1 : ◆I40z/j1jTU :2007/03/07(水)
00:40:04.48 ID:goVUgrBl0
- ――――オープニング
少年は探していた。
いじめられている理由を。
少年は探していた。
仲が良くなる方法を。
少年は探していた。
強くなる方法を。
少年は探していた。
この想いを晴らす方法を。
2 :愛のVIP戦士 :2007/03/07(水)
00:40:38.82 ID:goVUgrBl0
- ――――プロローグ
暗い雰囲気の古ぼけた店。棚には様々な酒が置いている。
店のマスターは黙々とグラスを磨いている。次のグラスへ手を伸ばそうとした時、ベルが鳴る。カランカランと。
その音は来客の知らせ。客は入り口付近に立っている。
(´・ω・`)「ようこそ、バーボンハウスへ。このテキーラはサービスだから受け取って欲しい」
マスターは棚から取り出したテキーラの栓を開け、磨いたばかりのグラスに入れる。
『僕はまだ学生だお』
客は答える。
4 : ◆I40z/j1jTU :2007/03/07(水)
00:42:15.45 ID:goVUgrBl0
- (´・ω・`)「おぉっと、そうなのかい?これはすまないことをしたね」
『ここは・・・どこだお?』
客はカウンターに座り質問する。
(´・ω・`)「ここは狭間の場所。なにかしら強い願いをもっている者しかこれないところだ」
『・・・・・』
(´・ω・`)「その願いを果たす場所がここってこと」
『・・・なんでも聞いてくれるんだおか?』
(´・ω・`)「なんでも聞くよ。ただ、これだけは言っておこうかな。その願い次第では地獄に逝くってことを」
5 : ◆I40z/j1jTU :2007/03/07(水)
00:44:39.64 ID:goVUgrBl0
- 『・・・ここに来た時点で地獄逝きとしか思えないんだが・・・?』
(´・ω・`)「ははっ、違いない。ここに来て天国に逝った人はいないね。人間は実に醜い生き物。願いを聞けば悪いことしか思い浮かばない」
マスターは笑う。その笑いは決して気持ちの良いものではなかった。
『・・・醜い生き物だお。人間ってのは』
マスターの笑いがとまる。
(´・ω・`)「・・・無駄話が過ぎたようだね。君の願い事は?」
客は一呼吸し、静かに答えた。
( ゚ω゚)「復讐、、、、、、だお」
back
< >