――VIP自動車教習所
(=゚ω゚)「おめでとう。ブーン君にドクオ君、これで君も立派なドライバーだよう」
(*^ω^)「おっおっおっおっwwwwww」
(*'A`)「フヒ、フヒヒヒッ」
ぃょぅ教官の合格通知を受け、ハイテンションになる2人。
ブーンとドクオは先ほどの試験に合格し、見事普通免許を取得したのである。
(*'A`)「(これで、あんな子やこんな子を助手席に乗せてドライブに…… フヒヒヒヒッ)」
(;^ω^)「何勝手に妄想してるんだお」
(;'A`)「え、いや、何でもねーよ」
「またか」と言わんばかりにブーンはドクオにツッコむ。
長い付き合いのせいか、お互い考えてる事はよく分かるらしい。
('A`)「そういやブーン、もう乗る車は決めたのか?」
( ^ω^)「お? クルマ?」
(;'A`)「おいおい……
ココで散々乗り回しただろ」
( ^ω^)「ちょwwww把握wwwwwww
でも、具体的にどんなのがあるんだお?」
(;'A`)「乗る車も決めずに教習所行ってたのかよ……」
( ^ω^)「だって、普通免許があったらいろいろベンリだお!
身分証やらにも使えるし、仕事の採用率も上がるお」
(;'A`)「今、一瞬お前に殺意が沸いたぞ……」
(;^ω^)「………」
どうやら、ドクオは車に関するプライドが高いようだ。
呆れかけていたドクオだったが、ドクオはふと、ある事を思いついた。
('A`)「まあいいや。今度、中古車屋にでも行くか?」
( ^ω^)「お?」
('A`)「中古車屋なら欲しい車もきっと見つかるだろうさ」
( ^ω^)「! ナイスアイディアだお!」
('A`)「よし、決まり。
今度の日曜の十時頃に、お前んちに行くよ」
( ^ω^)「了解だお!」
(=゚ω゚)「おめでとう。ブーン君にドクオ君、これで君も立派なドライバーだよう」
(*^ω^)「おっおっおっおっwwwwww」
(*'A`)「フヒ、フヒヒヒッ」
ぃょぅ教官の合格通知を受け、ハイテンションになる2人。
ブーンとドクオは先ほどの試験に合格し、見事普通免許を取得したのである。
(*'A`)「(これで、あんな子やこんな子を助手席に乗せてドライブに…… フヒヒヒヒッ)」
(;^ω^)「何勝手に妄想してるんだお」
(;'A`)「え、いや、何でもねーよ」
「またか」と言わんばかりにブーンはドクオにツッコむ。
長い付き合いのせいか、お互い考えてる事はよく分かるらしい。
('A`)「そういやブーン、もう乗る車は決めたのか?」
( ^ω^)「お? クルマ?」
(;'A`)「おいおい……
ココで散々乗り回しただろ」
( ^ω^)「ちょwwww把握wwwwwww
でも、具体的にどんなのがあるんだお?」
(;'A`)「乗る車も決めずに教習所行ってたのかよ……」
( ^ω^)「だって、普通免許があったらいろいろベンリだお!
