258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:20:58.19 ID:5wxMOfu9O
──リヴムント
「報告します!! 帝国軍が現れました!」

(;メ゚Д゚)「なんだと!?
まだ一週間は猶予があるはずだぞ!? クソ…ワイルドデビルの数はまだ100頭くらいか…」
「敵は騎兵師団です!」
(,メ゚д゚)「騎兵師団…それならこの早さにも納得がいくが…。歩兵はどうなっている?」
「それが…騎兵師団だけなのです…。それに兵力は3000程かと…」
(,メ゚д゚)「おかしい…たった3000の兵力で此所を落とせると思っているのか? それに歩兵はどこに消えた…? 先に騎兵で先制攻撃をするつもりなのか?
分からねぇ事が多過ぎるぜ…」
「とにかく敵は目前まで迫っています! 指示を!」
(,メ゚д゚)「俺が出て様子を見る。ブーンは待機しろと伝えろ。
後ティーグルとオズンに報告する。使者を送れ。ただし、応援は必要ない」
「はっ!」
(;メ゚д゚)(帝国め…何を考えている…?)


 
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:22:40.94 ID:5wxMOfu9O
──荒野:帝国サイド
帝国騎兵師団はリヴムントを観察するように駐留している。
 
( ・∀・)「おーおー、ゾロゾロ出て来やがったな。しかも歩兵だけとは都合がいい…。せいぜい引っ掻き回してやるからな!」


 
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:25:17.87 ID:5wxMOfu9O
──荒野:リヴムントサイド
(,メ゚д゚)「あいつは…モララーか」
 
GIKOは望遠鏡を手にしながら言う。
 
(,メ゚д゚)「ヤツの指揮官としての力は弱くはない。注意してかかれ」
「はっ!」
 
GIKOの指令で総員が整列する。乱れのない陣形だ。
 
(,メ゚д゚)(しかしあのモララーがあの程度の兵力で此所を落とせると思っているとは考えにくい…。何かの策略か…?)
(,メ゚Д゚)「まあいい。リヴムント傭兵師団の力を見せてやるぜ。行くぞ!」
『オオオオオオォォォ!!!!!』
 
GIKOの声と共に兵が走り出す。それを見た敵も前進する。 
騎兵と歩兵の衝突。
騎兵は歩兵の間を駆け抜けながら剣を振り回す。
歩兵は迫り来る騎兵を前進しつつ斬り付けた。
首を撥ねられ地に伏す者、馬に蹴飛ばされ吹き飛ぶ者、落馬して剣を突き立てられる者……
その中でGIKOは前線で戦う。 
(,メ゚Д゚)「貴様がモララーか。貴様の噂は聞いているぞ」
( ・∀・)「俺もお前の噂は聞いた事があるからな。領主でありながら自ら戦いに赴き、前線で戦う戦闘狂だと聞いたぞ」

 
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:27:26.87 ID:5wxMOfu9O
(,メ゚Д゚)「ふん、戦闘狂か…違ぇねぇ。御託はいい、来い!」
 
GIKOが走り出すとモララーも馬を駆る。
交差する瞬間にGIKOの剣が一閃されるとモララーも剣をすくい上げる。一閃を弾かれたGIKOが振り向くと、モララーも馬を止め、振り向く。
 
( ・∀・)「ここでお前とやるのは得策じゃないからな! 俺が一番戦いたい相手は、お前じゃなくSHIIの騎兵だからなッ!」
 
そう言うと再び馬を走らせ群衆に紛れていった。
 
(;メ゚Д゚)「なんだぁ?」
 
狐につままれたような顔のGIKOに他の騎兵が斬りかかる。GIKOは一歩横に動き身を沈めて槍をかわし、馬の足を斬り飛ばした。
そして転倒して地面に伏す兵に剣を突き刺す。
 
(,メ゚д゚)「本当に訳の分からねえ野郎だぜ…」


 
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:28:34.97 ID:5wxMOfu9O
──夜
(,メ゚д゚)「こちらの被害はどれくらいだ」
「はっ! 死者、負傷者の数共に大きな物ではありません」
 
兵士がGIKOに告げる。
 
(,メ゚д゚)「一日目は様子見という事か。明日からは激しい戦闘になるだろう。お前も体を休めろ」
「御心使い感謝します」
 
兵士は頭を下げて立ち去った。
 
(,メ゚Д゚)「どんな策があるか分からねえが蹴散らしてやるぜ」
 
だがGIKOの予想に反して二日目、三日目も激しい戦闘は行われなかった。むしろ、両軍の被害は初日より少ないくらいだ。
敵は少し戦闘をすると引き、こちらが引くと攻めてくる。これの繰り返しだ。


