391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 21:50:38.67 ID:5wxMOfu9O
( ^ω^)「ジョルジュも幼女相手じゃ荷が重いかお?」
(;゚∀゚)「テメェ…見てやがったのか?」
 
部屋を出ると吹き出しそうになりながらからかうブーンに顔をしかめる。
 
( ゚∀゚)「…揉む物も持ってないしな」
( ^ω^)(頭の中にはそれしかないのかよ!)
( ゚∀゚)「それより話がある。場所は…闘技場がいいな、皆に集まるように伝えてくれ」
( ^ω^)「闘技場?」
( ゚∀゚)「見せる物がある」

 
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 21:53:10.35 ID:5wxMOfu9O
──闘技場
(,,゚д゚)「なにがあるんだ? こんな所に呼び出すとは、それになんだあの岩の山は」
 
不審がるGIKO達。
 
( ゚∀゚)「お前らも一瞬でオズンが壊滅させられた事に疑問を持ってるだろう?」
(*`ω` *)「……」
(><)「そうですよ! 帝国はいったいどんな手品を使ったんですか!?」
( ゚∀゚)「奴等は武器にコイツを使いやがった」
 
ジョルジュはテルに見せた塊を取り出した。
 
( ^ω^)「爆弾…?」
( ゚∀゚)「ほう、ブーンは知ってるみたいだな」
 
意外だったのか、ジョルジュは眉を持ち上げる。
 
(,,゚д゚)「それがなんだってんだ。そんなモン、当たっても何ともねぇぞ」
( ゚∀゚)「まあ見てろって。…ちょっと下がってろ」
 
ジョルジュは導火線を擦って点火させる。
そして素早く放り投げた。
 
(´<_` )「なんだ? 岩に跳ね返されたぞ?
あんな物で──」
 
瞬間、爆音が轟く!
炎が上がって岩は木っ端微塵に砕け散った。
その破壊力に、ブーンを除いた一同は驚愕する。
ビロードに至っては腰を抜かしてしまった。

 
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 21:54:52.41 ID:5wxMOfu9O
( ゚∀゚)「これなら破壊に限っては最強だろうな。オズンが半日も経たずに壊滅したのも頷ける。
今のは落した砦に大量にあったから拝借して来た物だが…」
(´<_` )「しかしジョルジュ殿、よく知っていたな。俺なら見つけても訳がわからず気にも止めないぞ」
( ゚∀゚)「商売柄たまにああいった危ねえ物が入って来るもんでな。
まぁ現物を見たのは過去にも一度だけだが…」
(#,゚Д゚)「クソッタレッ! 奴等はあんな物まで使って来やがるのかよ!」
 
GIKOは拳を握り締めて怒鳴る。確かにこの兵力差で、更に爆弾まで使われるとなると絶望的だ。
だがジョルジュは悲観的ではなかった。
笑みを称えながら言う。
 
( ゚∀゚)「なぁに、既に手は打ってある。うまく行けば敵を大量に減らせるぜ」
(´<_` )「どういう事だ?」( ゚∀゚)「火薬を上手く扱える人間は限られてるって事だ」
(´<_` )「?」


 
394ミスった。修正 :2006/05/12(金) 21:55:18.58 ID:5wxMOfu9O
( ゚∀゚)「これなら破壊に限っては最強だろうな。オズンが半日も経たずに壊滅したのも頷ける。
今のは落した砦に大量にあったから拝借して来た物だが…」
(´<_` )「しかしジョルジュ殿、よく知っていたな。俺なら見つけても訳がわからず気にも止めないぞ」
( ゚∀゚)「商売柄たまにああいった危ねえ物が入って来るもんでな。
まぁ現物を見たのは過去にも一度だけだが…」
(#,゚Д゚)「クソッタレッ! 奴等はあんな物まで使って来やがるのかよ!」
 
GIKOは拳を握り締めて怒鳴る。確かにこの兵力差で、更に爆弾まで使われるとなると絶望的だ。
だがジョルジュは悲観的ではなかった。
笑みを称えながら言う。
 
( ゚∀゚)「なぁに、既に手は打ってある。うまく行けば敵を大量に減らせるぜ」
(´<_` )「どういう事だ?」
( ゚∀゚)「火薬を上手く扱える人間は限られてるって事だ」
(´<_` )「?」


 
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 21:57:47.46 ID:5wxMOfu9O
( ゚∀゚)「次の戦はオズン隊と俺で行かせてもらう。リヴムントとティーグルの兵は疲れも溜まっているだろう、無傷のお前らが頼りだ」
(*`ω` *)「任せろっぽ!」
(><)「遂に僕達の出番です!」
 
