第5話「ほえる友達」後編
━その頃のツン達・筋力テストルーム━
バーベルを持ち上げようと頑張るツン
ξ;`听)ξ「ふんっんんん・・・・」
ξ;`听)ξ「んんんんんんんん・・・・・」
ξ;゚听)ξ「はぁー、だ、駄目ね。上がらないわ」
(*゚ー゚)『ツンさん、ギブアップですか?』
ξ;゚听)ξ「あ、はい・・・20sでギブアップします」
(*゚ー゚)『分かりました』
(*゚ー゚)『リィーさんは・・・』
リィーもバーベルを上げようとしている
が、重りの数が違う
《゚ー´;》「ふぅぅぅうう・・・・・」
《゚ー´;》「ふんっ!」
ξ;゚听)ξ「!」
(*゚ー゚)『あら、凄いわ』
《゚ー゚;》「ふぅ、・・・」
《゚ー゚;》「・・・あ、私もこれでギブアップしますね」
《゚ー゚;》「45sです」
(*゚ー゚)『わかりました』
《゚ー゚;》「はぁー、疲れた」
ξ;゚听)ξ「凄いわね、リィー」
《*゚ー゚》「え?そうかな?」
ξ;゚听)ξ「だって、私の倍以上も持ち上げてるじゃない」
《*゚ー゚》「えへへ・・・」
(*゚ー゚)『えー、』
(*゚ー゚)『これで本日の検査は終了になります』
(*゚ー゚)『お疲れさまでした』
(*゚ー゚)『ゲートは向こう側です』
ξ;゚听)ξ「あ、やっと終わったのね」
《゚ー゚*》「ふぅ、行きましょ、ツン」
EXITと書かれたゲートからツンとリィーは出て行く
━検査ホール前━
ξ゚听)ξ「はぁー、疲れた。」
《゚ー゚*》「今日は楽しかったね」
ξ;゚听)ξ「た、たのし・・・・」
ξ;゚听)ξ「体育会系なのは昔からね、リィー」
《゚ー゚*》「うん」
《゚ー゚*》「ねぇ、内藤さん達待つでしょ?」
ξ゚听)ξ「え?」
━その頃内藤達のいる筋力テストルーム━
なんでだお・・・・・
(;`ω´)「ふんぉおおおおおお!!」
なんで上がらないお・・・・・・
(;'A`)「な、内藤、無理するな」
(,,゚Д゚)『そうだな。さっさとギブアップしたほうがいい。』
(,,゚Д゚)『この世には限界ってもんがある。』
(;`ω´)「・・・・・・・」
このままじゃ・・・・・
━1時間前・筋力テストルーム━
(,,゚Д゚)『えー、これで12個目の筋力テストが終了したわけだが』
(;^ω^)「足腰痛いお・・・」
(;'A`)「ふ、腹筋が・・・・・」
(,,゚Д゚)『こいつが最後だ』
内藤とドクオの目の前にはバーベルと無数の重りが
(;'A`)「・・・・最後は重量挙げか」
(;^ω^)「お」
(;^ω^)「得意分野ktkr」
(,,゚Д゚)『おっと』
(,,゚Д゚)『最後は特別だぞ』
(;^ω^)(;'A`)「?」
(,,゚Д゚)『ここにある重りの総重量は350sある』
(,,゚Д゚)『これを』
(,,゚Д゚)『二人で分割して全部持ち上げろ』
(;^ω^)(;'A`)「!?」
(;'A`)「さ、350キロを二人で!?」
(,,゚Д゚)『そうだ』
(;'A`)「無理だろ!」
(;^ω^)「・・・・・・」
(,,゚Д゚)『無理でもやってみろ。チャンスは無制限なんだぞ。』
(;'A`)「む、無茶苦茶言うよな・・・・」
(;'A`)「なぁ内藤?」
(;^ω^)「・・・・・・・」
(;'A`)「?」
(;'A`)「お前まさか・・・・」
(;^ω^)「これは、走力テストの借りを返すチャンスだお」
(;^ω^)「ドクオ、何キロまで上がるお?」