 
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:29:55.15 ID:5wxMOfu9O
──四日目
( ・∀・)「よーし、これくらいでいいだろう。引くぞッ! 総員遅れるな!」
 
モララーの声と共に去って行く帝国軍。
 
「敵が撤退を開始しました。我々の勝利です!」
(,メ゚Д゚)「なに…? ここで撤退だと?」
 
兵士の言葉に耳を疑うGIKO。 
「ハッハァ! 帝国の奴等め! ビビって逃げて行くぜ!」
「俺達の力を思い知ったか!」
(,メ゚Д゚)「………」
 
勝利に酔う兵士達だが、GIKOは難しい顔をしている。
 
(,メ゚Д゚)「本当に…、訳が分からねえぜ…」

 
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:32:25.27 ID:5wxMOfu9O
──GIKOの屋敷
(*゚ー゚)「お疲れ様。どうだった?」
 
SHIIが労を労いながら問う。手には酒の入ったボトルとグラスを持っている。
GIKOはソファーにもたれながら上を見て言った。
 
(,メ゚д゚)「大した事はねぇな。すぐに去って行きやがった。あれならブーンのヤツが指揮しても勝てたんじゃないか?」 
 
皮肉のつもりで言ったものの、本当にブーンが指揮を執っても勝てたかもしれない。
 
(*゚ー゚)「ふーん…、撤退するんなら私が出たほうがよかったかもね。私なら逃がすような真似はしなかったわ」
 
言いながらGIKOの横に座った。そしてグラスに酒を注いでGIKOに手渡した。
 
(,メ゚д゚)「まあ、お前の部隊なら奴等を逃がす事はなかったな。それにそのほうがヤツも喜んだろう…」


 
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:37:32.28 ID:5wxMOfu9O
(*゚-゚)「ヤツって誰よ?」
 
SHIIは首を傾げる。GIKOはグラスの中身を一口味わってからお茶を濁した。
 
(,メ゚Д゚)「いや…なんでもない。気にするな。
…もっと近くに来い」
(*゚ー゚)「…? おかしな人──」
 
GIKOに近寄るSHIIの唇に、GIKOが唇を押しつけた。
そしてGIKOが唇を放した後に言う。
 
(*゚ー゚)「ウフフ、そして元気な人ね。戦いの後はいつもそう…」
 
そう言うとGIKOの膝に座り、今度はSHIIの方から唇を合わせる。
 
(*゚ー゚)「しょうがない人……今夜は眠れなくしてあげるわ…」
 

決戦予定日までおおよそ二日────


 
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:41:08.54 ID:5wxMOfu9O
リヴムントに連合軍ティーグル隊が到着した。オズンの兵は川を遡っているのでここにはいない。
ティーグル隊の数は14000人。
編成は、
第一〜第四騎兵師団が各1500人。
第一〜第三歩兵師団が各2000人。
そして第一重装歩兵師団が2000人だ。
 
だが本来ならこれと更に、第二、第三重装歩兵師団4000人と、ジョルジュ率いる本隊の3500人が到着するはずだった。
 
(,メ゚д゚)「ジョルジュのヤツはどうした?」
 
GIKOがティーグル兵に尋ねた。兵は畏まった態度で答える。
 
「はっ! ジョルジュ様は『気になる事がある』と兵を残し、ティーグルに残られました。我々の指揮はGIKO様に委ねると…」
(;メ゚Д゚)「なんだと? ヤツめ、この兵力の足りない時に何を考えていやがる!」
 
GIKOにおののく兵に、もう下がれと言うと、まもなく帝国軍で埋め尽くされるであろう荒野に目をやった。


 
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:42:38.78 ID:5wxMOfu9O
──決戦予定日
荒野には帝国軍はおろか、小動物すら現れない。
戦いを今か今かと待つ総勢40000の軍勢の中にGIKOとブーンはいた。
 
(,メ゚д゚)「なぜ現れない…遅れているのか? そうだとしても姿くらいは確認できるはずだが…」
( ^ω^)「こっちの戦力にビビって引き換えしたんじゃないかお?」
 
GIKOは冗談めかして言ったブーンを剣の腹で殴る。そして顔を押さえるブーンに言う。
 
(,メ゚д゚)「馬鹿が。奴等だって馬鹿じゃないんだ。…そうであってほしいもんだがな…」
(;)^ω^)「わざわざ殴らないでほしいお…」


 
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:44:32.72 ID:5wxMOfu9O
──二日後
(,メ゚Д゚)「来ねぇな…。こいつぁマジで逃げたのか…? そろそろ兵にも不満が溜まる頃だぞ…」
( ^ω^)「やっぱり僕の言った通りだお! 殴った事を謝ってほしいお」
(,メ゚д゚)「チッ、悪かったな…」
( ^ω^)「もっと心から謝るお」
(,メ゚д゚)「…調子に乗るんじゃねぇぞ?」
 
