1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:19:50.46 ID:5S2+HBl50
 

ξ゚听)ξ

ブーン・・・

この丘で見た景色は

ずっとずっと忘れない


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:23:19.44 ID:5S2+HBl50


スマソ、書きながら投下する

内藤ホライゾン、あだなはブーン
彼は今高校2年生だ

彼には想いの人がいる
ツン、同じ学校の同学年で幼なじみ
残念ながらクラスは離れてしまっているが
ブーンは幼なじみのツンとは未だに仲良かった


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:26:32.05 ID:5S2+HBl50


だが、仲が良いとは言ったものの
ブーンは感じていた

最近ツンがつれなくなったことを

遊びに誘っても、何かと理由をつけて断れるし
最近は朝はゆっくりしたいからといって
一緒に登校するのをやめることになったし
下校はクラブの事情で一緒になることはない
次第にブーンとツンを繋ぐものはメールだけとなってしまっている・・・
そんな状況にブーンは歯がゆく感じながらも
メールはちゃんと返してくれるツンへの好意は薄れるばかりか
深まるばかりである


そういえば中学二年の時に、全く同じことがあった


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:29:24.33 ID:5S2+HBl50

中学生といえば、もう女の子は恋愛の話ばかりだ
そう、恋バナと言われるあれだ
だが、ツンだけは違っていた
昔から男勝りな彼女は、中学一年生になっても
その様な話には興味なさげで、ブーンとゲームの話や、スポーツの話
音楽の話に花を咲かせていたりした

だが、二年生に進級した時から、ツンの話題の内容は少しずつ変わっていった

ξ゚听)ξ「知ってた?3組の田丸君って美紀と付き合ってるんだよ?」

( ^ω^)「へー。初耳だお。中学のうちから付き合うなんて
      どうせ肩書きに憧れてるだけなんだお」

ξ゚听)ξ「はは・・・やっぱそうなのかな」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:34:55.12 ID:5S2+HBl50
 

そんなある日

トコトコトコ・・・

ξ゚听)ξ「ねー、ブーンは好きな子とかいないのー?」

(;;^ω^)「い、いきなりなんだお!!??」

ξ゚听)ξ「いやー、中学二年生にもなれば好きな子ぐらいいるかなーってw」

(;;^ω^)「い、いい、いないお。何言ってるんだお」

ξ゚听)ξ「何どーよーしてんのよw幼なじみに秘密事とか無いからね!」

(;;^ω^)「ほんとに居ないんだお!!大体中学生なんてまだまだ青二才だお
        恋愛なんかにうつつを抜かしてる歳じゃないお!」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:35:24.84 ID:5S2+HBl50

ξ゚听)ξ「・・・そうかな?」

(;;^ω^)「お?」

ξ゚听)ξ「私は中学生にもなれば、恋愛の一つや二つもした方が人生輝くと思うし
      人を好きになるのは人間として当然の事だと思うけどね」

(;;^ω^)「じゃあ、ツンh」

ξ゚听)ξ「あ、もう着いちゃったねwじゃあね、ばいばーい」

(;;^ω^)「あ、、、ばいばいだお・・・」

( ^ω^)「・・・ツン・・」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:37:56.97 ID:5S2+HBl50

