷とはまったく違う狭い空。
僕は、星にすらなれない。
空を見上げている時、さっき話しかけてきた少女が
また歩み寄ってきた。
ξ゚听)ξ「これ、あげる」
コンビニの袋の中にたくさんのお菓子が入っていた。
ξ゚听)ξ「か、勘違いしないでよ!?ダイエット中だったこと忘れて買いすぎちゃった
だけなんだから!!」
(メメメ´ω`)「べ、別に・・・ゴクゥ」
袋の中には、僕の大好物のうまい棒がたくさん入っていた。
ξ゚听)ξ「いらないならいいけど」
(メメメ´ω`)「せ、せっかくだから頂くお!!」
ξ゚听)ξ「最初から素直に食べればいいのよ」
(メメメ^ω^)「ハム、ハグ!ハム、ムシャムシャ」
10 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:12:15.72
ID:AYauZcup0
- あっという間に食べてしまった。
( ^ω^)「ふー、生き返ったお」
ξ゚听)ξ(よっぽどお腹すいてたみたいね)
( ^ω^)「一つ聞いていいかお?」
ξ゚听)ξ「え?何?」
( ^ω^)「君みたいなかわいい子が、ゴミみたいなホームレスに
なんで優しくしてくれるんだお?」
ξ゚听)ξ「え・・・それは」
ξ゚听)ξ「お兄ちゃんに似てたのよ・・・
情けない所が、ただそれだけよ」
( ^ω^)「うはwwお兄ちゃんに感謝だおwwww」
この娘の優しさは、確かに暖かかった。
家族のような優しさが溢れていた。
11 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:12:47.18
ID:AYauZcup0
- ξ゚听)ξ「お兄ちゃんったらね、クラスの人に虐められてて
さっきのあんた見たいに殴られてばっかで、どうしようもなかったの!」
( ^ω^)「うはwwwwキモスwwwww」
ξ#゚听)ξ「お前が言うな!!!!」
兄の情けない話ばかりだった、ただ兄の話を続けていくうちに彼女に変化が見られた。
12 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:13:15.55
ID:AYauZcup0
- ξ゚听)ξ「でね、お兄ちゃんったらね・・・・」
( ^ω^)「ん・・・どーしたんだお?」
ξ )ξ「な、何でもない」
( ^ω^)「泣いてるのかお?」
ξ )ξ「な、泣いてなんかないもん・・・泣いてなんか・・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
彼女は確かに泣いていた。
僕はそれ以上なにも言うことができなかった。
ただ彼女の奥底にある悲しみだけが伝わった。
13 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:13:51.64
ID:AYauZcup0
- ( ^ω^)「もう、夜も深いお、ここら辺は治安が悪いけど帰りは大丈夫かお?」
ξ゚听)ξ「すぐそこのアパートに住んでるから、心配しなくてもいいわ」
( ^ω^)「ちょwwすぐ近所だおwwwww」
ξ゚听)ξ「お前は家ないだろ」
(;^ω^)「うは・・・なんかセツナス」
彼女は笑顔とともに僕の目の前から消えた。
僕の頬は微かに濡れていた。理由はわからなかった。
でも、この心の温かさは彼女がくれたものだということは
僕にもわかったんだ。
14 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:14:35.07
ID:AYauZcup0
- ( ^ω^)(あそこに彼女が住んでるんだお・・・)
僕は微かに彼女に恋をしていた。
でも、裏切られるだけの恋、そんなこと僕にもわかっていた。
( ^ω^)(こんなこと考えてても無駄だお。もう寝るお)
15 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:15:15.67
ID:AYauZcup0
- 僕は彷徨い続けていた。行く果てのないこの道を、ただひたすら歩いていた。
( ^ω^)「ここはどこだお?」
_____
,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
/'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
//.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
/〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
{´yヘl'′ | /⌒l′ |`Y}
゙、ゝ) `''''ツ_ _;`ー‐'゙:::::l{
. ヽ.__ ,ィnmmm、 .:::|! 君は道に迷ってしまったようだね
,.ィ'´ト.´ ´`"`"`゙″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.、
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::/..:::/!\\
::::::::::: |::::::::ヽ ``''‐--ァt''′ |!:::ヽ:::\
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iト、 |l:::::::ヽ:::::\
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::\
16 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:16:01.90
ID:AYauZcup0
- ( ^ω^)「ちょww安西先生なにしてるんだおwwwwww」
安西先生「道に迷ってしまったら、道を引き返すことも
間違いではないよ。」
( ^ω^)「なんか良くわからないけど、安西先生の言うとおりにするお」
僕は道を引き返した。
しばらく歩き続ける、すると向こうでだれかが泣いていた。
( ^ω^)「あれは・・・・」
僕だった。
1年前の僕だった。あのときの記憶が蘇ってきた。
裏切られた、あの記憶が。
17 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:16:41.38
ID:AYauZcup0
- ************************************
DQN1「お前キモイくせに調子乗ってんじゃねーよ!!!!」
DQN2「俺がお前だったら自殺してるよwwww」
(#^ω^)「おまいらぶっ殺す!!!!」
ドガ!!バシ!!ドガ!
