229 : ◆PB4ZnTmTxs :2006/05/04(木) 16:10:40.08 ID:c65B5QSq0


( ^ω^)「ツン、今週の日曜、デストランスが公開されるお!見に行くお!」

ξ゚听)ξ「ああ・・・ごめん。ちょっとその日は予定が入ってて」

( ^ω^)「そ・・・そうかお」

ξ゚听)ξ「ごめんね、ホント。じゃあ、次の授業、生物室だから」

スタスタ・・・

( ^ω^)「またかお・・・」


231 : ◆PB4ZnTmTxs :2006/05/04(木) 16:17:51.30 ID:c65B5QSq0


( ゚Д゚)「お、ツン、遅刻寸前じゃねーか」

ξ゚听)ξ「ははwちょっとねw」

( ゚Д゚)「気を付けろよーw・・・あ、今週の話なんだけどさ」

ξ゚听)ξ「ああ」

( ゚Д゚)「見る映画さ、デストランスってのにしようと思うんだけど・・・いい?」

ξ゚听)ξ「デス・・トランス・・・」

( ゚Д゚)「ん?どうかした?」

ξ゚听)ξ「いや、なんでもない。うん、いいよー」

( ゚Д゚)「うし。さんきゅー♪」


232 : ◆PB4ZnTmTxs :2006/05/04(木) 16:22:10.36 ID:c65B5QSq0


ここ最近ツンはこの同じクラスのギコと良く遊んでいる
良くというより、ほぼ毎週だ

毎回誘っているのはギコなのだが
このギコというのは学校でも、イケメン、モテ男と囁かれており
そのギコに誘われてツンの気分も悪いものではない

毎週という頻度にツンも少し疑問を抱くものの
やはり同じクラスということもあり、人付き合いも考えて
断った事はまだ一度も無かった

二人の関係は休日に遊びに行くだけではなかった
ギコは野球部で、ツンは野球部のマネージャー
二人が接する機会は毎日尽きないのである
おかげで二人が付き合っていると噂されるのも、珍しいことではない

そんな二人の関係を、ブーンは知っていた


234 : ◆PB4ZnTmTxs :2006/05/04(木) 16:27:59.63 ID:c65B5QSq0


だが、ブーンは知っていた
二人が付き合っていないのを
何故なら、ブーンはツンとメールで会話を交わしていたから
ツンはブーンには何事も隠さず話した
ブーンがギコとの遊びのことを聞けば、ツンは一つ一つ詳しく教えてくれた
その時のツンの感想なども
だからツンとギコの間柄は知っていたし、ツンがギコの誘いを断れない理由だって知っていた
ツンがたまには他の人と遊びたい、と言っていた事だって・・・

それがブーンの心を少しは安心させていたが
ブーンだってそれで落ち着く訳ではない

そんなブーンの相談相手と言えば・・・VIP!!


235 : ◆PB4ZnTmTxs :2006/05/04(木) 16:31:12.36 ID:c65B5QSq0

カタカタカタ

( ^ω^)【という訳なんだが、俺はどうすれば・・・】

「普通に誘って断られた時に、次の週は?って言えば良いだろうが」

( ^ω^)「それだお!!」

( ^ω^)「これで万事解決だお。さて、オナニーするお」

( ^ω^)「ちんちんシュッシュ!!」

( ^ω^)「う、うわああ!!」

( ^ω^)「ちんぽがとれたおおおおおおお!!!!???」

ガチャ

J(‘ー`)し「あらあら、ブーンったら、いけない子ね。はい、新しいちんぽよ」

( ^ω^)「いつもありがとうだお、かーちゃん」


236 : ◆PB4ZnTmTxs :2006/05/04(木) 16:34:22.64 ID:c65B5QSq0


―――日曜日

( ^ω^)「さて、今日はデストランスの公開日だお」

( ^ω^)「デストランスといえば、なんてったってエンディングテーマが
      Dir en greyの最新曲「CLEVER SLEAZOID」だお」

( ^ω^)「これを機会に更なる進化を遂げたDirを知って欲しいお」

( ^ω^)「おっおっおっ」

上機嫌のブーンは映画館に入った・・・のだが


237 : ◆PB4ZnTmTxs :2006/05/04(木) 16:39:47.57 ID:c65B5QSq0


( ^ω^)「ツ、ツン!?」

ξ゚听)ξ「ブーン!?」

( ^ω^)「ツンもデストr・・・あ、ギコくん、おいすー」

( ゚Д゚)「よ、よお」

( ^ω^)「あ、お二人の邪魔だおねwじゃあばいばいおー」

そう言うとブーンはそそくさとその場を去った

ξ゚听)ξ『ブーン・・・』

( ゚Д゚)「じゃあ、いこっか。ツン」

ξ゚听)ξ「うん・・」


 

back < >

inserted by FC2 system