意気揚々とするちんぽっぽとビロード。
 
(*゚-゚)「大丈夫なの? その爆弾…? ってのがたくさんあるなら重要な砦だろうし、敵は大部隊で奪還しようとするはずよ?」
 
SHIIの心配を余所に、ジョルジュは砕け散った岩の破片を拾い上げる。
 
( ゚∀゚)「むしろそのほうが都合がいいんだな、これが。
GIKO、この石を全力で投げてみてくれ」
(,メ゚Д゚)「あ?」
( ゚∀゚)「いいからやってみろって」
(,メ゚Д゚)「…? …っラァッ!!」
 
GIKOが投げた石はどんどん飛距離を伸ばし、客席に当たって砕けた。
 
(;゚∀゚)「……相変わらず馬鹿力だな…。まあいい、次の戦にはGIKO、お前が着いて来てくれ」
(,メ゚Д゚)「訳がわからねぇな、説明しろよ」
( ゚∀゚)「めんどくさいから後でな」


 
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 21:59:49.39 ID:5wxMOfu9O
──数日後:火竜の砦
「敵が来たぞ。大部隊だ。
ジョルジュ様に言われた通りにやったか?」
「問題ない。脱出するぞ!」
 
 
 
(=゚ω゚)ノ「敵が逃げてくよぅ」
m9(^Д^)「プギャー! 俺達の大部隊にビビったプギャ。腰抜けチキン共プギャ」
 
それもそのはず、いよぅ率いる突撃防衛師団は半分以上の動員で10000。
重装歩兵師団は12500。
プギャー率いる火竜兵師団に至っては全軍動員で9500。
30000以上の大部隊なのだ。
 
彼らが逃げたと 勘 違 い してもおかしくはなかった。

もぬけの殻となった砦に火竜兵師団が突入する。
いよぅの隊と重装歩兵は外で待機している。
 
「爆弾はかなりの量が減っていますね。奴等が持ち去ったのでしょうか?」
m9(^Д^)「あいつら俺の武器を持ちくさりやがって…」
 
憎々しげに呟くプギャー。
 
「いえ、ありました! 爆薬が山積みにされています。しかし量は少ないですね」


 
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:00:29.91 ID:5wxMOfu9O
兵からの新たな報告に嬉々としながら小馬鹿にした声で嘲る。
 
m9(^Д^)「プギャー! 奴等の頭じゃ何が何だか分からなかったんだプギャ!」
「奪還は成功です。如何致しましょう?」
m9(^Д^)「しばらくは待機するプギャ。いよぅのヤツにもそう伝えろプギャ」
「はっ!」


 
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:01:57.62 ID:5wxMOfu9O
GIKOとジョルジュ、そしてオズン隊は火竜の砦の南に拡がる森に身を隠していた。
日が傾き始めた頃に、砦から脱出した部隊が到着する。
 
( ゚∀゚)「戻って来たな。被害はあるか?」
「死者、怪我人共にありません。指示通り爆薬は設置しました」
( ゚∀゚)「そうか」
 
報告を聞き、満足気に頷くジョルジュ。
 
( ゚∀゚)「雨が振らずに助かったぜ。天も俺達に味方しているみたいだな。
お前らはそのままオズン隊と共に砦を攻めろ。思い切り派手に陽動してくれ」
「承知しました」
(*`ω` *)「みんな行くぽっぽ!」
(><)「僕達に着いて来て下さい!」
 
オズン隊が進軍を開始する。ジョルジュとGIKOの二人はその場に待機した。


 
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:05:11.15 ID:5wxMOfu9O
(,メ゚Д゚)「俺達はいつ行くんだ?」
( ゚∀゚)「そうだな…日が沈む前には出るぞ」
(,メ゚Д゚)「しかし貴様は本当に嫌な性格をしている。わざと奪還させるとはな…」
( ゚∀゚)「策士と呼べ」
(,メ゚Д゚)「何言ってやがる。このペテン師のドスケベが」( ゚∀゚)「なんだと? 戦闘狂の筋肉馬鹿が」
 
二人の顔が段々険悪な物に変わっていく。
 
(#メ゚Д゚)「ククク…面白い事言うじゃねぇか」
(#゚∀゚)「ハッハッハ! お前もな!」
(,メ゚Д゚)(゚∀゚ )「ハハハハハハハ!!!!」
 
二人は顔を見合わせて高らかに笑う。そして森の中に剣と剣がぶつかる甲高い音が響いた。
 
(#メ゚Д゚)「殺すぞ…」
(#゚∀゚)「奇遇だな、俺もちょうどそう思った所だ」
 
二人は凄まじい剣幕で押し合い、同時に跳び下がって距離を取る。
そして睨み合う。
 
(,メ゚Д゚)「……やめるか」
( ゚∀゚)「そうだな…くだらねぇ」


 
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:06:42.89 ID:5wxMOfu9O
確かにくだらない。作戦の最中に口喧嘩が原因で領主が死んだとなると笑い話にもならない。
 