DQN1「イテェ・・・覚えてろ!先生にいいつけてやるからな!!」
DQN2「お母さんに言いつけてやる!!」
( ^ω^)「また先生に呼び出しくらうお・・・」
体の大きかった僕はいつも喧嘩ばかりしていた。
そんな僕を味方してくれる友達なんていなかった。
18 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:17:20.51
ID:AYauZcup0
- 女子A「内藤君って顔キモイくせにい調子乗ってるよねー」
女子B「喧嘩強くても、キモイっつーのwww」
男子A「あいつとはあんまり付き合いたくねーよな」
僕はいつも一人だった。
DQN1「今日は5人もいるんだぜww土下座したら許してやるよwwww」
DQN2「どうせお前なんか味方してくれる奴いねーだろwww」
( ^ω^)「・・・・・・」
⊂二二( ^ω^)二二⊃ブーン
ドガ!!バシ!!!ドガア!!!
僕の精一杯の存在の証明だったのかもしれない。
ただ、ひたすら喧嘩をした。
だけど、あの時から僕は変わったんだ。
19 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:17:53.85
ID:AYauZcup0
- ( ´∀`)「君、喧嘩が強いってきいたんだけどモナ」
( ^ω^)「ここら辺じゃ一番強いお!!!」
( ´∀`)「じゃあ、僕と喧嘩するモナ」
( ^ω^)「!!!!!!!」
優しそうな青年が僕に喧嘩を売ってきたことに、僕は少しためらった。
でも・・・
( ^ω^)「後悔しても知らないおwwww」
⊂二二( ^ω^)二二⊃ブーン
シュッ
ズガガガガーーー!!
( ´∀`)「大丈夫かモナ?」
20 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:18:26.81
ID:AYauZcup0
- (メ^ω^)「くっ・・・僕のタックルがかわされたお!!」
(メ^ω^)「くそーーーー!!!!!!!」
シュッシュ!パシィ!!シュシュ!!パシ!
(メ^ω^)(全部避けられたお・・・こいつ何者だお??)
( ´∀`)「無駄だモナ、僕は空手を習ってるモナ」
(メ^ω^)「か、空手?」
( ´∀`)「君は居場所を求めてるはずだモナ、空手をやってみないかモナ?
君も強くなれるモナ」
(メ^ω^)「強くなれる・・・」
僕は最初あまり乗る気ではなかったけど、モナー先輩は優しかったし
なにより強くなりたかった。だから空手を習いだした。
21 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:18:59.26
ID:AYauZcup0
- ( ´∀`)「ブーンはなかなかセンスがあるモナ!」
(*^ω^)「え!そ、そんなことないお・・・先輩も言葉がうまいお」
( ´∀`)「いやいや、今に黒帯を取れるモナ」
初めて褒められた。勉強も歌もサッカーもできなかった僕が
初めて空手で褒められたんだ。
僕は毎日空手を練習しに行った。
22 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:19:46.04
ID:AYauZcup0
- 学校でも友達ができた。
DQN1「おい!内藤!お前、空手習ってるんだってぇ?」
DQN2「キメェwwwキモサが倍増したwwwww」
DQN3「ますます調子乗ってきたな、死ねよ」
( ^ω^)「お前ら、まだやる気かお?」
DQN1「内藤、お前このまえ停学くらったばっかだろwww
今度は退学だなwww」
DQN2「おおw殴ってみろよwww」
(#^ω^)「お前ら後悔しても知らないお!!!!」
('A`)「やめとけ、本当に退学だぞ」
( ^ω^)「ド、ドクオ?!」
その時、僕を止めたのがクラスであまり目立たないドクオだった。
23 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:20:23.99
ID:AYauZcup0
- DQN1「ドクオ!邪魔すんじゃねー!!お前もギタギタにしてやるよ!!」
DQN1がドクオに殴りかかった瞬間
DQN1「イテテテテ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
見事に腕を取られ関節技を決められていた。
('A`)「もう、内藤にちょっかい出さないなら離してやるよ」
DQN1「わかった!!もうしない!!だから離してくれ!!」
( ^ω^)「・・・・・」
DQNたちは逃げていった
24 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:21:02.66
ID:AYauZcup0
- ('A`)「停学くらったばっかで喧嘩するなんて無謀な・・・どした?」