身分証やらにも使えるし、仕事の採用率も上がるお」
(;'A`)「今、一瞬お前に殺意が沸いたぞ……」
(;^ω^)「………」
どうやら、ドクオは車に関するプライドが高いようだ。
呆れかけていたドクオだったが、ドクオはふと、ある事を思いついた。
('A`)「まあいいや。今度、中古車屋にでも行くか?」
( ^ω^)「お?」
('A`)「中古車屋なら欲しい車もきっと見つかるだろうさ」
( ^ω^)「! ナイスアイディアだお!」
('A`)「よし、決まり。
今度の日曜の十時頃に、お前んちに行くよ」
( ^ω^)「了解だお!」
――日曜日
(#'A`)「ブーンの奴、遅いな……」
時計は十時半を過ぎていた。
ドクオは、親父から借りたマーチに腰掛けている。
(#'A`)「あーもう、遅い遅い!!」
ドクオは車のクラクションを鳴らし、ブーンを呼ぶ
(#`A')「ひっこーし!ひっこーし!さっさt」
⊂ニニニニ(;^ω^)ニニ⊃「ごめんお!今沖田お!」
ブーンが腕を広げてドアから飛び出してきた。
(;゚ω゚)「お!? ドクオ、もう車買ったのかお!?」
(#'A`)「ちげーよ! 親父から借りたんだよ」
(;^ω^)「ビ、ビックリさせるなお……」
('A`)「安心しろ、自分の車は自分で買うよ」
(*^ω^)「その時はブーンも一緒だお!」
('A`)「おう。
さて、行くか」
( ^ω^)「おー!」
――中古車ショップ Ilevdoor AUTO
(*‘ω‘ *)「いらっしゃーい」
('A`)「どうも」
( ^ω^)「こんにちはだお」
2人が自動ドアを潜り抜けると、一人の女性の店員が挨拶してきた。
(*‘ω‘ *)「あんま見ないお客さんだぽ。用件は何だぽ?」
(*'A`)「あ、えーと、クルマを探してて…… フヒ」
(;^ω^)「店員さんに発情するなお」
(*‘ω‘ *)「クルマ…… ねぇ。
一概にクルマって言われてもたくさんあるぽ?」
(;'A`)「うーん……
そういわれても、どういう用途でどういう車を選ぶべきなのかが分からん……」
(*‘ω‘ *)「ほむほむ」
(;^ω^)「それに、クルマで何をしたいのかもまだ決まってないお……」
(*‘ω‘ *)「そかそか」
(;'A`)「店員さん…… 軽くスルーしてないか?」
(*‘ω‘ *)「ぽ?今考え中だぽ」
(;'A`)「………」
(;^ω^)「………」
ついには三人とも黙る。
ブーンとドクオが店員の答えを待っていると、店員が口を開いた。
(*‘ω‘ *)「走り屋…… とか、興味あるぽ?」
( ゚A゚)
( ゚ω゚)
(゚A゚)
(゚ω゚)
(*‘ω‘ *)「こっち見んなwwwwwwwwww」
走り屋……?
聞きなれない単語に、二人は戸惑う。
(*‘ω‘ *)「走り屋だぽ。
峠やサーキット、高速道路とかでいっぱい走り回る人のことを言うぽ」
(;'A`)「走り回るって……」
(;^ω^)「時間の果てまでBooon!! みたいな感じかお?」
(*‘ω‘ *)「似たようなもんかなぁ」
クルマなど殆ど運転したことが無い。
ましてやドクオなど、今日のマーチの運転に関してはまだ初心者レベルだった。
そんな二人に対し、この店員は「走り屋」という「危険な遊び」を教えたのである。
(;'A`)「おいおい、危険じゃねーか!」
(;^ω^)「一歩間違えたら死ぬお!」
(*‘ω‘ *)「死ななきゃいいぽ」
(;゚A゚)
(;゚ω゚)
「こいつには勝てねぇ……」 二人は心の中で呟いた。
(*‘ω‘ *)「それに、クルマで遊ぶなら走り屋がスポーティで楽しいぽ。
自分のクルマを操るならうってつけだぽ」
(;'A`)「………」
( ^ω^)「………」
最初聞いた時は「死と隣り合わせ」という恐怖に怖気づいていた二人だった。
('A`)「(峠なんかでスピードだしたら死ぬだろうなぁ……)」
( ^ω^)「(高速なんか普通の人も使うお。すごい危険だお……)」
しかし、徐々に「スリル」を味わえる楽しさに目覚め始めていく。
(*^ω^)「(でも、クルマでやる事がない僕にはクルマの楽しさってのを感じられそうだお!)」
(*'A`)「(峠をハイスピードで走ったら女の子にもモテモテだろうな…… フヒヒ)」
二人の答えはまとまった。
( ^ω^)&('A`)「やります!」
(*‘ω‘ *)「そう来なくちゃだぽ!