(;'A`)「ほ・・・・本気か・・」
(;'A`)「俺は超頑張って100キロぐらいだ。それ以上は絶対無理」
(;'A`)「でも、それじゃ・・・・」
(;^ω^)「把握した。」
(;^ω^)「漏れは、250キロ上げるお」
(;'A`)「!?」
(,,゚Д゚)『・・・・・』
(;'A`)「250って・・・おま、正気か!?」
(;^ω^)「正気だお」
ガチャガチャと準備を始める内藤
(;'A`)「・・・・・・・」
(,,゚Д゚)『・・・・・・・・・・・』
(,,゚Д゚)『・・・いや、正気とは思えないな。』
(,,゚Д゚)『お前の身長、体重、体格からして250は上がらない』
(;^ω^)
(,,゚Д゚)『そして今のところこの検査をパスしたやつはいない』
(,,゚Д゚)『両肩脱臼。これがオチなんだよ』
(;^ω^)(;'A`)「・・・・・・」
(,,゚Д゚)oO(・・・・・・・・)
(,,゚Д゚)oO(まったく・・・・俺もこの検査の意味がわかんねぇよ。)
(,,゚Д゚)oO(ジョルジュ・・・・一体何を考えてんだか。)
準備を終える内藤
(;^ω^)「ドクオ、100キロ頼むお」
(;'A`)「あ、ああ・・・」
バーベルに手をかけるドクオ
(;`A´)「ふんっ!んんんん・・・・・・」
なんとか頭の上までバーベルを持ち上げる
(;`A´)「んんんんっ・・・・」
ゴトンッ
(;'A`)「はぁー、なんとか、はぁー、持ち上がったぜ・・」
(,,゚Д゚)『ドクオ100sクリア。残り250s』
(;^ω^)「・・・・・」
バーベルに手をかける内藤
(;'A`)「内藤・・・・・・」
腕に全神経を集中させる
(;`ω´)「ふんんんんんんっ!!」
(,,゚Д゚)『・・・・・・・』
内藤の腕の筋肉は大きく盛り上がり、血管が浮き出る
(;`ω´)「ぉおおおおおぉぉおおおお!!!」
が、バーベルは持ち上がらない
(;`ω´)「ぉおおおぉおぉおおおお!!」
(,,゚Д゚)『やはりか』
━現在・筋力テストルーム━
(;`ω´)「はぁー、はぁー、」
(;'A`)「・・・・・」
(,,゚Д゚)『・・・・・・・』
(;'A`)「内藤、無理すんなって・・・ギブアップ・・・」
(;`ω´)「だ、だめだお!」
(,,゚Д゚)『・・・・・・・』
(;`ω´)「ドクオの足引っ張ったまま終わりなんてやだお!」
(;'A`)「そ、そんなこと・・・・」
(,,゚Д゚)『もう一度言うが』
(,,゚Д゚)『この世には限界ってもんがある。できないことをやろうとするのは無意味だ』
(,,゚Д゚)『お前らのここまでの成績は悪くない。』
(,,゚Д゚)『みんなこいつを失敗してんだ。諦めてもいいだろ』
(;'A`)「な、内藤・・・・やっぱ・・・」
(;`ω´)「違うお!!」
(,,゚Д゚)『?』
(;'A`)「?」
(;`ω´)「限界なんて無いお!」
(;`ω´)「それを証明するために!!土星に行くんだお!!」
(,,゚Д゚)『!』
(;'A`)「!」
再びバーベルに手を伸ばす内藤
(;`ω´)「・・・・・・・・」
こんぐらい持ち上げられなくて
(;`ω´)「おおぉ・・・・・」
比推力100万秒はでないお
(;`ω´)「おぉおぉおぉおおおおおおおおおお!!!」
こんぐらい持ち上げられなくて
(;`ω´)「第二宇宙速度はでねェェんだおおおおおおおお!!!!!!!」