( ;ω;)「べ、別になんでもないお」
('A`)「ちょw泣くなよwwwww」
( ;ω;)「な、泣いてなんかないお!!」
初めて僕に味方がついた。それが、ものすごく嬉しかった。
27 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:21:45.68
ID:AYauZcup0
- ( ;ω;)「助けてくれたお礼をするお!!!なんでもおごるおwww」
('A`)「じゃあ焼肉なww」
(#^ω^)「ちょwwww調子のるな!!!」
('A`)「結局ラーメンかよ・・・」
( ^ω^)「文句いうなお!!おごるのは僕だお」
('A`)「わかったよ、おばちゃん塩ラーメンね」
( ^ω^)「おばちゃん味噌頼むお」
29 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:22:53.49
ID:AYauZcup0
- ( ^ω^)「ところでドクオはなにか格闘技やってるのかお?」
('A`)「ハムッハフ、オエー!!」
( ^ω^)「キメーーwwww」
('A`)「むせちまった、格闘技は和泉流柔術をやってるぜ」
( ^ω^)「柔術かお!!ドクオはいつもは目立たないけど実は強かったんだお!!」
('A`)「つ、強くはねーよ。」
('A`)「でもブーンの空手は相手が怪我するからな
俺の柔術なら喧嘩しても相手は無傷ですむ。
だからDQNどもは俺に任せとけ」
( ^ω^)「うはw調子に乗ってるwww
キメエwwwwww」
(#'A`)「うるせ!!」
初めて友達ができた。僕はもう一人じゃなかった。
31 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:24:32.36
ID:AYauZcup0
- ('A`)「ブーン、帰りパチンコ行くぞ」
( ^ω^)「ちょwまたCRエヴァかおwww」
('A`)「うるせー、レイちゃんに会いに行くんだよ」
( ^ω^)「キメェwwww」
ジャジャーー
('∀`)「ちょwwww確変4連チャンキター!!」
( ^ω^)「ドクオ$箱1つよこせ!!」
('A`)「嫌だよw自分で稼げwww」
( ^ω^)「・・・・・・・」
('A`)「ん?どーした?」
( ^ω^)「ドクオの隣で打ってる人って
うちのクラスのしょぼんじゃないかお?」
('A`)「え・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・・・」
33 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:27:30.49
ID:AYauZcup0
- ('A`)「しょぼんじゃねーか、しょぼんもパチやんの?」
(´・ω・`)「今話しかけるな、ぶち殺すぞ」
(;'A`)「あ、ああ、わかった」
(;^ω^)「しょぼんいつもと違うお・・・」
35 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:28:48.82
ID:AYauZcup0
- (*'∀`)「8連チャンキター!!」
( ^ω^)「ドクオ今日なんか奢れお!!」
('∀`)「しゃーねーな!!今日は焼肉だ!!」
(*^ω^)「キャー!!ドクオ君かっこいいー!!」
('A`)「なんかキメェーww」
(´・ω・`)「(´・ω・`)ショボーン」
('A`)「しょ、しょぼんどうだった?」
(´・ω・`)「3万円投資した・・・」
(;'A`)「や、焼肉奢るよ・・・」
40 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:32:36.15
ID:AYauZcup0
- ジュージュー
(*'∀`)「10万も勝つなんてよw俺パチプロになろうかなwww」
( ^ω^)「そこのカルビ焼けてきたお」
(´・ω・`)「ハムッハグ!ハム!!牛タンおかわり」
('A`)「お前ら奢ってもらうんだから感謝しろよ」
('A`)(こいつらがいっぱい食べたとしてもせいぜい4万ぐらい
6万はのこる)
(*'∀`)(高級ソープいって童貞捨てようかなww)
( ^ω^)「石焼ビビンバと冷麺とファミリーセット追加だお」
(´・ω・`)「ついでにジンロも」
( ^ω^)「ちょwww酒飲むのかおwwwww」
('A`)(・・・・大丈夫かな)
42 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:33:29.92
ID:AYauZcup0
- (´・ω・`)「店員来るの遅い、ぶち殺すぞ」
( ^ω^)「ちょwしょぼん少し酔ってるおwww」
('A`)「お前ら食いすぎじゃ・・・」
( ^ω^)「ねーちゃん、極上カルビ頼むお」