ツンは次第に恋愛話に拒絶的なブーンに
つまらなさを感じてきた

ブーンは自分の気持ちに素直になれず
変な固定観念が邪魔して、ツンとの会話を弾ませる事が出来ず
焦りを感じていた

次第にブーンとツンの間柄はぎこちないものになっていった


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:41:52.62 ID:5S2+HBl50

そんな二人を更に疎遠にさせる人物が現れた

ジョルジュ長岡、同学年でツンとブーンの同じクラス
ジョルジュはルックス抜群、運動も出来る子で
女子からも絶大な人気があった

ブーンは前々から汚いものを見る様な目つきでジョルジュを見ていた

そんなジョルジュがある日、ツンに声をかけたのである
 


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:44:28.08 ID:5S2+HBl50

( ゚∀゚)「へい彼女〜お茶しな〜い?」

ξ゚听)ξ「は?」

( ゚∀゚)「はは!冗談だyo、じょ・う・だ・ん☆」

ξ゚听)ξ「な、何言い出すのよ・・・ジョルジュ君」

( ゚∀゚)「ごめんね、引いちゃった?w」

ξ゚听)ξ「いや、前々から変人とは思ってたけど」

( ゚∀゚)「そんな事言うの、ツンちゃんだけだよーwたっはwまぁいいや、メアド教えてよ」

ξ゚听)ξ「ああ、いいわよ。はい」

( ゚∀゚)「おっけー。さんきゅー♪」

ξ゚听)ξ『・・・なんだったんだろ』


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:48:10.32 ID:5S2+HBl50

その日を境に、ツンとジョルジュはみるみる仲良くなった

ツンは恋愛話が得意なジョルジュと話すのが楽しくて仕方なかった

次第にツンはブーンとよりジョルジュと話すことの方が多くなっていった
それはそうだ、ブーンは携帯も持っていない

学校でツンとジョルジュが話すのを冷やかす男子女子
それに囲まれて照れくさそうに笑って話しているツンとジョルジュ
まさに「お似合い」といった二人だった

それを俗に陰キャラと呼ばれる男子2,3人と話ながら
ブーンは寂しそうな目で見つめていた


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:51:15.91 ID:5S2+HBl50

(#^ω^)『なんなんだお!!ツンってばデレデレしちゃって。
       あんなDQN軍団に染まる様な奴とは思ってなかったお!!』

ブーンは胸がつまる思いだった
それが嫉妬とも気付かずに・・・

キーンコーンカーンコーン

ξ゚听)ξ「ブーン、帰りましょ!」

( ^ω^)「・・・いいお」

ξ゚听)ξ「え・・・?」

( ^ω^)「ツンはジョルジュと帰ればいいお!」

タッタッタッタ・・・

ξ゚听)ξ「・・・は?」

( ゚∀゚)「おお、ツンちゃん、まだ帰ってなかったんだ。一緒に帰ろうよ」

ξ゚听)ξ「う、、うん」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:55:02.51 ID:5S2+HBl50

>>22
ヒント:時間軸



ξ゚听)ξ『ブーンったら・・・何怒ってるんだろ・・』

ツンはまさかブーンが嫉妬してるとは思ってもみなかった
ブーンは恋愛なんかに興味がないと決めつけていたから

最初はブーンのことが気掛かりだったものの
やはりジョルジュとの会話は楽しくて
二人は談笑しながら帰った

ツンは思ってしまった
『ジョルジュと一緒に帰るのは楽しい』と

――次の日の朝

ピンポーン

ξ゚听)ξ「ブーン、早くおきないと遅刻するわよー!」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 22:59:09.83 ID:5S2+HBl50

その日ばかりは、ブーンも起きていた
決して早起きした訳ではない。
ツンのことが頭から離れず、寝付けなかったのだ

( ^ω^)『ツンがきたお・・・』

ツンの声が聞けて嬉しい、嬉しい筈なのに
何故かブーンの心にはそれと反対の感情もわき上がってくる

ξ゚听)ξ「はやくしなさいよー!ほんっと世話がやけるんだから!」

ガラガラ

ξ゚听)ξ「なんだ、起きてるj」

(#^ω^)「うるさいお!近所迷惑考えるお!!」

(#^ω^)「昔からそうなんだお!いい加減そういう所直せお!」

(#^ω^)「あんな奴と話してるからだお!!朝もあいつと行けばいいお!迷惑だお!」

バシッッ

ξ゚听)ξ「・・・は?」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 23:00:51.38 ID:5S2+HBl50