GIKOがまたブーンを殴ろうとした時、兵士が血相を変えて走って来た。
 
「ほ、報告します! ティーグル西の森に帝国軍が現れました! 現在残られたティーグル隊が応戦中です!」
(;メ゚Д゚)「馬鹿な…西の森だと? あそこに出る為には山脈を越えなければならないんだぞ!?」
 
GIKOに怒鳴られて怯む兵士。震えながらも言葉を紡ぐ。
 
「し、しかし現にこのような報告がある訳でして…」


 
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:46:26.49 ID:5wxMOfu9O
GIKOは最初信じられないといった様子だったが、思考を巡らせている内に一つの結論を弾き出した。
 
(;メ゚Д゚)「クソッ! 完全に裏をかかれたぜ…。これなら歩兵が消えた事にも説明がいく…奴等森を渡って山脈を越えやがったのか!」
 
GIKOは地面に拳を叩き付けて唸る。
 
(;^ω^)「じゃ、じゃああの時の騎兵師団はなんだったんだお?」
(;メ゚Д゚)「陽動だ…! 戦いに注意を逸らして森を進んでいる事を隠しやがった。それならあの時の被害の軽さにも納得がいく。
野郎、引き際ってのを分かってやがるぜ…」
(;^ω^)「どうするんだお!?」
(,メ゚Д゚)「すぐに応援に向かうぞ。各師団長に──」
「あの、こちらもジョルジュ様からの伝言ですが、「応援はいらない」とおっしゃっておられました…」
(;^ω^)「そんなの無茶だお! すぐに応援に行くお!」
(,メ゚д゚)「…待て。ジョルジュは奴等の策を見破っていた。そんなヤツが考えもなしに応援がいらねぇなどと言うはずがない。何か考えがあるんだろう」
( ^ω^)「でも…」
(,メ゚д゚)「ヤツを信じろ。ヤツなら必ず…」


 
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:47:10.39 ID:5wxMOfu9O
──ティーグル:西の森
二日前の事だった。
 
( б_б)「騙して悪いが戦なんでな。落させてもらおう」
「報告ゥー! 敵が待ち伏せを──!!!」
(;б_б)「なに!!?」


 
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:48:18.92 ID:5wxMOfu9O
──現在
美しいはずの森は死体の山で溢れ返っていた。地面は血に染まり、風は血臭を運ぶ。
だが驚くべき事に、死体の山はほとんどが帝国の物だ。
 
(;б_б)「ど、どうなってるんだ!? おいお前ら! もっとしっかり戦わんか!」
「し、しかし相手が強すぎます……それに我々の残りは──」
 
パニックになっている師団長に兵士が状況を説明する。その説明が終わる前に、重装歩兵の大軍が現れた。
 
( ゚∀゚)「後はお前らだけだぜ。覚悟しろよ」
 
大軍の中からジョルジュが割って出る。
 
(;б_б)「馬鹿なッ! 我々の兵力は10000だぞ! このR.Jの部隊がこんなに簡単にやられてたまるか!」


 
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:50:15.35 ID:5wxMOfu9O
( ゚∀゚)「山登りは疲れるもんなぁ。それに登るとなると身軽な格好で登ったほうが楽だもんなぁ…」
 
ジョルジュはまるで世間話しをするような口調で語る。
 
( ゚∀゚)「身軽な格好でもお疲れの御様子じゃあ流石に素早い行動はとれないもんな。
おかげで剣には力がないし、重装備でも攻撃が当たる当たる…」
(;б_б)「!!!」
( ゚∀゚)「まぁお前らも馬鹿じゃないからそれくらい分かってたよな? その体力でも兵がいない街なら落とせる気でいたんだろう?
いないはずの敵が、それも本隊がいたら動揺して士気は下がるしなぁ…」
 
R.Jは全てを理解したようだ。もはや戦う気力も残っていない様子でうなだれる。
 
(;б_б)「ち、ちくしょう…っ!」
( ゚∀゚)「殺さずに捕らえろ。後でたっぷり尋問してやるぜ。それとお前ら…」
 
後ろに控えている兵士達の方を向く。
 
( ゚∀゚)「帝国の奴等の装備は全部剥いどけよ。剣なんかでもいい金になるからな。それと、指輪は一つも残さず回収しろ」
 
冷徹な口調で指令を出すが、またすぐに張りのない声に戻る。
 
( ゚∀゚)o彡゚「さて、一応戦いは終わったぞ。…帰ったら楽しみだ」
 
彼は腕を大きく振りながら街へと帰って行った。


 
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 14:52:02.79 ID:5wxMOfu9O
その頃…
(><)「誰も来ませんね…。もう三日目ですよ」
(*`ω` *)「場所間違えたっぽ?」
(><)「そんなはずはないんですが…」
(*`ω` *)「じゃあもうちょっと待ってみるぽっぽ」
オズン隊はこの後三日間この場所に駐留した…