('A`)「お、おい・・・」
43 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:34:10.75
ID:AYauZcup0
- (*^ω^)「うはwww焼肉でお腹いっぱいなの初めてだお」
(´・ω・`)「ようこそ、バーボンハウ(ry」
( ^ω^)「ちょwwしょぼん歩き方へんだおww」
店員「8万9000円です」
('A`)(ウツダ、シノウ)
僕らはこうして3人になった。
僕はもう寂しくなんてなかった。
44 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:34:59.19
ID:AYauZcup0
- しょぼんは良くわからないところも多かった。
時々学校を休んだり、傷だらけんなってたり
車で送り向いが来ている時もあった。
謎も多かったけど
僕の数少ない友達だった。
(´・ω・`)「ちょwドクオ、ドラマニ下手すぎww」
('A`)「音ゲー苦手なんだよ!!」
(´・ω・`)「ちょwワンテンポ遅れすぎwww」
( ^ω^)(今なら言えるお)
( ^ω^)「僕達ずっと一緒だお」
('A`)「ブーンなんか言ったか?」
( ^ω^)「べ、別に何も言ってないお!!」
僕は幸せだった
45 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:36:01.33
ID:AYauZcup0
- 道場生「次は俺だ!!」
(メメ^ω^)「押忍!!!」
( ´∀`)「あと一人で10人組み手完了だもな!!!頑張るモナ!!!」
道場生「オラオラオラ!!!!!!!!!!!」
(メメメ^ω^)「グフゥウ」
(;´∀`)「ブーン!!がんばるモナ!!!次我慢すれば黒帯だモナ!!!」
(メメメ^ω^)「ク、ヌオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!111」
道場生「グフゥ!!」
道場生の右テンプルに左上段蹴りが当たった
ドタァ
(メメメ^ω^)「大丈夫ですかお・・・?」
( ´∀`)「みごとな左ハイだモナ・・・・」
( ´∀`)「ブーン!!今日から黒帯だモナ!!!」
(メメメ;ω;)「お、押忍!!!」
( ´∀`)「黒帯から本当の空手だモナ。
精進するモナ!!]
(メメメ;ω;)「オシュ!!」
何をやっても中途半端な僕が、初めて認められた。
黒帯を締めたとき、僕は空手家なんだって
誇らしくなった。
僕は、空手家なんだ。
46 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:36:59.78
ID:AYauZcup0
- ( ´∀`)「大丈夫だったモナ?まあ飲むモナ」
(メ^ω^)「お、押忍!!」
( ´∀`)「ブーンも本当強くなったモナ」
(メ^ω^)「押忍、でもモナー先輩の上段蹴りはまったく見えなかったお」
( ´∀`)「俺が本気になってる証拠モナ、ありがたく思うモナ」
(メ^ω^)「お、押忍!!」
( ´∀`)「そうだ、ブーンは彼女がいるかモナ?」
(メ^ω^)「押忍!!」
( ´∀`)「そうか、やっぱりいない見たいだなモナ」
(メ^ω^)「押忍としか言ってないお!!!いないけど・・・」
( ´∀`)「ブーンに俺の妹を紹介するモナ
すごく美人だモナ」
(メ^ω^)「本当ですかおwありがたいおwwww」
( ´∀`)「優柔不断な奴だから、ブーンに守ってほしいモナ」
(メ^ω^)「押忍!!」
( ´∀`)「まあ、楽しみにしてるモナ」
僕に居場所ができた。
毎日が楽しかった。
でも
48 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:38:08.90
ID:AYauZcup0
- ('A`)「最近しょぼんの奴まったく学校こない上にメールも無視しやがるな」
( ^ω^)「インフルエンザかも知れないし
先生に聞いてみるお」
('A`)「今夏だぞww」
先生「しょぼん君なら学校を辞めたぞ」
( ^ω^)('A`)「え!!?」
49 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:38:55.75
ID:AYauZcup0
- ('A`)「あの野朗!俺らに黙ってかってに学校辞めやがって!!」
( ^ω^)「・・・・」
( ^ω^)「なあ、ドクオ」
('A`)「ん、どーした?」
( ^ω^)「ドクオは学校辞めることないよな?」
('A`)「まあ、俺から辞めることはねーな
学校から辞めさせられるかもしんねーけどな」
( ^ω^)「進級がんばるおww」
しょぼんがいないのは悲しかった。
でも、僕の傍にはドクオがいてくれえた。まだ孤独ではなかった。
でも裏切られた。