( ゚∀゚)「俺とお前は昔からこうだったよな…」
(,メ゚Д゚)「そうだな…。お互い丸くなったもんだ…」
 
二人はしみじみと言葉を交わす。その脳裏には何が映っているのだろうか。
恐らく、穏やかな物ではないに違いない。
 
( ゚∀゚)「お前は狂犬のままだろ…」
(#メ゚Д゚)「なにぃ…?」
(;゚∀゚)「よせ、悪かった」 
また喧嘩になりそだったのでジョルジュが先に謝る。
そうこうしている間に時間が来たようだ。
 
( ゚∀゚)「さて、行くか」
(,メ゚Д゚)「そうだな」
 
二人は馬にまたがり砦を目指して走り出した。


 
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:08:41.31 ID:5wxMOfu9O
「森から敵が現れました。兵力は………おおよそ10000程です」
(=゚ω゚)ノ「たった10000かよぅ。僕の部隊の守りを甘く見るなよぅ」
 
いよぅは全隊に指示を送る。
 
(=゚ω゚)ノ「砦を囲むように展開、いつも通り鉄壁の守りを見せてやれよぅ!」


 
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:09:59.91 ID:5wxMOfu9O
──連合サイド
(*`ω` *)「目一杯派手に暴れるぽっぽ!」
(><)「皆さん、行きますよ! 矢の準備です!」
(*`ω` *)「放てっぽ!」
 
二人の指示で矢が放たれる。
だが…
 
(=゚ω゚)ノ「矢なんか撃っても無駄だよぅ」
 
突撃防衛師団の装備は巨大な縦長の盾と、非常に長い槍で統一されていた。
矢は全て盾に防がれる。
 
(><)「矢は効きませんね…白兵戦です!」
 
ビロードが突撃の指示を出した時、アレが飛来した。
闘技場で凄まじい威力を垣間見た物体。
突撃してしまった不運な前衛は吹き飛ばされ、爆炎に飲み込まれる。
 
(;><)「これじゃ近付けません!」
(*`ω` *)「でも向かって来たらアウトだっぽ。敵をあの場所から動かしちゃダメだぽっぽ」
(;><)「でもどうしたら…」
 
二人が指示を悩んでいると、爆撃が止んだ。
 
(><)「弾切れですか?」
 
試しに前進の指示を出す。射程に入ったのに爆撃は行われない。


 
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:12:09.27 ID:5wxMOfu9O
──帝国サイド
(=゚ω゚)ノ「プギャー爆撃を止めろよぅ、奴等が近付いて来ないよぅ」
m9(^Д^)「文句があるプギャ?」
(=゚ω゚)ノ「大有りだよぅ。これじゃ僕がつまらないよぅ。
プギャーはオズンを落す作戦に出たんだから少しは我慢しろよぅ」
 
不満たらたらの様子でいよぅが抗議する。それに対し、プギャーは意外にも素直に頷いた。
 
m9(^Д^)「やっぱりお前も俺と同じタイプだプギャ。その気持ちはよく分かるプギャ」
(=゚ω゚)ノ「だったら砦に入ってろよぅ」
m9(^Д^)「分かったプギャ。でも今回だけプギャ。
総員爆撃を中止、砦に入れプギャ」
 
火竜兵師団が砦に入った頃、連合軍は突撃を開始して来た。
突撃する連合軍を槍で突き刺す。かわしても間合いに入る前に別の槍が襲いかかる。
例え間合いに入ったとしても剣撃は盾に防がれ、後ろに控えている兵からの槍が襲う。
まさに鉄壁の守りだ。
 
(*=゚ω゚)ノ「フハッ! この突き刺す瞬間の感触がたまらんよぅ…」
 
いよぅも次々と連合軍を屠る。彼の場合は間合いに入られる事もなく全て命中させていた。近くの兵が間合いに入られた時も、援護を忘れない。
全く数を減らさずに連合軍だけが命を散らしていった。


 
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:15:44.14 ID:5wxMOfu9O
(,メ゚д゚)「おー、派手にやってるな」
( ゚∀゚)「…派手にやられてるの間違いだな。戦況は想像以上に悪い、急ぐぞ」
 
二人は馬に鞭を入れて加速した。
連合軍を煙幕にして砦の北側の壁に向かう。彼らの狙いは北側の壁にあった。
南から攻められている今、北側なら敵はいないと踏んでいるのだ。
 