最近ファミリーカーばっか売れてスポーツカーが売れ残ってるぽ、たくさんあるぽ!」
(#^ω^)&(#'A`)「待てコラ」
(´・ω・`)「やあ、またなんだ。すまない」
と、そこへ一人の男が現れた。
( ^ω^)「お?」
('A`)「誰だ?」
(*‘ω‘ *)「店長!」
店員曰く、その人は店長らしい。
(´・ω・`)「やあ。店長のショボンだよ」
('A`)「店長…… !」
(#^ω^)「ちょwwww 悪徳業者の親玉かお!?」
二人は店長に敵意を剥き出しにした。
しかし、店長は冷静に答える
(´・ω・`)「すまない、うちのぽっぽが変なことを吹き込んだみたいだね」
( ^ω^)「ぽっぽ?」
('A`)「店員さんの事か」
(´・ω・`)「確かに、うちはファミリー向けの車ばっかが売れて、スポーツカーが全然売れないんだよ。
仏の顔もって言うけど、結構悲しいんだよね」
('A`)「……二行目の一番最初は関係ないだろ」
(´・ω・`)「それに、僕も走り屋だったんだ」
( ゚A゚)
( ゚ω゚)
突然の言葉に、二人はまたも目を点にする。
(´・ω・`)「今はもう、引退しちゃったんだけどね。年だし」
(;゚ω゚)「ケガとかは…… したのかお?」
(´・ω・`)「何度もやったね。骨折とかも何度かやった」
(;゚A゚)「よく続けられたな……」
(´・ω・`)「だって、クルマが好きだからね」
ショボンの一言で、二人は言葉を失った。
(´・ω・`)「今は走り屋も減ってきてるんだ。
俺の知り合いも何人か引退してるし、かといって新しい走り屋も出てこない。
今の子供も最近は家でゲームやパソコンばっか。それが大人になっても続いている。
走り屋は、世間からは殆ど忘れ去られている」
('A`)「ぽっぽさん…… だから勧誘したのか?」
(*‘ω‘ *)「売れなかったってのも確かにあったぽ。
でも、走り屋という素晴らしいものが無くなるのも嫌いなんだぽ」
( ^ω^)「そうだったのかお……
さっきは悪徳業者とかいって、ごめんだお」
(´・ω・`)「いや、僕たちだって勘違いされるようなことをしたんだ。
こっちだって申し訳ないって思ってるさ」
('A`)「いや、大切なものをなくしたくないって気持ち、俺らは分かるぜ」
(´・ω・`)「……ありがとう」
いつの間にか結構シリアスな展開になっている。
だが、二人の走り屋に対する気持ちは、これで固まった。
(´・ω・`)「さて、注文を聞こうか」
( ^ω^)&('A`)「スポーツカー!」
(´・ω・`)「よし、いいだろう。
とっておきのものがある」
('A`)「とっておき?」
(*‘ω‘ *)「店長、まさかアレを……」
(´・ω・`)「ああ。最高の後継者を見つけた」
店長が言う「とっておき」の車、それは店の裏にある倉庫に2台置いてあった。
店長が倉庫の扉を開けると、そこには昭和後期辺りに製造された車が2台置いてあった。
(´・ω・`)「スプリンタートレノ・カローラレビン…… 通称、AE86だ」
(;'A`)「エー…… イー……」
(;^ω^)「ハチ…… ロク?」
(´・ω・`)「持ち前の軽量性でFRの駆動性を生かし、さらに4A-Gエンジンを搭載していて、コントロール性が高い。
初心者から上級者まで、幅広く使えるクルマさ。」
('A`)「なるほど……」
(´・ω・`)「グレードはどちらも最上位のGT-APEXの3ドアだ」
(;^ω^)「こ、こんな車…… ブーン達に使いこなせるかお?」
(´・ω・`)「大丈夫。僕やぽっぽもこれで練習した」
('A`)「僕やぽっぽも?」
(*‘ω‘ *)「ぽっぽも昔は走り屋だったぽ。
今は店長と一緒に中古車屋を開いてるんだぽ」
( ^ω^)「おー……」
(´・ω・`)「相場は100万前後するんだが、君達には特別に80万ほどで売ってあげよう。」
('A`)「マジ!?」
( ^ω^)「ちょwwww 予算200万ぐらいだったからかなりお得だお!」
(;'A`)「……多くね?
とりあえず、俺もその値段なら是非買いたい」
(´・ω・`)「決まりだな」
ブーンはトレノ、ドクオはレビンを選択した。
二人の最速への道は、ついに始まったのである。
第1話 END
( ^ω^)「そういや、何でドクオはレビンを選択したお?」
('A`)「いや、その……」
( ^ω^)「?」
(*'A`)「おんなのこのにおいがしたんだよフヒヒ」
(;^ω^)「……ぽっぽの車かお」
to be continued...