50 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:39:47.70
ID:AYauZcup0
- ブルルブルル
( ^ω^)「ドクオからメールだお」
('A`)からのメール
ブーン、悪い。
俺はもう学校に行けなくなった。
いろいろあってな・・・。ごめんな。
このメールが最後になるかもしれない。
でも俺達はいつかきっとまた会えるだろww
じゃあまたな
( ;ω;)「ドクオ、一緒にいるっていってたのに・・・
裏切りだお・・・」
51 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:40:26.04
ID:AYauZcup0
- そして、僕は空手にも裏切られたんだ。
( ^ω^)「とりあえず空手を頑張ってくお・・・」
道場生「あ、ブーンか・・・」
( ^ω^)「押忍!!先輩、みんなして何集まってるんだお?」
道場生「実はな・・・」
( ^ω^)「え・・・」
モナー先輩がバスジャック犯にナイフで刺されて死んでしまった。
この事件はニュースにもなった。
52 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:40:54.75
ID:AYauZcup0
- 女子アナ『昨日起きましたバスジャック殺人事件
被害者は空手の黒帯だったそうですが』
評論家『お気の毒ですね。どんなに屈強な男でも
ナイフの前では無意味だったんですね』
女子アナ『被害者のモナーさんは空手バカ一代の大ファンだったようで』
評論家『いるんですよねー。漫画と現実を理解できない人がww』
(#^ω^) ドガァ!!!!!
僕はテレビをぶっ壊した。
( ;ω;)「あんなに強かったモナーさんが素人のナイフで死ぬなんて信じられないお」
53 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:41:58.58
ID:AYauZcup0
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( ;ω;)「モナー先輩・・・なんで死んじゃったんだお」
DQN1「ちょwこいつかよww引篭りに殺されたバカはwwww」
DQN2「空手ってやっぱ弱ぇんだなwwやっぱボクシング習って正解だわwww」
DQN3「お前のはボクササイズだろwwww」
(#^ω^)(こいつら殺すお!!)
師範代「まて、ブーン」
54 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:42:37.32
ID:AYauZcup0
- (#^ω^)「師範代!!止めないでくれお!!」
師範代「お前が暴れたら、さらに道場の名が傷つく」
(;^ω^)「し、師範・・・どういうことだお・・・」
師範代「あのバカがナイフで殺されて、うちの道場の顔に泥を塗りやがったんだ
そこでお前が暴れてみろ。マスコミがさらに騒ぎ出す。」
( ^ω^)「し、しはん・・・」
僕は怒る気にも成れなかった。
ただ、悲しさがこみ上げてきた。
56 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:43:47.51
ID:AYauZcup0
- ( ;ω;)「モナー先輩は・・・武器持ってる相手にバカみたいに向かうからだお・・・
そしたら、死ななかったのに・・・先輩のバカ!!!」
僕は空手を恨み始めた。
空手の力に過信したモナー先輩は、武器を持ってる相手に向かっていってしまった。
モナー先輩が空手を習ってなかったら・・・きっと先輩はそんなバカみたいなことを
しなかったはずだった・・・
( ´∀`)「君も強くなれるモナ」
( ;ω;)「先輩・・・」
僕は空手に裏切られたんだ・・・
空手なんか・・・大嫌いだ!!!
58 :バンプ厨毒 ◆QC1BM8mLPY :2006/05/06(土) 20:46:19.05
ID:AYauZcup0
- 僕は引きこもりになった。
空手も辞めてしまった。
( ^ω^)「今日もVIPで暇つぶしだお」
僕は、VIPに居場所を求めた。
でも、VIPは僕を受け入れなかった。
( ^ω^)「ピクルスの存在を否定するお!!」
『2:>>1の存在を否定』
『3:>>1
お前ガチ死ねよ』
『4:これは酷い』
( ^ω^)「僕は、どこにいっても存在を否定されるお・・・」
( ^ω^)「僕の居場所は・・・いったいどこにあるんだお・・・」
僕は、僕の場所を探しに家を出たたんだ。
裏切られることを以上に怖がり僕は信じなくなった。
人とのかかわりを拒み始めた。
そしてホームレスになった。
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