 
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 18:44:39.87 ID:5wxMOfu9O
──二週間後 ラウン城:作戦会議室
帝国軍の大隊長が集まっている。顔触れは以下だ。
 

( ・∀・) 帝国騎兵師団 大隊長モララー
/ ,' 3 帝国重装歩兵師団 大隊長荒巻スカルチノフ
(=゚ω゚)ノ 帝国突撃防衛師団 大隊長いよぅ
m9(^Д^)帝国火竜兵師団 大隊長プギャー
 
そこに、帝国歩兵師団大隊長のニダーが入って来た。表情は、曇っている。
 
/ ,' 3「…zzZ」
<ヽ`∀´>「恐らくR.Jの部隊は全滅したニダ」
 
ニダーははため息を漏らしながら伝える。そこに小馬鹿にしたような笑い声が聞こえた。
 
( ・∀・)(所詮捨て駒か…)
m9(^Д^)「勝手な行動で全滅、プギャー!」
<ヽ`∀´>「プギャー、笑い事じゃないニダ。それと荒巻は起きろニダ」
/ ,' 3「…zzZ」
 
この寝ている男…荒巻は一向に起きる気配はない。ニダーは、またため息をついて話し始めた。
 
<ヽ`∀´>「そもそもモララー、お前がR.Jを唆したのが原因ニダ。その辺りをどう思ってるニダ?」
( ・∀・)「唆したとは人聞きが悪い。俺はちょっと背中を押しただけだからな」
 
モララーはしれっと応える。悪いとは感じていないらしい。

 
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 18:46:34.21 ID:5wxMOfu9O
(=゚ω゚)ノ「でも10000の兵を失ったくらいで僕達が負ける訳ないよぅ」
m9(^Д^)「いよぅの言う通りだプギャ。それともニダー、お前はこれで俺達が負けるとでも思ってるのかプギャ?」
 
プギャーは、またも小馬鹿にしたように話す。この話し方は彼の癖なのだろう。
 
<ヽ`∀´>「そういう問題じゃないニダ。これで閣下の怒りを買ったらどうする気だったニダ。あの御方が怒ったら大隊長でも命の保証は出来ないニダ。
プギャー、お前が報告するニダ?」
m9(;^Д^)「プ、プギャ…」
/ ,' 3「! ……」
 
プギャーは途端に押し黙る。さらに荒巻も目を覚ました。
 
<ヽ`∀´>「安心するニダ。とりあえず今回の件はウリが報告しておいたニダ。ただしこれからは軽はずみな行動は慎むニダ」
 
ニダーの発言で、部屋に立ち込めていた重い空気が軽くなった。
 
( ・∀・)「悪かった。閣下は恐ろしい御方だからな」
 
モララーも素直に詫びを入れる。やはり彼らも、皇帝を恐れているらしい。皇帝は絶対的な存在のようだ。
 
(=゚ω゚)ノ「で、次の作戦はどうなっているんだよぅ」
<ヽ`∀´>「それは──」
川 ゚ -゚)「それは私が説明する」

 
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/12(金) 19:27:13.43 ID:5wxMOfu9O
ニダーが言いかけた時に割って入ったハスキーな声。声の主の名前はクー。
帝国軍の数少ない女性で、作戦参謀を務める。
クーは地図を広げて説明する。
川 ゚ -゚)「歩兵第一〜第四、騎兵第一〜第四師団に出陣してもらう。
派手に暴れてくれ。場所はここ、ガイドの森の上だ」
 
地図上にある、セイレムから東に250km離れた場所を指差す。
 
<ヽ`∀´>「モララーと一緒ってのが気になるニダ…」
( ・∀・)「暴れてやるからな!」
川 ゚ -゚)「それからプギャー、お前の部隊には火竜騎兵師団になってもらう。
騎兵第五、火竜第一師団は北の山脈を通ってオズンを目指せ」
 
m9(^Д^)「俺の出番って事は…オズンはメチャクチャになるプギャー」
 
プギャーが凶悪な笑みを浮かべる。
 
川 ゚ -゚)「以上だ」
 
クーが部屋から出ようとすると、いよぅが不平の声を上げた。
 
(=゚ω゚)ノ「僕の出番はなしかよぅ」
川 ゚ -゚)「いよぅと荒巻は待機。城を守れ。文句はないな?」
 
突き放すように言い放つ。大層がっかりしたのか、いよぅは肩を落とした。
 
(=゚ω゚)ノ「…つまんないよぅ」
/ ,' 3「…zzZ」


 
inserted by FC2 system