バーベルが浮いた━━━
※第二宇宙速度
人工天体が地球軌道から脱出する速度。秒速11.2km。脱出速度とも言う。
━検査ホール前・カフェテリア━
《゚ー゚*》「ねぇ、ツン」
ξ゚听)ξ「ん?なに?」
《゚ー゚*》「ツンは内藤さんのこと好きなんだよね?」
ξ///)ξ「なっ」
ξ///)ξ「なによ・・・やぶからぼうに・・・・」
《゚ー゚*》「ふふ、否定はしないのね」
ξ///)ξ「・・・・・」
《゚ー゚*》「ツン、」
《゚ー゚*》「ね、内藤さんのどこがいいの?」
ξ///)ξ「え・・・・」
《゚ー゚*》「ふふ」
ξ///)ξ「それは━━
━再び内藤達のいる筋力テストルーム━
ゴオンッ
部屋中にバーベルを置いた音が響く
(;`ω´)「はぁー、はぁー、はぁー、はぁー、」
(;'A`)「す・・すげ・・・・」
(;゚Д゚)『・・・・・・』
(;゚Д゚)『内藤、250sクリア。残り0s・・・・』
(*'A`)「す、すげぇ!!すげぇぞ内藤!!」
(;´ω`)「はぁー、はぁー、」
へなへなと崩れ落ちる内藤
(;´ω`)「はぁ、漏れ、借り返したお?」
(*'A`)「ああ!もう・・凄すぎだぜ!!」
(;゚Д゚)oO(・・・・・・・)
(;゚Д゚)oO(さっきの走力テストといいこの筋力テストといい・・・・)
(;゚Д゚)oO(なんなんだこいつら・・・・・・)
(;゚Д゚)『あー、あー。』
(;゚Д゚)『また、5万人中クリアしたのはまたお前らだけだな』
(;゚Д゚)『それなりの評価は、してやる』
(;^ω^)「うひひwwやったおww」
(*'A`)「お前のおかげだwww」
(;゚Д゚)『ちっ・・・・』
(;゚Д゚)『検査は全て終了』
(;゚Д゚)『出口は向こうだ。』
(;^ω^)「やった!終わったお!」
(;'A`)「ふぅ、どいつもこいつもぶっ倒れる意味がわかったかもだぜ・・・・」
(;'A`)「行こうぜ、内藤」
(;^ω^)「ギコさんありがとうだったお!ばいばいだお!」
(;゚Д゚)「・・・・・」
ゲートをくぐり、出口に向かう内藤とドクオ
(,,゚Д゚)「・・・・・ったく」
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(;`ω´)「限界なんて無いお!」
(;`ω´)「それを証明するために!!土星に行くんだお!!」
(,,゚Д゚)『!』
(;'A`)「!」
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(,,゚Д゚)「俺にむかってタンカきるなんたァ・・・・」
(,,゚Д゚)「・・・・・・」
(,,゚Д゚)「ジョルジュ、てめぇの賭けもあながち外れてねぇかもな。」
(,,゚Д゚)「面白い船に・・・・・乗るかもしれねぇな・・・・」
ギコはテストルームを後にした
━検査ホール前・カフェテリア━
《゚ー゚*》「あ、内藤さん達来たよ」
ξ///)ξ「え?」
( ^ω^)「お!」
('A`)「待っててくれたのか」
ξ///)ξ「べ、べつに待ってたわけじゃ・・・・」
《゚ー゚*》「クスクス」
《゚ー゚*》「さ、帰りましょ」
( ^ω^)「把握した。疲れたお」
('A`)「おう。帰ろうか」
ξ///)ξ「あ、」
ξ///)ξ「リィー、」
《゚ー゚*》「?」
ξ///)ξ「さっきの質問だけど━
やるときゃやるのよ、あいつ
そこが━━