それだけ言い残して、ブーンはまた布団に潜った

( ^ω^)「もう学校なんて行きたくないお・・・」


ブーンが出てくる気配がないのを感じると
ツンは仕方なしに一人で歩き出した

ξ゚听)ξ『なんなの・・?私が何したって言うのよ・・・』

ξ゚听)ξ『ほんと・・・まじ意味わかんないんだけど』

ξ゚听)ξ『あー、腹立つ!ブーンの馬鹿!ブーンなんて死んじゃえ!!』


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 23:04:50.87 ID:5S2+HBl50

ツンがぶつくさ言いながら歩いていると
後ろから肩をポンと叩かれた

ξ゚听)ξ「ひゃん!」

( ゚∀゚)「僕だよwどうしたのwそんな驚いちゃってw」

ξ゚听)ξ「ジョ、ジョルジュか・・・いきなり脅かさないでよ!もう!」

( ゚∀゚)「ちょw脅かしてなんかないだろー?w不機嫌そうだけど、何かあったの?」

ξ゚听)ξ「んーん。何でもないッ」

( ゚∀゚)「そお?ならいいけど・・・」

( ゚∀゚)「あ、そうそう。昨日の続きなんだけどさー」

そう切り出すと、ジョルジュの爆裂トーキングは止まらなかった

ツンはジョルジュと話してる間はブーンのことを忘れる事が出来た


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 23:08:50.92 ID:5S2+HBl50

ブーンは不登校になった

( ^ω^)「あばばばっばばばば」

( ^ω^)「うひーうひー」

( ^ω^)「ひーっひっひっひっひ」

( ^ω^)「うっほほーい」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 23:15:38.05 ID:5S2+HBl50

ツンはブーンが学校に来ないのを心配になった

出来ればメールの一つでも送ってやりたかったが
生憎ブーンは携帯も持ってないし
直接見舞いに行くなんてことは出来なかった

ξ゚听)ξ「ねぇ、ブーン、最近どうしたのかな?」

女子生徒@「内藤?ツンが知らないのに知ってる訳ないじゃーんw」

女子生徒A「つうかツン知らないの?びっくりーw」

ξ゚听)ξ「ははw私そんなにアイツと仲良くないよw」

女子生徒A「へー、そうなんだー」

男子生徒@「意外だよなw」

( ゚∀゚)「意外だよね〜?(フヒヒ」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 23:18:12.28 ID:5S2+HBl50

ブーンが学校を休んでる間も
ツンとジョルジュの仲は日に日に深まっていった

( ゚∀゚)「ねぇねぇ、昨日のVIP見た〜?」

ξ゚听)ξ「みたみたwショボンがいじめられている様です、とかいつまで作者サボってんだって話w」

( ゚∀゚)「死んだんじゃね?w」

ξ゚听)ξ「ねーよwwwww」

( ゚∀゚)「書く気ねーなら最初から書くなって話だよなー」

ξ゚听)ξ「言えてる言えてる」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 23:21:10.21 ID:5S2+HBl50

その頃ブーンの家では・・・

カタ、カタカタカタ

( ^ω^)「ブーンはニートを卒業する様です・・・なんて鬱な物語なんだお」

( ^ω^)「この作者の手抜きぶりは、目もあてられんお・・」

( ^ω^)「・・・でも僕も友達が恋しくなってきたお・・」

( ^ω^)「・・ツン」

( ^ω^)「そうだ!学校に行こう!(ピコーン」




( ^ω^)「・・・やっぱ行ける訳ないお」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/03(水) 23:24:51.46 ID:5S2+HBl50

そしてそんなある日

女子生徒@「ツン、あんたそろそろジョルジュにこくりなさいよーw」

女子生徒A「そうそうwいつまでダラダラやってんのよ」

ξ*゚听)ξ「な、何言い出すのよ!私はそんな・・・」

女子生徒@「なぁに言ってんのよッ♪バレバレなんだからねー」

竹原「何がじゃ」

女子生徒A「ジョルジュ君も待ってるよ〜?w」

ξ゚听)ξ「だが断る」

女子生徒@「じゃあ、今日の放課後、告白決定ね!!」

ξ*--)ξ「も、もぉ!!」

 

back < >

inserted by FC2 system