幸い、予想通り兵力は全て南側と東西に集中していた。
二人は壁に近付く。
 
( ゚∀゚)「下から三番目の窓…だいたいあの辺りだ」
 
ジョルジュは砦の三階の窓周辺を指差す。
その時、窓から敵が顔を出した。
 
(,メ゚д゚)「見つかったな」
( ゚∀゚)「ああ、見つかった。なんか叫んでるな」
 
窓にぞろぞろと兵が集まってくる。その中にはプギャーもいた。
ジョルジュは手を振ってみせる。そして満面の笑みをプレゼントした。


 
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:16:16.28 ID:5wxMOfu9O
(,メ゚д゚)「馬鹿な事やってないでさっさと合図を送れ」
( ゚∀゚)「へいへい…」
 
ジョルジュは点火した爆弾を後ろに放り投げる。
爆音が轟いた。
 
ジョルジュが爆弾の使い方を知っているのに驚いたようだったが、それより別の事で彼らの顔が引き歪んでいくのが分かった。
 
(,メ゚д゚)「バレたな」
( ゚∀゚)「ああ、バレた。でも今更遅い」
 
二人は同時に導火線を擦る。
 
(,メ゚Д゚) ゚∀゚)「せぇーのッ!!」
 
馬鹿でかい掛け声と共に爆弾を壁に向けて投てきした。


 
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:17:36.19 ID:5wxMOfu9O
──連合軍オズン隊
(;><)「どうしよう…このままじゃ全滅です!」
(*`ω` *)「あとちょっと、あとちょっとの辛抱だぽっぽ! 持ち堪えろっぽ!」
 
ちんぽっぽが激励した時、北から爆音が聞こえた。
 
(><)*`ω` *)「合図(です!/っぽ!)」
 
爆音が聞こえた瞬間に連合軍は撤退を開始する。
 
(=゚ω゚)ノ「敵が引いてくよぅ。それに今の爆音はまたプギャーのヤツかよぅ?」


 
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:20:24.39 ID:5wxMOfu9O
──砦内
「貴様らぁ! そこを動くなよ! プギャー様、敵がいます!」
 
兵の叫び声でプギャーと多数の兵が集結する。
 
「くそっ! ナメてるな、手なんか振りやがって…!」
 
兵は壁を蹴る。蹴られた壁はボロボロと崩れ出した。
爆音。
 
「あ、あいつら爆弾の使い方を知っています!」
 
m9(;^Д^)「プ、プギャ!? じゃあなんで爆薬を残して行ったんだプギャ!?」
 
混乱するプギャーを尻目に、兵は崩れた壁を調べ始める。
 
「この壁、なんか変だぞ?」
m9(;^Д^)「壁…? お前ら、その壁を崩せプギャ!」
 
プギャーに言われて壁を崩すと、中には大量の爆薬が…。
 
m9(;^Д^)「や…られた…プギャ…」
『せぇーのッ!!!』

「あいつら爆弾を──!」


 
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:21:39.64 ID:5wxMOfu9O
さっきとは比べ物にならない程の轟音。爆発した大量の爆薬は砦の壁に一定間隔で仕込まれていた爆薬に引火する。
連鎖で爆発し、瞬く間に砦は崩壊した。その爆炎は、あ ら か じ め 埋 め て お い た爆薬に引火して突撃防衛師団と重装歩兵師団を吹き飛ばす。
辛うじて生き延びた者も、降り注ぐ外壁に押し潰されて絶命した。
 
( ゚∀゚)「さて、帰るか」
(,メ゚д゚)「おう」
ジョルジュはお使いを済ませたかのような態度でGIKOを促し、帰路に着いた。

 
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 22:24:22.28 ID:5wxMOfu9O
──リヴムント
( ゚∀゚)「どうだ、少しはスカッとしたか?」
(*`ω` *)「そうでもないぽっぽ…」
(><)「僕もです…」
 
今回の作戦にちんぽっぽとビロードを参加させたのは、もちろん兵の疲労が主だったが、オズンの人々の敵の最期を間近で見せてやりたいという意味合いもあった。
 
( ゚∀゚)「…まぁ、そうだろうな。復讐なんてそんなもんだ。なぁ?」
 
ジョルジュはちんぽっぽとビロード、そして後ろに隠れている者に言った。
 
( ゚∀゚)「テル、出て来い」
 
柱の陰からテルが出て来た。
 
(,メ゚д゚)「このガキがオズンの生き残りか?」
 
GIKOはテルを観察するように眺める。
 
(*゚-゚)「ジョルジュ何とかしてよ。あなた達がいない間ずっと私達に『訓練してくれ』って言ってくるのよ」
 
SHIIは大層迷惑した様子で言う。
 
(;゚∀゚)「まだ諦めてなかったのか…。敵は取ってやったぞ、もういいだろ?」

「よくないっ! 俺は強くなりたいんだ!」

 
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